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chelsea24のレビュー・評価・感想

嵐 / ARASHI
10

世代を問わず圧倒的な支持を得る、文字通り国民的大スター

「国民的スター」と呼ばれる条件が、仮に曲やアーティスト自体の幅広い知名度であるとするならば、嵐は間違いなく「国民的スター」と呼ばれるにふさわしいアーティストなのではないだろうか。発表される楽曲や開催されるコンサートは、そのどれもが老若男女問わず楽しめるコンテンツとして研磨されている。

嵐が出している楽曲の魅力は、その多様性にある。
例えば、四季を感じられる楽曲やパッケージの作り方。夏には疾走感のや清涼感のある楽曲(「HAPPINESS」や「夏疾風」など)、冬にはバラード調のしっとりした楽曲(「DEAR SNOW」や「果てない空」など)といったように、その時その時で受け入れやすい楽曲になっている。
楽曲のタイプも同様のことが言える。応援ソングからウェディングソングなど様々で、まさにどんなシーンにも適応する楽曲が揃っている。

コンサートはどうか。
嵐のコンサート演出は、専門スタッフだけではなくメンバーが深く携わっているそうだ。ドームや国立競技場のような席数の多いコンサート会場では、どうしたらメインステージから離れたお客さんが楽しめるのか、どうしたらお客さん全員が同じ満足度で楽しむことができるのか。
その工夫は、素人目にも強く伝わってくるコンサートになっている。
嵐のコンサートチケットは著しく倍率が高いと言われているが、直接の来場が叶わなかったファンへのコンテンツとしてDVDなども都度発売されている。

ぜひ、手に取ってみてはいかがだろうか。

ショートショートショートさん
7

さくさく読めておすすめ!

『ショートショートショートさん』は日常系の短編漫画です。
主人公は五十嵐樹(いがらしいつき)20代半ばのどこにでもいる短髪の女性。彼氏はほしいけどモテなく、承認欲求
が強い主人公です。
どこにでもいる女性だからこそ共感できる部分が多く、だれでも楽しく読むことができ、また主人公以外にも個性的で魅力的なキャラが多く非常に読みごたえがあります。
また短編漫画だからこそ、さくさくと読めて飽きることがありません。
他にもボケの部分で変顔が炸裂するので、普段絵がおしゃれで可愛らしいキャラクターから一転不細工になるのでギャプがすごいです。
どちらかというと声を上げて笑うよりか、クスっと笑える漫画だと思いました。
主人公が住んでいるアパートの隣人さんとランチをしたり、友達との何気ない会話、同期との飲み会など特別なことをしていないのに不思議とショートショートショートさんの世界にのめりこんでしまいます。
絵の好みなど個人差はありますが、セリフのチョイス、言い回しなどで笑いを誘うところに作者さんを尊敬してしまいました。
他の日常系漫画とは一味違うところもあり、ハマる人はハマります。
そんな日常系漫画が好きな方には強くおすすめしたい作品です。

何者
8

就活生や自分について深く考えたことない人におすすめ

まず役者さんの演技力がみんな高くて、特に主人公の佐藤健には驚きました。最後のどんでんがえしがたまらないです。それが見たくて何回も見ています。
大学生の就活シーズンが舞台です。お互いが自分にもウソをつき続けて苦しいながらも、その先の道を作ろうとする努力をする一方、才能で周りを軽々と超えてしまう者、自分は不遇だと他者を妬む者など、まさに人間の思惑が交差しあっている描写がとても良いです。主人公が少し斜に構えるような性格で、その視点で描かれています。その点がすごくリアルだなと感じます。自分もそういう性格だから余計に共感しました。特にそこそこの大学を出ている方には共感できると思います。大学生の付き合いって義務教育や高校の時とは違い、利害関係で成り立つことが多いので、どうしてもだれかが欠けるとそれでバラバラになりがちで修復が不可能になることもやはりあります。その危うさがよく表現されていたと思います。
若いながらの葛藤や、恋愛、価値観がそれぞれが何者なのか語っているようでありながら、まだ何者にもなれていないようにも見えます。ただ演技力が高い俳優さんが多いため、そうでない方の演技はちょっと引っ掛かりました。でもこれほどまでにタイトルと中身が合致する映画は久しぶりに見ました。この映画は人間味がすごく出ていて良い作品だと思います。

Detroit: Become Human / デトロイト ビカム ヒューマン
10

『デトロイト ビカム ヒューマン』をみんながやった方がいい理由~AIによるシンギュラリティをリアルに感じ取るため~

情報化社会となり、スマホが普及した今、技術革新のスピードはさらに加速し、その先に待っているものは何なのか。
それはやはり人工知能の発展に他ならないはず。今我々が一人一台当たり前のようにスマホを手にしているように、いつか必ず人型アンドロイド(ヒューマノイド)が一世帯に一台普及するような時代がもうすぐそこまで来ているはずだ。
そしてその普及の波が終息した時、AIによるシンギュラリティ、いわゆる技術的特異点が2045年にやってくると言われている。
AIが自我を持ち、人間の知能までの凌駕し、支配をするかもしれない未来がやってくるということだ。
そしてそんな未来をリアルに体験できるゲームがある。それが今回ご紹介する『デトロイト ビカム ヒューマン』だ。

家政婦アンドロイドのカーラ、警察官のコナー、介護アシスタントとして画家と暮らすマーカス、これら3人の主人公がそれぞれ、知能を持ち、人間とともに共存して生活しているが、その過程で自我を持つようになり、やがて人間との対立か融和、ゲーム中で登場する選択肢によりそれらのストーリーをリアルに感じ取ることが出来る。
万人に対して没入感を得られるよう、難しい操作はなく、いたってシンプルである。そして卓越したグラフィックとストーリー展開により映画を観ているような感覚に陥ってしまう。
それぞれの主人公の生活の中で描かれている人間関係と、その中で生まれる細かな心情描写が非常に繊細に描かれているため、感情移入がしやすい。
特にカーラのエピソードは家族の絆をテーマにしており、選択肢によっては本当に泣けてしまうほどだった。
AIが巻き起こすかもしれない未来の姿、映画よりもリアルにこのゲームで感じてほしい。

はたらく細胞 / Cells at Work!
8

アニメが現実に活きてくる

原作者は清水茜で、月刊少年シリウス(講談社)にて2015年から連載の作品です。本作品は、体の中の細胞に、人としてのキャラクターを与えて体内の日常を描く擬人化ファンタジー作品となっています。赤血球や白血球など、人間を造る細胞が、普段どのような役割で活動しているかなどを、解説付きで教えてくれます。清水茜監修のもと、「はたらかない細胞」や「はたらく細菌」など、様々なスピンオフ作品も出版されております。内容は、誰もが身近に感じる身体の症状(擦り傷や、インフルエンザ等)を題材に、その際身体の中の細胞はどうなっているのかを作品を通して理解することができるようになっています。また、細胞の役割を「仕事」として描写しており、細胞の勉強をできる子供だけでなく、サラリーマンの気持ちを共感できる大人まで幅広く受け入れられる作品となっております。細胞と細菌のバトルシーンや、細胞同士の人間関係の描写や、時折混ざるコメディ要素など、ストーリーも作りこまれています。2020年には新型コロナウイルスについて題材にしており、視聴者自身の生活習慣の改善を図るきっかけにもなりうる作品であるため、今回紹介しました。