彼方のアストラ / Astra Lost in Space

彼方のアストラ / Astra Lost in Space

『彼方のアストラ』とは、篠原健太が『少年ジャンプ+』で2016年5月から2017年12月まで連載していた漫画、及びをそれを原作としたTVアニメ作品。
舞台は宇宙への往来が当たり前になった近未来。宇宙空間で何者かに狙われ遭難した、9人の少年少女のサバイバルを描く。宇宙船という閉鎖空間で、彼らを襲った犯人が仲間の中にいるというサスペンスと、仲間達との友情と恋愛を描く学園ドラマのような要素、そしてギャグが融合した作品となっている。

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彼方のアストラ(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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彼方のアストラの回収済み・未回収の伏線・謎まとめ

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『彼方のアストラ』とは、日本の漫画家・篠原健太によるSFミステリー漫画。集英社のウェブコミック配信サイト『少年ジャンプ+』で2016年5月から2017年12月にかけて連載していた。2019年にTVアニメ化している。単行本は全5巻。 主人公のカナタ・ホシジマ達は9人は宇宙船に閉じ込められてしまう。その中に自分達の命を狙う刺客がいることが判明し、犯人を見つけ、無事に故郷へ帰るために奮闘する。作中では多くの謎が散りばめられており、最終回までにその謎や伏線が鮮やかに回収されていると読者の評価が高い。

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彼方のアストラの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

彼方のアストラの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『彼方のアストラ』とは、篠原健太による漫画作品。 学校行事で惑星マクパへと向かったケアード高校B5班の生徒達だったが、突如現れた謎の球体に吸い込まれ、気が付くとそこは宇宙空間だった。偶然近くにあった宇宙船へと逃げ込んだB5班の9人は、現在地がマクパから5千光年の彼方である事実を知る。 宇宙で遭難した生徒達が力を合わせて5千光年を旅するサバイバルを描く漫画である。長い旅の中で数多くの名言も生まれている。

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SKET DANCE(スケットダンス)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『SKET DANCE(スケットダンス)』とは、篠原健太によって、『週刊少年ジャンプ』で2007年から2013年まで連載された学園コメディ漫画である。2011年にはテレビアニメが放映された。ギャグを中心に、シリアスな面や謎解き要素など、様々なストーリーを楽しめることが魅力的な作品となっている。 開盟学園で生徒の学園生活をサポートする活動を行う学園生活支援部、通称「スケット団」。ここに所属するボッスン、ヒメコ、スイッチの3人を中心に、学校での様々な事件やハプニングの様子が描かれていく。

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ウィッチウォッチ(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『ウィッチウォッチ』とは、篠原健太による少年漫画。集英社出版の『週刊少年ジャンプ』にて、2021年10号より連載されているロマンティックコメディである。鬼の末裔であるモリヒトこと乙木守仁には、千年に一度誕生するといわれる魔力を持つ魔女の若月ニコという幼馴染がいた。その魔力を狙う黒魔女たちからニコを守るよう、彼女の母親から頼まれたモリヒト。こうしてモリヒトとニコの同棲生活は始まった。

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ウィッチウォッチの魔法まとめ

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2021年から篠原健太によって『週刊少年ジャンプ』に連載されている『ウィッチウォッチ』。見習い魔女のニコが、幼馴染で鬼の末裔の乙木守仁、天狗の風祭監志、狼男の真神圭護、吸血鬼の霧生美晴と共同生活を送りながら、ドタバタした日常を過ごしていくファンタジー漫画である。作中ではニコの使用する魔法によって様々な予測不可能な事態が日常的に発生しており、それに巻き込まれる守仁たちの反応が大きな魅力となっている。本記事では『ウィッチウォッチ』に登場する魔法を紹介する。

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ウィッチウォッチの種族まとめ

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篠原健太によって2021年から『週刊少年ジャンプ』で連載されている漫画『ウィッチウォッチ』。作中には修行中の魔女である若月ニコや、幼馴染で鬼の末裔である乙木守仁、天狗の風祭監志、狼男の真神圭護、吸血鬼の霧生見晴といった様々な種族のキャラクターが登場している。本記事では「魔女」「鬼」「天狗」「狼男」「吸血鬼」達が持つそれぞれの特徴や特殊能力をまとめた。

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ウィッチウォッチの必殺技・特殊能力まとめ

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2021年から篠原健太によって『週刊少年ジャンプ』に連載されている『ウィッチウォッチ』。魔女見習いであるニコが、「鬼」「天狗」「狼男」「吸血鬼」という4人の「使い魔」と共にドタバタした日常を過ごしたり、彼らを取り巻く陰謀と戦っていくファンタジー漫画だ。4人の使い魔たちはそれぞれ特殊能力を持っており、日々襲い掛かる様々なトラブルに対処している。本記事では『ウィッチウォッチ』に登場する必殺技や特殊能力を紹介する。

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SKET DANCE(スケットダンス)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

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「SKET DANCE」は、篠原健太によって「週刊少年ジャンプ」に連載された漫画作品。 学園生活支援部、通称「スケット団」は、生徒の楽しい学園生活を守る人助けの部活である。主人公であるリーダーの「ボッスン」は、「ヒメコ」と「スイッチ」の二人と共に、個性的な生徒達から舞い込む数々の相談事を解決していく。ギャグが軸でありながら、人助けにまつわる深い名言が数多く存在する。

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マンガ大賞2019にノミネートされた作品の魅力に迫る!【彼方のアストラ、ブルーピリオド他】

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「マンガ大賞」とは書店員を中心とした有志による選考委員が、誰かに薦めたいと思う“今一番フレッシュなマンガ”を投票で決める大賞だ。2008年から始まったこの大賞。第12回となるマンガ大賞2019は、見事大賞を受賞した『彼方のアストラ』をはじめ、2021年10月からアニメ化される『ブルーピリオド』など、素晴らしい作品がノミネートされた。

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週刊少年ジャンプ連載作品で、2007年1号以降に終了した作品をすべて順に紹介します。『週刊少年ジャンプ』は、集英社が発行する日本の週刊少年漫画雑誌。略称は『ジャンプ』『WJ』 。1968年に『少年ジャンプ』として月2回刊誌として創刊し、翌1969年より週刊となり『週刊少年ジャンプ』に改名した。

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『週刊少年ジャンプ』誌上で連載されアニメ化も果たしたSF時代劇『銀魂』作者の空知英秋と、同じくアニメ化している『SKET DANCE』作者の篠原健太は、師弟関係である。 2011年、双方の作品がコラボレーション回を展開。互いの物語の舞台に互いの主人公一行が乱入して一騒ぎ起こしていくという内容で、そのハチャメチャな展開を「いかにも『銀魂』と『SKET DANCE』らしい」とファンは大いに喜んだ。

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「宇宙人にむりやり開国させられた江戸の町」を舞台に、攘夷戦争の英雄・坂田銀時の奔放な活躍を描く『銀魂』。開盟学園高等学校を舞台に、学生たちの困りごとを解決する"スケット団"の活躍を描いた『SKET DANCE』。それぞれの作者である空知英秋と篠原健太は、師弟関係であることが知られている。 この縁から、『銀魂』と『SKET DANCE』のアニメで双方のキャラクターが同時に登場するコラボ回が放送されることが決定。ファンの反応を紹介する。

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「これから何か漫画を読もうかな」という方にとって、巻数はけっこう重要です。あまりにも巻数が多いと、気持ち的にちょっと大変ですものね。でも、何十巻もあるということはそれだけ人気が高いということなので、内容が素晴らしいと見てほぼ間違いないでしょう。この記事では、10巻以上かつすでに完結している漫画についてまとめました。明日誰かに勧めたくなる名作揃いなので、ぜひ読んでみてください!

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『週刊少年ジャンプ』で連載が開始される前に、読者に周知する目的で掲載されることが多い「読み切り版」。中には「連載版」と「読み切り版」で設定が大きく変更されている作品もたくさんあるのだ。記事内では『食戟のソーマ』『NARUTO』『SKET DANCE』『キン肉マン』『DEATH NOTE』などの作品について、「読み切り版」と「連載版」の設定の違いをまとめて紹介している。

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彼方のアストラ / Astra Lost in Spaceのレビュー・評価・感想

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彼方のアストラ / Astra Lost in Space
9

終盤のどんでん返しにトリハダです...

宇宙旅行が容易になった近未来を舞台に、修学旅行中の事故でとある惑星に放り出されてしまった高校生たちが、故郷の星に帰還するまでの旅を描いた漂流少年漫画です。

主人公たちが旅をする中で訪れる惑星はどこも魅力にあふれていて、「次はどんな惑星にたどり着くんだろう…?」と私自身とてもワクワクしながら読んでいました!!
また過去や内面の心情描写などを始めとして、キャラクター一人ひとりの魅力がしっかりと深掘りされているので感情移入がしやすく、魅力的な惑星も含めて私自身が主人公たちと一緒に旅をしているような気分になりました!

キャラクターの引き立て方や人間関係の動かし方、訪れる惑星の魅力度などが非常にハイレベルで、単純に冒険マンガとしてレベルが高いです。しかしこの漫画の真骨頂は後半につれて明らかになってくる主人公たちの出自の謎、そして”とある惑星”を訪れた時に明らかになる「衝撃の事実」からなる超どんでん返しの展開です!!

衝撃の事実が明らかになる場面は、おススメしてくれた友人に「マジでトリハダだよ」と言われていたので覚悟して読んでいたのですが、私自身それでもとんでもない衝撃を受けました…。マジでトリハダです…!!

前作『SKET DANCE』のようなハイテンションギャグマンガとは打って変わって、ストーリーの纏まり方や謎に迫っていくまでの展開が非常にスマートでかつ引き込まれます。そしてあのページで受ける圧倒的な衝撃…!!

是非読んで確認してみてください!!

彼方のアストラ / Astra Lost in Space
10

宇宙サバイバル物の新定番間違いなし

本作品は、修学旅行中の生徒達が突如宇宙空間に取り残され、自分たちの星へと帰る軌跡をたどった、宇宙サバイバルアニメです。本作品では、様々な経歴を持った生徒たちが衝突しながらも打ち解け合い、硬い絆で結ばれながら帰還する様子を、ミステリー要素も交えながら描いており、飽きの来ないハラハラドキドキ感を味わえます。
宇宙空間に取り残された経緯としては、修学旅行先の惑星で突如謎の球体に飲み込まれ、飲み込まれたと思ったら次の瞬間には宇宙空間に漂っているといった、なんとも謎の多い展開となっております。
お互い話し合っていくうちに、あの球体の正体は何なのか、なぜこのメンバーが宇宙に取り残されることになったのか、自分たちへの星に帰還する手立てはあるのか等々、様々な謎が浮かび上がり、解決されていきます。
この物語のキーシーンとなるのは、ある惑星で宇宙船にコールドスリープされていた宇宙船の乗組員との出会いです。その乗組員は、生徒たちと会話を交わす中で、生徒たちが漂流する何十年も前にその惑星へとたどり着いており、裏で様々な思惑が交錯するある計画が実行済みだという事実に気が付きます。
シンプルに友情物語、サバイバル物としても面白い作品ですが、ミステリーものとしても完成度の高い作品となっております。

彼方のアストラ / Astra Lost in Space
10

予測のできないストーリー展開を持ち合わせたSF系アニメ

ワンクールのアニメだが、最初から最後までワンクールで終えるためにきちんとストーリー展開を考えて作られたアニメだと感じた。
9人の少年少女らが近未来の世界で宇宙旅行に行くが、そこで突如現れたワープゲートで宇宙の無重力世界にワープしてしまう。そこで偶然にも宇宙船を見つけ、乗り込むことに成功した9人は誰がこんなことをして、なんのために果ての世界まで送られたのか、真実を解明してくと言ったあらすじのアニメ。
自分らが住んでいた星に帰るため、船を利用しようとするが食料や水の問題が発生して絶望的状況になってしまう。しかし、いくつもの星をたどって食料や水を確保しながらのルートで行けば、元の星に帰ることができると判明。最初はバラバラだったみんなの息が最終話に近づくにつれて一丸となって前に突き進んでいく。そのいろいろな星を駆け巡り、不安に負けず立ち向かっていくシーンの数々が心に響き、とてもオススメできる。
また、彼らは元の星の世界のだれかに殺されるために宇宙の果てに投げられたのだという。なぜそんなことをする必要があったのか。そもそもこの星の秘密とは何なのか。考えれば考えるほどわからなくなるが、すべてを見終えてしまうとすべての謎を回収し解決までしてくれるので、後味が悪い感じでも終わらない部分も魅力的。個人的にはもう少し他の星での暮らしを詳細に作ってほしかった。
ツークールでも十分に視聴数が取れると感じたアニメ。自信を持ってオススメします。

彼方のアストラ / Astra Lost in Space
10

おすすめのマンガです

SF系のマンガはあまり興味が無かったのですが、この作品はただのSFではなく、人間ドラマがとても面白かったので、あっという間に読み終えていました。まず最初に主人公たちの前に現れる謎の球。ここからどんどん物語の中に引き込まれていきます。そして次々に明かされるキャラクターたちが持っている秘密。たくさんのことが明らかになっているはずなのに、謎はどんどん深まっていって読み進めたくなるばかりです。引き込まれる理由は謎が多いからだけではなく、キャラクターたちが一人の人間として成長していく姿にもあります。最初は自分のことだけしか考えられないようなキャラクターが思いやりのある姿を見せたり、内気なキャラクターが自分の特技を活かして仲間と打ち解けたり。様々な境遇で育ってきたキャラクターたちが心を開いて成長する姿には感動します。そしてなんと言ってもこのマンガの魅力は、ストーリー構成の上手さです。最初から全て伏線になっていて、最後真実を知った時には誰もがもう一度最初から読み直したくなることでしょう。伏線が本当にすごいのは、読んでみたら絶対に感じると思います。最後に、彼方のアストラは作画がとても丁寧できれいです。あまりマンガを読んだことのない人も読みやすいと思います。是非一度、彼方のアストラを読んでみてください!

彼方のアストラ / Astra Lost in Space
8

未知なるものへと向かうワクワク感がたまらないSFコメディ漫画

ジャンプ+にて2016年に連載されていたSFサバイバル漫画。「SKET DANCE」や「ウィッチウォッチ」を描いている篠原健太先生の作品です。

序盤ギャグ多めのコメディ漫画と思いきや少しずつ判明していく事実や謎が好奇心をそそる内容となっています。

舞台は、一般市民でも宇宙旅行が当たり前にできる近未来西暦2063年。主人公は惑星キャンプに参加するケアード高校の生徒たち。彼らは「惑星マクパで生徒だけで5日間を過ごす」はずだったのだが、惑星に到着後、突如現れた真っ黒なブラックホールに飲み込まれ宇宙空間に遭難してしまう。

飛ばされた先に運良くあった宇宙船に乗り込むと、故郷とは程遠い場所にワープしてしまった事実を知り愕然としたメンバーたち。戸惑いながらも複数の惑星を経由していけば故郷に帰れることが分かり帰還を決意、ここから少年少女たちの惑星サバイバルが始まります。

遭難したメンバーたちは全員なんらかに特化した才能を持っていましたが、徐々に共通点があることが分かってきます。
「なぜ自分たちが遭難したのか?」「ワープの先になぜ運良く宇宙船が会ったのか?」このあたりの疑問や伏線の回収はお見事。5巻で綺麗に収まっています。
回を追うごとに主人公たちの人間的成長も見られ、読了後は爽快な気分になれること間違いなし。

私個人的には高評価ですが、ネットでは評価が真っ二つに分かれており、特にSFファンからはご都合主義との意見もあります。ただ、この漫画のメインの話は少年少女の成長物語。ライトに読むことのできるSF漫画とすれば大満足でした。

タイトルの「彼方のアストラ」の本当の意味が分かったときリアルで鳥肌が経ちました。物語の要となる伏線なので、ネタバレはしません。本編を楽しんでくださいね。

彼方のアストラ / Astra Lost in Space
10

『SKET DANCE』の次回作

この漫画は篠原健太先生の代表作『SKET DANCE』の次に創られた作品です。
キャラが似ていたりギャグ要素が多かったりするので、『SKET DANCE』が好きだった方にはぜひ読んで欲しいです。また、全5巻と完結までが短く、とても読みやすい作品となっています。篠原先生の作品を読んだことがない方は、まず最初にこの作品を読むことをお勧めします。
内容としては近未来SFサバイバルストーリーとなっていて、高校生のカナタ含め九人で惑星キャンプ(惑星マクパ)に旅立つ物語です。
カナタたちは無事惑星マクパに着くことができましたが、到着してすぐに謎の球体に襲われます。そしてカナタたち全員はどこか分からない謎の宇宙空間に飛ばされてしまいました。そこには奇跡的に無人の宇宙船があったため、避難しました。隊員のザックという人物が宇宙船の操縦免許を持っていたので、無人の宇宙船でも何とか修理して動かすことができました。ですが、ここで衝撃の事実が分かります。謎の球体によってカナタたちが飛ばされてしまった場所は、マクパの近くではなく5千12光年離れた場所だということです。宇宙の彼方で遭難してしまった高校生たちのサバイバルストーリーとなっています。

彼方のアストラ / Astra Lost in Space
10

最高のSF青春ファンタジー

宇宙、青春、ミステリー。その言葉のどれか一つでもピンときたらぜひ読んでほしい作品です。
宇宙旅行が当たり前になった近未来、主人公のカナタ達は「宇宙キャンプ」へ旅立ちます。
故郷から離れた星で生徒たちだけで過ごす楽しいキャンプになるはずが、突然巨大な球体に飲み込まれ宇宙空間に投げ出されてしまうところからストーリーが始まります。
何とかそばにあった宇宙船へ乗り込み、学校へ連絡しようとしますが、そこは元居た星からは数千光年離れたところでした。一体あの球体は何なのか?誰がこんなことを仕組んだのか?目的は?徐々にそれらが明らかになっていく丁寧なストーリーは読んでいてわくわくします。伏線の貼り方や回収も見事で、こんなに先が気になる漫画は久しぶりでした。
また、最初はバラバラだった生徒たちが困難を乗り越えていく姿に、「こんな青春してみたかったなぁ」と羨ましささえ覚えました。
時折放り込まれるギャグパートがしつこくなく面白くて、緊迫したシーンからほっと一息つけるのも魅力の一つです。少年漫画のギャグシーンは時々読んでいて不快になるようなもの(性的なものや差別的なもの)があったりするのですが、本作はあまりそういったものがなくて安心して読めました。子供が大きくなった時に、ぜひ読んでほしいなと思える作品です。

彼方のアストラ / Astra Lost in Space
9

スケットダンスの作者が書いた異色のSF漫画

簡単なあらすじ
西暦2063年惑星キャンプで無作為に集められた9人のメンバー(ほぼ中高生)が惑星マクパに到着するなり謎のブラックホールのようなものに吸い込まれて遭難。様々な苦難を乗り越えたり仲間同士の絆を描きながら、いくつかの未開惑星を旅しながら帰還を目指す。
ブラックホールは自然にできたものなのか?人為的なものなのか?この9人であることに意味があったのか?多くの伏線がある物語。

ジャンプ掲載されていたスケットダンスの作者によるSF漫画で、SF要素(ガンダム的機械やバトル)自体はあまりなくて多くの人にとって読みやすい漫画です。
すでに完結していて全5巻と短めの漫画ながら中身はずっしりとしています。ダラダラと進むことなく1話に多くのアイデアが散らばめられていて、一気に全巻読みたくなるような衝動に駆られます。
訪れる惑星はすべて未開惑星なので次に旅する惑星がどんなところなのか?どんな生き物なのか?生態系は?等の想像しながら読み進めることができますが大抵はいい意味で期待が裏切られます。
伏線を回収するために若干無理やり感があるところもあるのですが、こんなストーリーを考え付くだけ十分凄いし楽しめます。
舞台や漫画表札がたまたまSFなだけであって中身はヒューマンストーリーとサスペンスの要素があり、ラスト5巻にはそういうことか!!!と興奮するような種明かしがあります。
あまり知名度が無い作品ですが多くの人に楽しめる作品かと思います。

彼方のアストラ / Astra Lost in Space
7

楽しい宇宙ライフと思いきや

「SKET DANCE(以下スケダン)」の篠原健太先生がスケダンと同じく週刊少年ジャンプで連載、アニメ化もされた作品です。「新星」を意味する「アストラ」という作品名や、主人公とヒロインが宇宙服を着ているキービジュアルからはスケダンのように楽しい宇宙ライフかと思っていたのですが、作品を見てみると前作とは打って変わっての壮大なSFストーリー、しかも少年少女達は初めて突入した宇宙で外部と連絡が取れなくなり、通信を切断した犯人も同乗している疑いがある。そして自分たちも全員事故に見せかけて殺される可能性がある…?というシリアス要素を多分に含んだ作品となっています。篠原先生はこのような作品を書くこともできるのかと驚かされました。ツイッターを利用していらっしゃる漫画家さんでもありますので、気になる方はSNSからのぞいてみるのもおすすめです。
とはいえ、スケダン時代のようなスピード感のあるツッコミ、オトボケながらも熱血なところのある主人公、機会音声で喋るキャラクターなどの懐かしい要素も満載です。集められたメンバー達が次第に団結していくストーリー展開もとても読み応えがあり、SFが苦手という人にもおすすめです。

彼方のアストラ / Astra Lost in Space
8

「彼方のアストラ」が面白い!

「彼方のアストラ」は少年ジャンプ+で連載されていた漫画で、以前週刊少年ジャンプで連絡されていた「スケットダンス」の作者、篠原健太さんの作品です。すでに完結しており、全5巻となっています。ネットで1巻無料配信されていたので、試しに読んでみたのですが、その後の展開が気になってしまい、思わず全巻買いをしてしまいました。

学校の行事で他の惑星へキャンプに行き、見知らぬ宇宙で遭難する、という出だしに、初めはただのSFものかな?と思って読んでいたのですが、途中ミステリーであったり、コメディであったり、ラブコメのような要素もあったりしました。未知の惑星の生物や植物などもよく考えられていて興味深く、飽きることがありません。所々に散りばめられた謎と伏線にぐんぐん引き込まれていき、主人公のカナタたちと冒険をしている感がすごく味わえます。

また、宇宙船での生活、冒険がメインになるので、登場人物が増えすぎる事がなかったので混乱せずに読み進められました。登場人物が限られている事によって、各キャラクターの魅力を深く掘り下げられていたのも良い点です。

登場人物たちのそれぞれの事情、なぜ命を狙われないといけないのかという謎、徐々に暴かれていく世界の秘密、宇宙での冒険活劇にワクワクしっぱなしでした。話が5巻でキレイにまとまっていてとても読みやすいので、是非一度読んでみる事をおススメします。

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