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5jelepopのレビュー・評価・感想

ボールルームへようこそ / Welcome to the Ballroom
8

知らない世界を見させてくれるアニメ!

このアニメは、競技ダンスをテーマにしたものです。社交ダンスといえば、皆さん聞いたことがあると思いますが、競技ダンスも男女ペアで踊ります。
少しアニメの内容を言うと、主人公の富士田多々良が中学生の時に競技ダンスに出会い、様々な人たちの影響を受けながら成長していく物語です。実際の社交ダンスのシーンはとても迫力があり、心揺さぶるものがあります。恋愛の要素もあるため、スポーツアニメではあるものの性別関係なく楽しめる内容になっております。自己主張するのが苦手でいじめられやすい主人公が、社交ダンスに出会うことで身体的成長以外に、精神的にも強くなっていくところも魅力の一つです。
また、面白いのがペアを組む人によってキャラが少しずつ変わっていくところです。
競技ダンスについて全く詳しくない人でもわかりやすい内容となっているので、あまり抵抗感なく物語にも入れると思います。徐々に面白くなっていくというよりも1話から楽しめるタイプのアニメで全24話あります。競技ダンス初心者だった主人公がアマチュアトップエリート達と共に戦える様になりたいという気持ちが、焦りを生んでしまいペアと喧嘩になることも。まさに青春時代を思い出させてくれるようなアニメです。

スプラッターハウス
7

様々な異形の怪物たちと戦い生き残る!スプラッターハウスとは

スプラッターハウスは1988年に発売され異形の怪物たちと戦い生き残ることが目的としたナムコのゲームです。ナムコ制作のほかのゲームは、ディグダグやパックマンなど比較的平和な世界観のゲームがほとんどでしたが、このゲームを機にナムコ本社が平和なゲームだけ発売していたわけではないということを知らしめた名作の一つでもあると思います。
ストーリーはあるあらしのよる、雨宿りに不気味な洋館に来た一組の男女が経験する恐怖体験、女性の悲鳴がこだますり男性が気が付くと顔にホッケーマスクがはりついてしまいます。はぐれてしまった女性を探して館を探索していきます。
人気を博した作品で、続編となる2では女性を助けに再び館へ向かいます。
13日の金曜日や、悪魔のいけにえなど往年のホラー映画を思わせる演出も数多く存在し、ホラー映画ファンにとってもおすすめの一本といえるでしょう。
1988年に発売という決して新しくはない発売年でありながらいまだに根強い人気を誇っており当時としても珍しい部類であるアンチヒーロー的な主人公はかなりの人気を集めました。ゲーム内でも敵を分断する。締め上げるなど、過激な表現が多い作品のため人を選ぶものだと思いますがホラー作品好きにはたまらない作品でしょう。

バクマン。 / Bakuman.
9

漫画を読む人・描く人全てに刺さる漫画

DEATH NOTEコンビの新作が本屋さんに並んでいて、1巻発売の頃からコミックスで完結まで追いかけた作品です。半ば脅迫のような形で絵の上手い主人公・真城最高(サイコー)を漫画家への道へ引き込む漫画原作者志望・高木秋人(シュージン)コンビが、とある夢を叶えるために、学生でありながらジャンプで連載を獲得し、18歳までにアニメ化を目指していく、まさに夢と苦労と汗と涙の物語です。中学3年生からかなり現実的な目線で漫画化を志し、サイコーもシュージンもどちらもその頃の年齢の子に比べるととても大人っぽいんですが、思春期らしく喧嘩をしてしまったり、色恋で色々とこじれたり、不本意な形で連載を途切れさせてしまったり等、様々ないざこざを乗り越えながら夢に向かって進んでいく姿に熱さと元気がもらえる作品だと思います。漫画を読むのが大好きな人は、漫画ができるまでの厳しい過程を楽しむことができ、漫画を描くのが大好きな人は、漫画家になることや、漫画家になれたとしても週刊連載をやっていくことの厳しさを漫画の中ではありますが感じられるのではないかなと思います。最終的なストーリーの目標として、サイコーがヒロインの亜豆と結婚するというのが根底にありますが、正直その部分はオマケに近い要素かなと個人的には思いました。もちろん、サイコーを支える大切な部分ではあるのですが、作品を作り続けるサイコーとシュージンの姿の方が印象に残りやすいです。

進撃の巨人 / Attack on Titan
9

至福の絶望

凄まじい人気で、実写映画化までされた「進撃の巨人」。その漫画版のレビューをしていく。
タイトルにもあるように、とにかくこの作品は「絶望しかない。絶体絶命。もうダメ?」っていう状況が多い。
それも陳腐なものではなく、ついさっきまで明日への希望を持って楽しそうに喋っていたキャラクターが、一瞬で「ただの肉塊」と化す、ゾクゾクくるようなシーンが。
そして主人公達もそんな危機的状況を乗り越えていくわけだが、簡単に乗り越えられるわけではなく、深い傷を負ったり、首をはねられたり、それでもどうにかして乗り越える。
そこにはリアリティーがあり、それに読者は惹きつけられる。
タイトルの意味は、リアリティーのある絶望シーンが、この作品の魅力だということだ。
この作品は王道系の少年バトル漫画とは違い、「勝利」とか「幸福」とかに重きを置いていない。
「絶望感」とか「深い悲しみ」の方に重きを置いているのだ。
それが他の作品と一味違うところであり、この作品が爆発的人気を得たわけだと思う。
漫画において最も大切なのはキャラクターが魅力的かどうかだと、ある先生が言っていたが、この作品はそれを十分に満たしていると言える。
読者が共感出来るような、心の暗い部分を持っているキャラクター。
その弱さを乗り越えさせてくれるのは、深い絆で結ばれた親友だ。
ただ、王道系少年漫画とは違い、軽々と「仲間」とか「友達」という言葉を使わない。
それはリアリティーを生み出し、より作品の世界に引き込まれる。
とにかく、グロテスクな表現などもあるが、大人なら一度読んでみることをお勧めする。

ミリオンダラー・ベイビー / Million Dollar Baby
8

後半が辛い

前半は、女性ボクサーとコーチのサクセスストーリー、後半は悲劇でした。あまり人に優しくされたことがない者が自分を活かせる場所をさがして、やっていこうと頑張ったのに最後はそれかよと悲しくなりました。でも、現実は甘くはないし、こういう人だからこうとかはなくって、急に辛い立場に立たされたりするものなのだとおもいます。ヒラリースワンク演じるマギーは裏表のない女性でとてもすてきです。でも、いろいろおべっか使えたり、女性らしい方が生きやすい世の中なのかもしれません。そんな彼女と友情とも親子ともとれない関係を築いたフランキーもとても武骨ですてきな人だとおもいました。二人がどんどん仲良くというか信頼していく様が、はでなえんしゅつはないものの見てとれて、ああ、よかったなとおもいます。フランキーの最後の決断はどうなのでしょうか。そんなことしなくてもと思ったりもしますが、マギーを知っているからこその決断だったのかもしれません。それをどうこうはいえないし、クリントイーストウッドがどんな場合でも安楽死賛成とかそういうわけでもないとおもいます。はっきりいって、見ると鬱になる類の映画だとはおもいますが、とても考えさせられる映画だったとおもいます。

ボーン・コレクター / The Bone Collector
6

ミステリーの代表作品

先輩に薦められて見てみたこの作品。
ミステリー系で1番良かった洋画は「セブン」で、それと比べると劣ってしまう部分はあったが、面白かった。

まず、全身が不随の元警官が、病院から一歩も出ずに、事件を捜査するというのは他のミステリーにはない面白さがあったと思う。
現場の手がかりを実際に持って来させたり、現場の声を電話で聞いたり、はたまた新人に喝を入れたり、こんな人普通に動けたら最強の刑事やんって思った。
普通にかっこよかった。
謎の指先の骨、殺害方法、残された紙の正体…。
様々な推理要素があったが、これに関しては特に新鮮味がなく、特にスゲーと思わせるやつはなかった。
犯人は確かに最後まで分からなかったけど、意外な人かと言われればそんなことはなく、そういえばいたなそんな人って感じで、特に驚きは無かったな。
でも終盤戦はちょっとドキドキ満載。
主要人物が2人やられ、これはヤバいぞとドキドキしつつ、最後元警官とバトルするところはなかなかスリルがあって良かった。
退治方法は確かにそれしかないんだけど、ちょっと呆気なかったのが残念。
そしてその殺された2人のことを特に触れることなくハッピーエンドで終わったのがかなり残念だったな…。どう思ったのか、そこをもうちょっと深掘りしてほしかったのはあった。
全体的に面白かったが、2回目はもういいかなって感じだった。