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go-1039261363790067673356のレビュー・評価・感想

王様ランキング
10

全世界に注目されている物語で近年稀に見る最高傑作

主人公は耳が聞こえない上に言葉も話せない王子、ボッジ。巨人族の両親から生まれてきたが、体も非常に小さく力もないため剣も振ることができないことから周りからいつも非難の声を浴びせられている。
そんなある日突如現れた影の一族である「カゲ」と出会い、友情を築くと共に勇気を与えられ様々な困難に遭いながらも前に進んでいく物語。

作中には様々な登場人物がおり、一見ボッジの敵に見えるような人物も実はとてもボッジを愛している。
言ってしまえば皆不器用なのだろう。
そんな人間臭さもこの作品の魅力のひとつと言える。

そしてこの漫画の驚くべきところは漫画には必要不可欠である「セリフ」が言えない人物が主人公であるというところ。

作中では、心の声や考えている内容ですらボッジの「言葉」は一切出てこず、耳が聞こえない、言葉を話すことができない人物が主人公の作品というのはあまり類を見ない。

表現を行うことができない人物が主人公でも周囲の人物のセリフ、主人公の言動だけで物語が進んでいき、また主人公の気持ちを読み取れる作品というのはなかなか新鮮で漫画の特性をフル活用した面白い作品と言える。

アニメも放映され、日本だけでなく海外からの人気も熱い。
目を離すことのできない最高傑作と言える作品だ。

Return of the Obra Dinn
9

白黒なのに臨場感に飲み込まれる世界一の評価を受けた推理ゲーム

舞台は1807年、航海中に消息を絶っていたオブラ・ディン号がイギリスの港に到着し、保険会社に勤める主人公が無人の船を調査するところから始まる。
ここまで聞いて「歴史に詳しくないし保険会社の仕事なんて難しそう」と感じるかもしれないが、
知識がなくともゲームを進められるような配慮はあるので是非挑戦して欲しい。
このゲームは白黒の細かいドット絵で表現されるのだが、おそらくその理由は“推理“をさせるためだろう。
主人公は総員60名や船の見取り図が書かれた手記と死者の記憶を呼び起こせる懐中時計を使い、オブラ・ディン号で何が起こったかを調査していく。
船には様々人種が乗っていた。アジアからイタリア、イングランド…そのためカラーにするとすぐに個人が特定できてしまうため推理の面白さが減ってしまう。
船では様々な事件が起こる。今の時代では考えられないようなハプニングもあるからこそ、白黒にしてプレイヤーの推理力を試しているのである。
ただ一つ難点なところは、かなりクリアまでに時間がかかることや、行き詰まった時にヒントを見つけられないと苦しいという点である。
正直後半は勘と攻略サイトを見ながらではないと完全なクリア、そしてストーリーの理解は出来ないように思える。
時間があるならオブラ・ディン号と一緒に旅をして欲しい。

チューリップ(バンド)
10

息長く活動するバンド

チューリップは1971年に結成され、何度かメンバーチェンジ・解散・再結成を経て活動を続けているバンドです。The Beatlesから深い影響を受けていますが、それはコード進行などを見るとよくわかります。
彼らの魅力は、メンバーの作るポップでメロディアスなメロディ、繊細な感情を込めた詞、財津和夫の綺麗な声、そして姫野達也の甘い声でしょう。
チューリップの多くのヒット曲の中でも、姫野達也がヴォーカルを担当した「心の旅」、「夏色のおもいで」、「銀の指環」、「ぼくがつくった愛のうた〜いとしのEmily〜」、財津和夫がヴォーカルを担当した「青春の影」、「サボテンの花」などは名曲として知られています。
彼らの曲はとてもキャッチーで、人を惹きつけて離さないところがあります。
また隠れた名曲もたくさんあり、「心の旅」のB面の曲で財津和夫が歌った「夢中さ君に」や、姫野達也がヴォーカルを担当した「千鳥橋渋滞」などはファンの間で特に愛されている楽曲です。こういった曲の魅力は美しい旋律によるところが大きいのですが、「千鳥橋渋滞」などはそれだけでなく深い意味を感じさせる詞が魅力的です。
さらに彼らの曲は多くのアーティストがカバーしていますが、そちらにもなかなか魅力的なものが多く、楽曲の力を感じさせられます。
今後とも注目していきたいですね!

クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険
10

しんちゃんの成長の映画

野原一家やかすかべ防衛隊がチームとして活躍する映画は沢山ありますが、しんちゃんがたった1人で悪に立ち向かう映画は、これまで少なかったかもしれません。
幼稚園の遠足で遊びに行った遊園地ヘンダーランドで、世界征服を企む悪の組織の秘密をしんちゃんが知ってしまったことから物語が始まります。
悪の組織と戦う人形の女の子・トッペマは、しんちゃんに悪の組織と立ち向かうための武器・スゲーナスゴイデスのトランプを託します。
世界を変えてしまうほどの威力を持つトランプを手に入れるため、トップ・オカマ魔女に狙われてしまう野原一家。
悪の組織に捕まってしまったみさえとひろしを取り戻すため、しんちゃんはたった一人でトランプを片手に悪の組織の基地へ突入するんですが、現地へ着くまでの描写がまた泣けるんです!
いつもはみさえに「幼稚園バスが来るから起きなさい!」とどれだけ言われても起きないしんちゃんが早朝に自分で起き、自分なりにご飯を食べ、自分なりに荷物を準備し、長い距離の電車を寝ないで乗り継ぎ、自力でヒッチハイクをして、ようやく敵の本拠地にたどり着くのですが、ここまでのしんちゃんの成長ぶりが大人になってから見るとものすごく泣けます。
前半と後半でしんちゃんの成長が分かりやすく、心なしか面構えも少し違って、勇ましくなっているような気がします。
クライマックスの世界の運命をかけた、オカマ魔女との追いかけっこバトルは凄まじい情報量と疾走感で何度でも繰り返し見たくなります!
子供の頃に「どこがどうなってるんだ!?」と一時停止を連打しながら細かいところまで見た記憶があります。
特にひろしが「こんな紙切れ、欲しけりゃくれてやる!」と放り投げたのが、オカマ魔女の狙うトランプではなく、ひろしの名刺だったシーンは未だに笑ってしまいます(笑)。
ひまわりが生まれる前のしんちゃん映画はこの作品がラストです。まだ見たことがないな、という方は是非一度ご鑑賞ください。

最高の人生の見つけ方 / The Bucket List
10

50代のうちに是非観ておきたい映画の一つ

2大オスカー俳優『ジャック・ニコルソン』と『モーガン・フリーマン』が初めて共演した人間ドラマ。余命半年と宣告された2人がふざけて作ったのが、人生でやりたいことを記した『棺桶リスト』。2人は世界中を旅しながら、「スカイダイビングをする」、「ライオン狩りをする」、「万里の長城をバイクで走る」、「ピラミッドに登る」など、このリストに記載したことをを一つ一つ実現させていく。そして、最終的に2人が行きついたところとは…。これまで、仕事や家事、育児などを真面目にこなしてきた50代、60代。「果たして自分の人生はこのままでいいのか」、「自分が今、もしくは今後やりたいことは何なのか」と自問自答する瞬間もあるのでは?この映画は、そうしたシニア層の現実問題を自分自身のこととして投げかけるだけでなく、人生の目的や終着点を示唆してくれるところも秀逸である。日本版の『最高の人生の見つけ方』では、『吉永小百合』、『天海祐希』の2大女優が共演していることで話題になったが、「人生最後の自由奔放さ」を感じさせてくれる点では、やはりアメリカ版の方がおすすめできる。この映画が製作された数年後には『終活』という言葉が一般化している。そうした意味でも、この映画が人々に与えたインスピレーションは多かったことだろう。