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Bell5のレビュー・評価・感想

宇宙兄弟 / Space Brothers
10

思い描いていた夢と現実のギャップ

人にはそれぞれ、子供の頃に思い描いていた夢があります。しかし多くの人は夢のまま大人になり、夢を過去のものとして生きています。
この漫画の主人公、南波ムッタもそのひとりで、小さい頃から「宇宙飛行士になる」という夢を、弟・ヒビトと一緒に夢見ていました。ヒビトはその夢を現実にしたものの、ムッタは叶えることができず、会社員として生活をしています。そんなときに、運とタイミングと頭突きが上手いことハマり、宇宙飛行士選抜試験への道が開かれ、諦めかけていた夢に挑戦していくのです。

この漫画の主人公はムッタですが、私としては登場人物一人ひとりが宇宙飛行士という夢を叶えるべく努力して、競いあい協力しあうので、登場人物みんなが主人公と言えるほど、どの人物も印象が強いです。
それぞれの個性が交わりあい、あるいは反発しあい、それぞれがもっとも大切にしているものを尊重し、あるいは犠牲にする。このように夢を叶えることは美しいことばかりではないことがわかる作品ではありますが、この漫画を読むと、自ずと忘れかけていた夢をまた叶えたくなるようなパワーが湧いてきます。
今叶えたい夢がある方、または昔叶えたかった夢があった方。『宇宙兄弟』を読んでパワーをもらってみてはいかがですか。

いじめるヤバイ奴
8

「いじめ」をさせられる側の視点を描いた、一風変わった漫画

本作品は、「いじめ」を題材にした漫画になります。1話目、冒頭は主人公の仲島が白咲という女の子をいじめている描写から始まります。しかし最後にそれがひっくり返り、実は仲島は白咲に「いじめをさせられていた」という事実が分かります。いじめをしないと仲島が白咲にとんでもない拷問をされるので仲島は一生懸命、白咲に対して「いじめ」をしていく話になります。ただ、段々といろんな要素が入り混じり、どんなジャンルの漫画なのか説明するのが難しくなっていきます。「いじめバトル」や「いじめっ子探偵」「いじめ覚醒」など、とりあえず「いじめ」をもじっただけのようなワードが出てきます。そして、当たり前のように特殊能力を発動したりバトル漫画のような戦闘シーンがあったりと、読めば読むほど「いじめ」ってなんだ?と思うような点もありますが、なぜか受け入れて読めてしまいます。そこが気にならないくらい物語が面白いからなのかもしれません。見どころとしては、最終的に白咲によるボス格キャラへの制裁パートがあり、その後は廃人となってしまいキャラの風貌も変わり果ててしまうところです。その中でも、転校生の加藤は廃人になりつつも、ピンチになると覚醒する場面が何回かあるのですが、それがカッコ良すぎます。主人公より見せ場が多いキャラです。
タイトルだけ見るといじめを助長させるような漫画に感じますが、実際の内容は、「いじめ」というワードだけ使ったバトル風の漫画なので安心して読めます。

僕のワンダフル・ライフ
10

号泣しました。

・あらすじ
ゴールデン・レトリーバーの子犬のベイリーは命を救ってくれた飼い主イーサンと堅い絆で結ばれていく。
しかし、犬の寿命は人間より短くイーサンとの別れがやってくる。
だが、ベイリーのイーサンに対する気持ちが強く何度も違う犬に生まれ変わり色んな犬の人生を歩む。
ようやくイーサンと再会を果たしたベイリーは、与えられた重要な使命に気づく。
超感動の作品です。

・感想
飼い主イーサンと再び巡り会うために他種の犬種に生まれ変わるベイリー。
本当にそう思い感じているのかは分からないけれど、犬の気持ちが描かれていて生まれ変わるたびに涙が溢れて止まりませんでした。
そして犬の表情や動きがとても自然でまたそれが、涙を誘う。
ベイリーとイーサンの強くて深い絆、思いがすごくて感動しました。
終始、泣きっぱなしで見終えたあとは泣きつかれ、目が腫れるほどです。
泣いてストレス発散にもなるし心が温かくなるおすすめ作品です。
特に、泣きたい時にはおすすめです。
ただ、泣いている姿を見られたくない方は1人で見ることをおすすめします。
「僕のワンダフル・ライフ」の続編で「僕のワンダフル・ジャーニー」と言う作品があるようなので、そちらも鑑賞したいと思います。

ワンダフルワールドエンド
6

男なんていらない

こういうモデルやらアイドルを目指している女の子っていっぱいいるんだろうなってかんじです。
売れなくて、売り込みのためにツイキャスしたり、現代風です。
毎日、自分をプロデュースって感じでしんどそうです。
そこまでして売れたいかなとも思うけど、必死なんだなと思いました。
そういうとき、男はたしかに邪魔かもしれません。
男より、自分を慕ってくれる女の子のほうがいいってのはよくわかります。
女の子同士ってそれが友情なのか愛情なのかわからないけど、なんかイチャイチャしたり二人だけの世界をつくりがちな気がします。
来ないでって最後に主人公がいいますが、ほんともう男はいらないってことなんでしょうね。
お話的にはよくわからないし、そんな面白くもありませんが、キャスト陣は良かったと思います。
橋本愛さんは綺麗でクールな感じなのに、自分で配信するためにいろいろしてたりして、なんとも涙ぐましい感じがよかったし、なによりゴスロリが似合います。
あんなに似合う人はそういない気がしました。
もう一人の女の子も似合っていたし、監督さんはゴスロリがなんたるかをよくわかってらっしゃると思います。
なんだかよくわからない映画でしたが、一度見てみる価値はあるなと思いました。

藤井風
10

彼の才能は何なんw

彼の音楽を聴いて、最初に思った感想は『何人?日本人??クラシックの人??』でした。

藤井風は、幼少期からクラシックピアノを始め、ピアノのセンスは抜群。
そんな優しいピアノになんとも言えないまさに“風”のような透き通る声。
そして独特な岡山弁の混ざっている歌詞。

どれもが新鮮で、耳から離れなくなり気がつくと口ずさみたくなる曲が非常に多い。
最近ではCMでも起用されている曲が多く、きっと耳に残ってるはずです。

またその容貌は、まさにカリスマ的。
高身長で、長細い手足。そこから生み出される高技術なピアノ演奏は見応えバッチリです。

まず気になる、岡山弁ってどんなだよ⁉︎って思う方も多いんじゃないかと思います。
大阪弁、博多弁などよくテレビで撮り立たされ、それぞれの方言が曲でもありますが、ここまで見事な岡山弁を歌い切ってる彼のセンスの良さは抜群です。
これは是非実際歌詞を見てみてください。
歌詞を見て、意味を調べてみたくなること間違いなしです。
まず今の岡山弁?それとも英語??なんて聴いてて思ってしまいます(笑)。

新たなジャンルを生み出した藤井風のこれからの活躍に目が離せません。
令和の時代を代表するアーティストになること間違いなしです。
是非注目してみてください。

転生したらスライムだった件 / 転スラ / That Time I Got Reincarnated as a Slime
10

こんなに最強なスライムがいていいの!?

GCノベルズから刊行されているほか、漫画や外伝漫画、アニメなどのメディアミックスが行われており、ファンを増やし続けている『転生したらスライムだった件』についてのレビューになります。

あらすじとしてはタイトルの通り、普通の会社員をしていた主人公がある日“通り魔”に刺され死亡してしまい、その際にスライムとして異世界に転生してしまうというものです。
一見最弱に思えてしまうスライムですが、異世界の洞窟で出会った暴風龍と友達になったり、主人公と同じ世界から来たと思われる人間との出会いがあります。
また、転生時に獲得したユニークスキル(このスキルが本当に強い!)を駆使し次々に出会う魔物たちを助け、仲間が増え、その仲間を守るために街作りを行うことになります。スライムよりも強いとされている魔物たちがリムル(異世界での主人公の名前)を崇め尊敬しているシーンは、見ていてほのぼのしてしまいます。街作りの過程で更に様々な種族達と出会う中で戦いになったりもしますが、最終的には皆が救われ、どんどんと国は大きくなっていきます。
温厚で平和主義者のリムル。「種族問わず楽しく快適に過ごせる国を作りたい」というリムルの願いが引き起こす数々のキャラクターとの出会いや出来事から目が離せない『転スラ』(通称名)、主人公最強系の作品が好きな方にはもちろん、異世界ものの作品を見たことがない方にもお勧めの作品です!

エリアの騎士 / THE KNIGHT in THE AREA
10

本格サッカー漫画の金字塔です!

サッカー漫画の中で一番オススメです!
『エリアの騎士』はサッカー漫画として根強い人気があり、実際にJリーガーなどプロ選手が愛読するほど名高い作品です。
また、サッカーについてあまり知らない方にとっても楽しめる漫画となっています。私は友人に勧められて読み始めた当初はサッカーについて詳しくなかったのですが、結果的に最終巻まで楽しく読み進めることができました。
サッカー用語が出てきても会話での説明がありますし、綺麗な描写や個性あふれる人物に惹かれ、早く続きが読みたくなるほどでした。
試合展開も丁寧に描かれていて非常に読みやすく、手に汗握るような描写も多いです。
試合では各選手の特性や強み、プレーの癖や弱点などといった細かい描写もありますので、臨場感とともにリアリティがあります。
そしてストーリーも素晴らしく、少年たちがプロ選手を目指して努力していく姿は青春そのものです。
苦労や挫折、トラウマを乗り越えた主人公のメンタル及び選手としての成長が、丁寧に描かれています。
また、笑いや恋愛などの要素もあり、多様性のある作品と言えます。
この漫画を読むことで、忘れかけていた学生時代の青春を自然と思い出してしまうのではないでしょうか。
最高の漫画です。是非読んでみて下さい!