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hiroのレビュー・評価・感想

彼方のアストラ / Astra Lost in Space
9

終盤のどんでん返しにトリハダです...

宇宙旅行が容易になった近未来を舞台に、修学旅行中の事故でとある惑星に放り出されてしまった高校生たちが、故郷の星に帰還するまでの旅を描いた漂流少年漫画です。

主人公たちが旅をする中で訪れる惑星はどこも魅力にあふれていて、「次はどんな惑星にたどり着くんだろう…?」と私自身とてもワクワクしながら読んでいました!!
また過去や内面の心情描写などを始めとして、キャラクター一人ひとりの魅力がしっかりと深掘りされているので感情移入がしやすく、魅力的な惑星も含めて私自身が主人公たちと一緒に旅をしているような気分になりました!

キャラクターの引き立て方や人間関係の動かし方、訪れる惑星の魅力度などが非常にハイレベルで、単純に冒険マンガとしてレベルが高いです。しかしこの漫画の真骨頂は後半につれて明らかになってくる主人公たちの出自の謎、そして”とある惑星”を訪れた時に明らかになる「衝撃の事実」からなる超どんでん返しの展開です!!

衝撃の事実が明らかになる場面は、おススメしてくれた友人に「マジでトリハダだよ」と言われていたので覚悟して読んでいたのですが、私自身それでもとんでもない衝撃を受けました…。マジでトリハダです…!!

前作『SKET DANCE』のようなハイテンションギャグマンガとは打って変わって、ストーリーの纏まり方や謎に迫っていくまでの展開が非常にスマートでかつ引き込まれます。そしてあのページで受ける圧倒的な衝撃…!!

是非読んで確認してみてください!!

進撃の巨人 / Attack on Titan
9

面白い

とても面白いです。物語の序盤に主人公が死んでしまうという印象的な漫画になります。
世界観は人類が巨人という生物に怯えながら生活をしていて自由を求めて仲間と立ち向かっていくというものです。
あまりに大きい生物に理不尽に簡単に大切な人を殺されてしまい怒りから主人公が訓練をして奮起していきます。
物語の序盤で主人公が巨人に食べられて死んでしまいますが、巨人になって復活をします。
仲間もなにがなんだかわからないという気持ちで、もちろん主人公自身も巨人になって復活をしたのか理解できないという気持ちです。
巨人の力の謎の真相を追っていく中で他にも巨人になることができる力を持っている人類が現れたり、物語の展開が早くてドキドキしながら見ることが出来ます。
大事な仲間がどんどん死んでしまったり他の漫画ではなかなか見ることのない展開が見ることができます。
絶望するようなシーンが何度も訪れてどうやって乗り越えていくのだろうと続きを早く見たくなります。
人類最強と言われるキャラクターが登場するシーンは迫力があって何度も見たくなります。
キャラクターそれぞれに強い個性があって飽きることなく見続けられます。おすすめですので是非見てください。

ゆれる
8

信じればよかった

この作品のオダギリジョーは、セクシーすぎて困ってしまいます。兄弟の間に一人の女がいて、その女の転落死をめぐる話です。女は真木よう子が演じていて、これまたきれいでした。兄は香川照之さんで、暗くてなんか不気味な役です。彼が、わざと女を落としたのではないかという話なのですが、香川さんはただお喋りが苦手な人のいい人のようにも見えるし、思い詰めたら暴力的なことをする人のようにも見えるし。結局香川さんが有罪なのか否かわからなかったです。自己弁護の下手な人は確かにいて、悪いことしてないのに誤解されたり、罪に問われたりするから、見ていて怖くなりました。弟は兄が殺したのではと思っていて、だから結局あんなことを言ってしまったけど、どこか偏見があったのかもしれません。すごく悲しいし切ない話だと思いました。最後、オダギリジョーが「にいちゃん、にいちゃん」と、子どものように兄を呼ぶところが印象的で、その場面をよく覚えています。ああ、いくつになっても兄は兄、弟は弟なのだなと思いました。後悔しても遅いけど、後悔せずにはいられない、そんな心境だったのでしょう。あのとき、あの子が落ちてなければ、いや、落ちたあとも兄を信じきれていたら、起きなかった悲劇に涙が出ます。