君の名は。 / Your Name.

『君の名は。』とは、新海誠が監督・脚本を手掛けた2016年公開の長編アニメーション映画。ロックバンドのRADWIMPSが音楽を制作。興行収入は250億3000万円を超え、歴代興行収入ランキング5位。
物語の主人公は東京に住む男子高校生の立花瀧(たちばなたき)と岐阜の田舎に住む女子高生の宮水三葉(みやみずみつは)。時々体が入れ替わるという奇妙な生活を送ることになった2人の、切ない恋愛模様を描いた感動作である。
本作品は日本国内外で数々の賞にノミネートされ受賞した。第40回日本アカデミー賞の優秀監督賞、最優秀脚本賞受賞はアニメとしては史上初。RADWINPSは、第40回日本アカデミー賞の最優秀音楽賞を受賞。その他にも複数受賞している。第11回声優アワードでは主演男優賞に立花瀧役の神木隆之介、主演女優賞に宮水三葉役の上白石萌音が受賞した。
映画の公開の2か月前に『小説 君の名は。』が角川文庫より出版。その他にも『君の名は。』(角川つばさ文庫)『君の名は。Another Side: Earthbound』(角川スニーカー文庫)が出版されている。

君の名は。 / Your Name.のレビュー・評価・感想

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君の名は。 / Your Name.
10

美しい映像と魅力的なキャラクターが魅せる、感動の映画体験『君の名は。』

映画『君の名は。』は、私が今まで見た映画の中でも最も感動的な作品です。ストーリーは2人の主人公、瀧と三葉が交互に夢の中で入れ替わるという不思議な現象から始まります。一見するとただのファンタジー映画のように思えるのですが、実はこの入れ替わりには重要な意味があるのです!

瀧と三葉は互いの身体で違う生活を送りながら、次第にお互いの存在に惹かれていきます。しかし、やがて彼らの入れ替わりは突然終わりを告げてしまうのです。瀧は三葉に会いたくても方法が分からず、絶望に打ちひしがれます。
そしてここから物語は新たな展開を迎えます。瀧は三葉を探し続ける中で、実は三葉が3年前に亡くなったことを知るのです。彼女はあの入れ替わりの経験を忘れていました。しかし瀧は自分の力で三葉を救いたいという強い思いを抱き、過去の三葉と現代の瀧との意識が入れ替わり、三葉のいる町を2人で救います。

『君の名は。』の魅力は、その美しいアニメーションと共に描かれる人間ドラマです。瀧と三葉の心の成長、互いへの思いやり、失われた時間の尊さ。これらのテーマが巧みに描かれ観る者の心に深い感動を与えてくれます!

また音楽も本作品の魅力の1つです。RADWIMPSによる曲が映画を盛り上げ、物語の展開に深い感情を加えています。特に主題歌「前前前世」は映画と相まって涙が溢れるような感動と、曲と映像の組み合わせがさらにワクワクさせてくれます。
『君の名は。』は見た人皆がいい物語だったと満足する話だと僕は思います!是非皆さんに映画『君の名は。』を見て感動を体感してほしいです!

君の名は。 / Your Name.
10

美しい眺めだった

これは、糸守町という田舎で暮らす女子高校生・宮水三葉と、東京で暮らす男子高校生・立花瀧がすれ違い、紡いでいく美しくて壮大な奇跡の物語。
三葉は、初めての東京を見知らぬ男子高校生として、見知らぬ家族、友人、知人と慌ただしく生活するという奇妙な夢を見る。一方、瀧は自然に囲まれた見知らぬ街で、見知らぬ家族、友人、知人と慣れない生活を送る奇妙な夢を見る。そんな2人は、自分と他人を交互する日々を繰り返していく。こうして、出会うはずもなかった2人は互いに入れ替わっていることに気づく。ちょうどその頃、ティアマト彗星と呼ばれる彗星が1000年ぶりに日本に向かっていた。あろうことか、この彗星が分裂して墜落したのは糸守町であった。
人々が眺める美しい彗星の水面下で三葉と瀧が時に隔たり、時に繋がり、時には喧嘩して、時には助け合って奇跡を起こしていく姿や、三葉、瀧をはじめとする人々に幾度となく心を動かされた。また、その中で恋をする三葉と瀧には、誰もが応援したいと思わされただろう。さらに、それらにおける1コマ1コマの絵、描写、映像どれもが繊細で綺麗であった。
最後に、主題歌や劇中歌等をRADWIMPS様が担当しているのだが、どの曲も「君の名は。」という作品を捉えていて、素晴らしかった。どの点においても、美しい眺めだった。

君の名は。 / Your Name.
10

何気ないあのシーンにも意味が込められていた?

いやぁ、『君の名は。』には、本当に感動させられましたよ。
人生で初めて、同じ作品を2周も3週もしてしまいました。

この作品を何回も見て感じたんですが、「喜怒哀楽のコントロール」がとっても上手なんですよね。
繊細な作画、雰囲気のある挿入曲、感情のこもったセリフ、作りこまれた美しいシナリオ。
これらが丁寧に組み合わさって、物語の全編107分、喜怒哀楽のすべての感情で惹きつけられました。

シナリオでいうと、前半は、主人公である瀧と三葉の入れ替わりによるドタバタを描きつつ、後半は、一気にシリアスな展開に持ち込むというもの。

終盤とか、もう、全部の感情がもれちゃいました。
やっと出会えた2人、迫りくる隕石と同時に流れるRADWIMPSの曲、かたくなに協力しない三葉の父、そしてまた再開する2人、また流れるRADWIMPSの曲。
あの場面は何回みても最高すぎて、ぞわぞわっと鳥肌が立っちゃいます。

「予測させず、飽きさせず、かといって迷わせることもなく、常に映画の時間のほうが観客の理解の少しだけ先に行っていて。でも、時々立ち止まって観客の理解が追いつく瞬間を作って、それをまた引き離して」とインタビューで語っていた新海誠監督。

確かに、あれだけの展開が詰め込まれていたのに、ほとんど迷うことなく話を追えていた気がします。そこまでの工夫がされていたとは、天晴れの一言です。

何気なく見ていた、トマトを切るシーンやいろいろな扉が開閉するシーンにも、その工夫がされていたと考えるとすごいを通り越して、もう怖いと感じてしまいます。

君の名は。 / Your Name.
9

運命と時間を超えた恋の物語

新海誠監督の「君の名は。」は、運命と時間を超えた繊細な恋愛物語を描いたアニメ映画の傑作です。東京に住む高校生・立花瀧と、田舎町・糸守に住む宮水三葉の二人は、ある日突然、夢の中で身体が入れ替わるという不思議な現象に遭遇します。この奇妙な現象は、二人が互いに存在を知るきっかけとなり、徐々に深い絆で結ばれていきます。

映画は、三葉の住む糸守町がティアマト彗星の衝突で消滅した過去と、瀧が生きる現在という、時間軸の違いを巧みに描き出します。瀧は三葉を救うため、時間を超えた壮大な試みに挑みます。その過程で、瀧と三葉は互いの大切さをより深く理解していくのです。

「君の名は。」はただのファンタジー恋愛物語にとどまらず、家族、友情、運命、そして人と人とのつながりの大切さを描いた作品です。美しい映像と心を打つ音楽は、物語の感動を一層深め、視聴者に強い印象を残します。特に、RADWIMPSによる楽曲は映画の世界観と完璧に融合しており、物語の感動を広げます。

瀧と三葉が時間を超えて出会い、別れ、そして再び求め合う過程は、運命の不思議さと愛の力を感じさせます。エピローグでは、二人が東京で偶然再会するシーンは、運命的な出会いを信じさせるような感動を与えてくれます。

君の名は。 / Your Name.
8

「君の名は」の講評

新海誠監督の名作「君の名は。」を観て、私自身が感じたことを書かせていただきます。

まず、映画のビジュアルが本当に素晴らしかったです。新海誠監督らしい美しい背景やキャラクターの表情には目を奪われました。特に、彗星が空に輝くシーンは息を呑むほど美しく、映画館で観る価値があると感じました。
また、物語のテーマにも感動しました。遠く離れた場所に住む二人の少年少女が、何度も入れ替わることで互いの人生を知り、深い絆を築く姿は心に残りました。この映画を通じて、運命や縁といった普遍的なテーマが繊細に描かれていると感じました。
音楽もまた素晴らしいです。RADWIMPSが手掛けたサウンドトラックは感動的で、映画のシーンと完璧にマッチしていました。特に、「前前前世」や「なんでもないや」は、登場人物たちの心情を表現するかのように深く響きます。

この映画を一度観ただけでは理解しきれない部分もありました。複雑な時間軸や緻密な伏線が散りばめられており、何度も観たくなるような作品です。また、キャラクターたちの成長や心の変化も丁寧に描かれており、観るたびに新しい発見があると感じました。
総じて、「君の名は。」は見る人の心に残る、感動的な映画だと思います。映像美、物語、音楽、すべてが高い次元で融合された作品であり、多くの人に観てほしいと思います。

君の名は。 / Your Name.
9

感動的な美しい物語

「君の名は。」は、2016年に公開された日本のアニメ映画であり、監督は新海誠氏が務めています。本作は、高校生の男女がとある事件をきっかけに意識を入れ替えるというストーリーであり、二人の成長と恋愛を描いた作品です。

私が本作を観た印象は、美しい映像美と音楽に感動したことです。新海誠監督の作品は、映像美が非常に美しく、特に本作では神秘的な自然描写や都会の美しさが描かれています。また、RADWIMPSによる主題歌や挿入歌も素晴らしい音楽として注目を浴びました。

また、ストーリーも非常に感動的で、観客を引き込んでくれます。主人公たちの心の成長や恋愛模様が丁寧に描かれていて、最後には涙を誘う感動的なクライマックスがあります。ストーリー展開も緻密であり、登場人物の心情や過去が巧みに描かれています。

しかしながら、ストーリー展開が少々複雑で、時系列が飛び跳ねているため、初めて見る方には理解が難しい部分もあります。また、物語の中で語られる神話や伝説が多く、日本文化に馴染みのない方には混乱を招くかもしれません。

ネタバレについては、ある程度含まれているため、ご注意ください。

総じて、本作は美しい映像美と感動的なストーリーが魅力のアニメ映画です。初めての方でも十分に楽しめると思いますが、ストーリー展開が複雑であるため、集中して観る必要があります。また、音楽にも注目してみることをおすすめします。

君の名は。 / Your Name.
9

感動の物語が奏でる、時空を超えた純愛の絆

「君の名は。」は、時空を超えた純愛の物語が描かれた映画です。都会と田舎を舞台に、男女の主人公たちが織りなす交差する運命が描かれ、観る者を魅了します。

ストーリーは、東京の高校生・瀧と、田舎の神社で暮らす女子高生・三葉が、夢の中で入れ替わるところから始まります。入れ替わるたびにお互いの身体を探し、やがてお互いに惹かれ合うようになります。しかし、物語はそれだけでは終わりません。二人が出会う前の約三年前、三葉が暮らす町は、彗星の落下によって壊滅してしまいます。瀧と三葉はその謎を解き明かし、時空を超えた奇跡的な結末を迎えます。

この作品の最大の魅力は、美しい映像美にあります。細部にまでこだわった緻密な描写は、日本の美しい四季を表現しており、見る者を心地よい空気感に包み込みます。また、映画のテーマである「時空を超えた純愛」に加え、人々の生き方や人生観についても考えさせられる部分があります。主人公たちが進む道は、必ずしも明るいものばかりではありませんが、前向きに生きる姿勢が心に残ります。

「君の名は。」は、美しい映像美と感動的なストーリーが融合した作品で、誰もが心に残ること間違いありません。素晴らしい音楽、豪華な声優陣の演技も必見です。この映画を観ることで、日常を少し楽しく、希望に満ちたものに感じられるでしょう。是非、一度ご覧になってみてください。

君の名は。 / Your Name.
8

引き込まれる圧巻のストーリー

映画「君の名は。」は、2016年公開のファンタジーアニメーション映画で、監督・脚本は新海誠、主演声優に
神木龍之介、上白石萌音を配す日本アニメーション界を代表する作品です。興行収入は約250億円との脅威の
数字で邦画では公開当初歴代2位でした。主題歌であるRADWIMPSの「前前前世」は耳に残る旋律で、挿入歌の
「なんでもないや」などもRADWIMPSが担当しています。
ストーリーは、都会に暮らす少年の瀧(たき)と田舎に暮らす少女の三葉(みつは)が入れ替わる、という普通
ではありえない現象と、「ティアマ彗星」という架空の彗星が地球に接近する出来事が招く人間模様を描くもの
です。
都会にあこがれる少女の純粋な想いのはかなさや、会えそうで会えないもどかしさの中で芽生える恋心、次々と
起こる展開はどんな結末を迎えるのかまったく予想させない、視聴者を引き込むストーリー展開であり、観るもの
に、まるで自身が少年少女に戻ったかのような感覚を覚えさせます。
一度はもう出会わない運命かと思われた瀧と三葉でしたが、最期に起こる奇跡の場面は感動必死です。
奇跡が起きたのは、三葉の自分を変えようとする勇気と決心がはたらいたのだと思うと、とても感慨深い作品です。

君の名は。 / Your Name.
6

みんながいうほど、よくない

RADWIMPSのPVかいと思えるほど、彼らの曲がかかってました。たしかにいい曲なのですが、それで逃げてるっていうか、お話を見ているような気にはなりませんでした。もう少し、抑えてほしいです。
それにストーリーについてもみんながいい、いい、言い過ぎで、それほどのものではないと思いました。入れ替わりネタだってよくある話だし、時間軸のことだって、まあよくあります。そんなにどんでん返しとはいえないです。男と女が入れ替わって胸を触るってものなんか嫌だし、トイレとかどうしてたのかなとか、女の方だって男の体に興味ある年代だろとか、いろいろ考えてしまいます。
あと、女の子の方の話はあまりに非現実すぎて気になります。口に含んで作る酒とか気持ち悪いだけだし、そんなのを話に盛り込むところ自体、男の監督の願望だなって感じで嫌です。それに、女の子が逃げてとかいうだけで、みんなが逃げるかな?って気もするし、火事を起こすとか、もう少し、みんながみんな逃げるような何かを考えてほしかったです。最後に出会えるかもってところもちょっと長々とひっぱりすぎな気がしました。
いろいろ気になるところはありますが、絵が綺麗でロマンティックな話なので女の子たちが夢中になるのはよくわかります。でも、おばさんからすると、そんなにかなと思う作品でした。

君の名は。 / Your Name.
9

夢から現実へ

この作品は新海誠監督が制作し、2016年に公開された長編アニメーションです。
主人公は高校生で東京に住む立花瀧と田舎で暮らす宮水三葉です。
都会に憧れる三葉はある日、東京の男子学生になる夢を見ます。
もう一人の主人公、瀧も自分が女子高生になる夢を見ます。
明らかに違和感を持つ二人は「私/俺たち、入れ替わっている!?」そう確信します。
瀧は三葉に「お前は誰だ?」と書いたメモを残してから、二人の交流が始まります。
お互いの気持ちが少しずつ距離を縮めていきます。
そんなある日、二人の入れ替わりが出来なくなります。瀧は三葉のことが、大切な存在だと気付き、瀧が描いた風景画を頼りに、飛騨へ三葉に会いに行きます。
果たして二人は会うことができるのでしょうか?
この映画を見てまず思ったのは、空の色がリアルでとても綺麗でした。
青空も、夜空に光る月も、美しい。これが新海ワールドの一部分なのだと、とても感動しました。
話の内容は、一回見ただけでは、少しわかりづらいところがあります。
しかし、それを補って有り余るほどの面白さと、瀧と三葉の情熱が心を鷲掴みにして離しません。たくさんのリピーターがいるのも、わかります。
TVの小さな画面で見るよりも、映画館の大スクリーンで観覧すると迫力があり、お勧めします。

君の名は。 / Your Name.
4

あまり乗れなかった。

すごいヒットしましたし、最高傑作みたいに言われていますが、わたしにはちょっとアレでした。やっぱり、挿入歌が多すぎて、映画というよりPVみたいでしたし、話がロマンチックすぎました。なんだか、監督の理想の青春を描いた感じがして、乗れませんでした。タッチの南ちゃんが好きという男を見た時と同じ感情がわきました。いやいや、こんな女の子いないし、こんな甘酸っぱいことなんかないからと思いました。本来だったら、女の子と男の子が入れ替わるなんて、絶対に変なことするし、いや、それをいうのは野暮だから、それは抜きにしても、女の子の方の口でクチュクチュして作る酒とかどういうつもりなんだと思います。監督の趣味爆発という感じです。あと、実は時間軸が違うというのもそんな珍しい話でもないし、隕石の危機から村人を女の子らが救えるというのもちょっと現実味がない気がします。でも、まあ、面白い話でした。すごく甘ったるいですが、手のひらの演出とか、おおーと思いました。若い女の子なら、キュンキュンきちゃうと思います。あと、男の人とかも基本ロマンティストですから、気にいるのではないかなと思いました。ただ、大人の女性にはちょっときつい作品なのではないでしょうか。ともかく、私は乗れなくて、あんまりでした。

君の名は。 / Your Name.
9

意外な展開を見せるラブストーリー

飛騨地方の山深いところに住んでいる女子高生の宮水三葉は、祖母と妹の三人で暮らしていました。三葉はある日ぶし着な体験をします。目を覚ました三葉は、東京の男子高校生である立花瀧になっていたのです。その一方、瀧は、田舎の女子高生である三葉になっています。つまり二人は入れ替わったのです。入れ替わりは頻繁に起こったため、その日起こった出来事をスマートフォンに残す約束をします。その時には、巨大彗星が地球に近づいていました。
瀧は、三葉に会うことを決意し、三葉が住む街は3年前の彗星の落下により、街が壊滅状態であることを知ります。しかも、彗星の落下で500人以上もの犠牲者が出ることも知ります。実は二人に起こっていたのは入れ替わりだけではなく、同時にタイムスリップもしていたのです。瀧が入れ替わっていたのは3年前の三葉だったのです。
瀧は隕石が落ちた日の朝にタイムスリップし、体が三葉になっていることに気づきます。祖母に隕石のことを話しても信じてもらえず、父である町長に話しても取り合ってもらえません。そこで、友人の力を借りながら、町内放送をのっとり自力で避難命令を出します。この、入れ替わっている期間に三葉の記憶を見ることができ、実は三葉が3年前に瀧似合いに来ていたこととを知ります。3年の時間差があるため、その当時の瀧は、三葉を知らなかったのです。その時に、三葉がつけていた組紐をもらっていたことを思い出します。そして、ついに彗星が落下するのです。この時点での三葉の安否は不明なのですが、5年後に再開するのです。瀧も三葉もお互いの記憶を失っています。しかし、二人が視線を交わした瞬間に何かをお互いに感じます。そして、お互いの名前を確認するシーンはとても泣けます。

君の名は。 / Your Name.
10

一番好きなアニメ映画です。

映画公開から数日後、世間で話題となっていたので映画館へ観に行ってきました。
と言ってもアニメ映画はそんなに興味がなかったので、余程気にならないと映画館まで行かないのですが友人が強く勧めてきたので観たという感じです。
感想は…映画館で見て良かった!
映像がとにかく綺麗で、ストーリー展開も息をつかせない。ただの恋愛ものかと思いきや、アクションやミステリー、人気ジャンルを盛り込んで、でも嫌味はなく娯楽として本当に楽しめました。
エンドロールでは放心状態になりしばらく席を立てませんでした(笑)
鑑賞後は本屋さんに走り、文庫本バージョンが出ていたので速攻購入して子供の世話の合間に一気読みしました。
こちらも映画の裏話というか補足情報が入っていたので後に読むことをお勧めします。

とにかく、キャラクターの心情の移り変わりや背景の綺麗さは秀逸です。
舞台が大都会東京と岐阜の小さな町という対比が描かれているのですが、都会と田舎の風景や町の人の佇まいもそれぞれが違ってリアルさが感じられました。
風景も四季に合わせた実際のそれと同じだったりそれ以上なので、ちょっとした旅行気分も味わえます。

海外でも大人気のようですね。確かに納得です。

君の名は。 / Your Name.
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何回見ても心が動かされる

「君の名は」のレビューを書くのはありきたりかもしれませんが、私はそのくらいお勧めしています。なぜそこまでおすすめかといいますと、ずばりそれぞれのストーリーと挿入歌が抜群に合っているからです。これまでいろいろな系統の作品を見てきましたが、ここまで心をグッとつかまれる映画は初めてでした。
住む世界、生きる時間がともに違う二人が、糸として結ばれるその瞬間がとても印象的です。(少しネタバレになったかな笑)
まだ見ていない方がいらしたら一度でいいので見てほしい作品です。おそらく止まらなくなります。私もDVDを買い10回は見てしまいました。少し見過ぎですね…。でもそれだけ面白く感動する物語です。
新海誠さんの作品ですので、絵がとてもとてもきれいです。見ていて心が癒されるという感覚にもなります。
改めて「君の名は。」という作品を見た感想ですが、出会った人すべてに意味があると思いました。誰かとかかわっていた意味を、今はまだ気づかないかもしれませんが、時が過ぎてから気づくのです。そんなことを思いながら見てください。きっと見方がまた変わってくると思います。

君の名は。 / Your Name.
10

何回も見たい

合計2回見ました。1回目は絵が本当に綺麗でいい作品だったなという印象で、複雑で分からない部分もあったのですが、2回目見たときは号泣。映画館へ5回足を運んだという友人もいました。
話の内容も面白いし、時間の進み方(編集の仕方)がすごく面白いです。実際にはありえないけれど、自分がその世界に入り込みのめりこんでいました。
また音楽も素晴らしくマッチしていて、映画を見てから100回くらいはリプレイして聞きました。日本の文化や伝統、そして現代の生活が織り混ざり、日本を代表する素晴らしい作品だと思います。こんなにきれいな美しい2Dアニメーションを作れるなんて本当に日本はすごいなと思います。
1回目は試しに。2回目は内容を理解するために。3回目はなぜこんなに面白いのか研究するためにもう一度見たいです。また見た後でネットを見たら、自分が気づくこと以上に細かいところまで設定されていたり、工夫がこらされていて、それを知るのも面白かったです。
アニメは子供のものだと思っている人もまだまだいると思うので、このアニメを見ることによって、アニメは世界を代表するアートだとみんなに知ってもらいたいです。
本当にたくさんの人にオススメしたいです。

君の名は。 / Your Name.
10

邦画のアニメの新金星!期待以上です、是非観てください!

もともとアニメや邦画を好んでみるタイプの人間が観た感想としてお読みください。映画館、劇場での鑑賞も久しぶりでした。忙しい最中だったので、開演時間がそのときに合った映画がたまたまこの映画でした。報じられているCMを観た限りはどこにでもある映画だなというマイナスな印象だったので、友人からの期待以上だよという報告もありましたが、それでも期待は低めにして観賞させてもらいました。感想を一言でいうならば、”生涯忘れることのないほど素晴らしい映画”でした。ポイントは、1.ストーリー、2.描写、3.テーマ の3つが期待以上にしっかりしている点です。1.ストーリーは、”二人の人格が入れ替わり、二人の生きている時代が5年ずれているという設定、若い二人には、時も空間も遠く離れていながら恋心が芽生えていく。そして女の子の村に小惑星が衝突することを5年後の世界を生きる男の子が知り、衝突から避難を勧告することを行動に起こしていくというストーリー。それだけでなく、親子や家族、友人の絆、村の伝統、都会での生き方、社会問題なども織り交ぜられています。2.の描写について、監督の想いが伝わります。都会や自然の描き方、それぞれの土地で生きる登場人物の心情と風景の描写、特に光の描き方が美しい、太陽が2つあるような描き方など、虚偽風景だからこそ、インパクトと印象の残り方が強烈だった。監督のこのこだわりは、ご自身の学生のとき涙が自然と出てくる風景を見たという経験が映画やアニメの仕事のきっかけになったところからきているとのこと。3.のテーマについて、これは都会・自然を舞台にしながら、”人々が求めている何か”に気づかされるそして、見終わったときに、その何かに一人ひとりがそれぞれに気づいて、次の日から、歩きだせる勇気がもらえるようなテーマがSFと恋愛物語にのせています。私たちの現実を生きている生活は、何かと直接的であって考える時間も与えられていないほどせっかちですが、その毎日の中に、”当たり前の大切さ、大切な人”、”幸せに生きる”ことを考えさせられるテーマのように思えた作品でした。

君の名は。 / Your Name.
10

素晴らしいです。

映画が最初に始まった瞬間の綺麗な映像と音楽がすごくマッチしてます。
男の子と女の子が時空を超えて繋がっているという物語なんですが、キャラクターの男女の声優さんの声もピッタリです。段々と出会ったことのない男女2人がお互いに何故か惹かれていき、お互いを確認できなくなり、そこからまたストーリーが始まり、女の子が大変な目にあっていたという事がわかり、男の子がそうならないように女の子を助けなきゃいけない展開にもなるんです。ただ見てるだけだったはずのストーリーが所々に耳に入ってくる音楽もすごく頭の中に入ってくるようになり、ストーリーに惹き付けられるようになります。結局は男女のいる時代が時間差があったことがわかり、でも、女の子を助けることが出来たのですごくよかったと思います。彗星が女の子のいる町に落ちてしまうシーンは危ない大変なシーンなんですが、そこの音楽がすごく良くて綺麗なんです。
空や自然や人物一つ一つがとても綺麗で見ていて気持ちがいい作品でした。1回見ただけでは理解が出来なかったんですが、何回か見ていくうちに、こうだったんだとわかりました。すごく深い作品で、こんなに惹き付けられるとは自分でも思っていませんでした。

君の名は。 / Your Name.
6

根底にあるのは現代人への警鐘

この映画の根底にあるのは、モノや情報に溢れ古いものを置き去りにしてきた現代人への警鐘ではないかと思います。それを新海監督は、都会に住む男の子と、田舎の神社の跡取り娘の入れ替わり、という分かりやすい形で表現しています。そしてそれは時々出てくるおばあさんのが口にする結びという言葉や、カタワレドキ、そして山頂のご神体。全て現代人が忘れかけているものが、物語の重要な場面でキーとなってくることで更に明確なものになります。
人間は生まれて死ぬまでに色々なことを忘れて生きてきます。そして世代間でも受け継がれずに忘れ去られていくものも多いでしょう。しかしその中にも大事な物があるのではないかという事を、三葉と瀧が入れ替わって時間の経過とともに忘れていくという設定で代弁しています。
三葉は見えないチカラで危機に気付かされ町民の命を救うために奔走します。これは誰かが気づいて動くことで人間が自然の脅威から逃げられるとゆうことの表現。そして最も重要なのが運命です。日本には古くから、将来結ばれる人とは小指で赤い糸で繋がっているという言い伝えがあります。
この映画の中では組み紐とゆうアイテムを使ってこれを想起させます。運命は見えるものではないし証明も出来ません。でも運命などないと抗って生きてみたところでそれも運命だったのかもしれません。つまりは、人の力では到底及ばない物もあるとゆことがラスト数分で一気に叩きつけられます。人の生死も運命。私達はそれを受け入れ命ある限りは精一杯生きるしかない。最後の青空からはそんなメッセージを受取ました。

君の名は。 / Your Name.
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心からオススメしたい

この映画、単純に楽しめなかった人も多いようで、ネットでの評判を観ると、「あそこのつじつまが合わない」とか「リアリティがない」とか結構細かい点を指摘している意見を目にしました。
確かに疑問が残る点も無くはないのですが、そういう点を吹き飛ばす素晴らしさがあります。
映画館で観ることを心からオススメしたい映画です。

個人的に最後まで疑問が残ったのが、三葉の入れ替わりの相手がなぜ瀧だったのだろうかということ。
三葉の家系に、入れ替わりの能力があるということは示唆されていましたが、入れ替わる相手が瀧だったのは、三葉が「東京のイケメン高校生に生まれ変わりたい」と願ったことから偶然に起こったことなのか、それとも映画では描かれていなかった瀧の母親が巫女的な能力をもっていたとかなのか。
もしかしたら答えは無いことなのかもしれないですが、いろいろと妄想してしまいました。

この映画ですごくいいなと思ったのは、田舎を美化していないところ。
たとえばアニメ映画作品でいえば、細田守監督の作品なんかは、すごく良いんですが、モヤモヤした感じが残るんですよね。
「いやいや、田舎を美化しすぎでしょ」と田舎出身の僕としては思ってしまうのです。
その点『君の名は。』では、田舎の閉塞性やなんかがしっかりと描かれていて、主人公の三葉の、「こんな田舎いやだ。東京に行きたい」という気持ちがすごく伝わってきました。
ちなみに物語の舞台はどうも岐阜の飛騨のあたりをイメージしているようです。

君の名は。 / Your Name.
10

圧倒的力作!

私はこの映画を見るまでほとんど映画を見たことがなかった。だが、このアニメ映画を見て感動し涙し、アニメ映画界に興味を持ってアニメ映画だけは映画館で絶対に見るようにしていた。だが、他のアニメ映画は「君の名は。」と比較するとどれも物足りないものばかりであった。他の方のレビューを見てみれば「よかった」と書いている人もいることから良作だったのかもしれないが、そうであるとすればそれほど「君の名は。」が私に影響を及ぼしたということである。それくらいに「君の名は。」は良かった。
また、先の読めないストーリーにも惹かれた。わかりやすい展開もありはしたが。瀧と三葉が夢の中で入れ替わるが、途中でそれが途切れ、瀧が三葉に会いに行ったというシーンが一番展開が読めなかった。夢の中で入れ替わるが、実は入れ替わっているのは三年前の三葉とであったという事実は予想もつかなくて衝撃を隠しきれなかった。また最後には無事二人は出会うことができて、映画を見終わった後の爽快感も抜群であった。
そしてこの映画の最も魅力的なところが、RADWIMPSと映画の掛け合いである。特にクライマックス付近で流れる歌には感動間違いなし。涙がこぼれてしまうことは必至であろう。

君の名は。 / Your Name.
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壮大な恋と家族の物語

高校生の男女が、ある日突然夢の中で入れ替わるというファンタジックな物語です。
最初は入れ替わることにお互い戸惑っていて、入れ替わりの最中にしてはいけないことや振舞い方などのルールを作ります。そして、お互いにアホなどと言い合っていたものの、段々と二人は惹かれあっていきます。東京の大都会に住む男子高生である瀧は、田舎に住む女子高生である三葉の生活を知って、三葉の家族や友人と仲良くなっていく。三葉は瀧の暮らす東京で行ったことのないカフェやお店、出会ったことのない生活を送る。お互いを知っていった時、初めて三葉の住む糸守町の衝撃の事実に驚くことと同時に、お互いのことが好きであることを知ってしまったときには思わず鳥肌が立ちました。また、家族の物語でもあって、三葉がどうやって糸守町で生まれ育ったのか、三葉とその家族の関係を入れ替わりで瀧が知るシーンには思わず涙が出ました。作中に登場する組紐が鍵を握っていて、案外遠くにいて関りが無い人でも、実は自分と縁がアッタリ繋がったりすることもあるんじゃないかと思いました。短い間だとしても色々な人との繋がりを大切にしていこうと思いました。作中に流れる音楽や映像に心が大きく揺さぶられました。

君の名は。 / Your Name.
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タイトルなし

はじめは内容を理解するまで時間がかかります。2回見ると国語が苦手な私でも理解できました。初めは同じ時間軸で少年と少女の体が入れ替わってると思っていました。少年の方は東京で暮らす高校生、少女の方は田舎で暮らし、由緒正しい神社の家系に生まれ今の暮らしが嫌と思っています。そんな2人が何度も入れ替わってだんだん惹かれあっていくという青春恋愛ストーリーと思っていました。見ていると「何でここにこんな映像が出てくるのかな」とかその時は内容を理解していなかったので矛盾に思いました。でも2回目みて、1回目何も分からず見ていた映像が全部繋がっていたんだと分かると、とてもスッキリして、この作品面白いと思えるようになりました。そして、何度も見たいと思いました。途中途中にバカやあほなど体に書いて面白がっているシーンがあったり、入れ替わった時の事をスマホに記録して交換日記のように確認しあったり、本当に男女入れ替わったらやっぱりこうなるんだというシーンが出てきたりと面白いシーンが結構あります。悲しいシーンもたくさんあります。でも、悲しいシーンは必要であえてここに入れたんだと思いました。とにかく、この作品を見てない方には是非是非見てほしい作品です。最後の終わり方が私はお勧めです。

君の名は。 / Your Name.
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音楽も映像も最高です!

私が好きな新海監督の作品ということで予告を見た時からずっと気になっており、公開初日に映画館に観に行きました。
これまた私が好きなRADWIMPSが映画全体の音楽担当とあって、音楽も素晴らしい。始まってから最後まで常にその場面に合った曲か歌がかかっていたような気がする。
新海さんの綺麗な映像とRADWIMPSの曲。世界観最高です。
ストーリーは三葉と滝が夢の中で入れ替わってしまうところから始まるのですが、最初のほうは「あれ、今どっちだ?入れ替わってる?」と状況が分かりずらかった。慣れれば三葉の髪型とかで分かるんですけどね。RADWIMPSの前前前世が流れる、三葉と瀧の入れ替わりのシーンは疾走感もあって気持ちも高ぶります。ここが第二のオープニングと言っても過言ではない。
それからなんと言ってもスパークルが流れるシーンは素晴らしいの一言につきます。綺麗な曲で、初めはゆったりとしたピアノから始まり、ストーリーではとうとうティアマト彗星が近付いてくるシーン。曲もヴォーカルが入ってきて壮大になり、それが降ってくるティアマト彗星の映像とマッチして幻想的です。このシーンは映画館で見るべき。
一番印象に残ったシーンは、父を説得しに走る三葉が転んで、右の掌を見るとそこには瀧が書いた「好きだ」の文字…!!。ここは号泣必至です。

君の名は。 / Your Name.
8

よくできたストーリー展開

テレビのニュース番組で、新海誠監督の作画へのこだわりについてのインタビューや、舞台となった場所のマニアによる「聖地巡り」の話題を見て気になり、つい映画館にまで足を運びました。
映像は美しいし、物語の世界観にハマってしまうと映画の聖地を巡りたくなるわな、というくらい後を引く作品です。
高校生の男女の体が入れ替わる現象から始まる序盤は、昔々そんな映画あったなー、「転校生」? タイムリープっぽい仕掛けは「時をかける少女」?「ドラえもん」? 似たモチーフの作品を思い起こしつつ観ていくうち、 急ピッチでどんどん壮大な展開になり、ぐいぐい物語に引き込まれ、色んな伏線も明らかになります。
クライマックスでは主人公2人の切ない思いに感情移入し、ラストは清々しい余韻を残しつつRADWIMPSの前前前世に浸る…。最初ぼーっと見ていると、疾走感溢れる終盤にかけては置いてけぼりにされかねない、意外とつじつまを考えながら観ていないと混乱してしまう、そんな107分です。
でも、東京と飛騨の美しい風景のそこかしこに青春の瑞々しさが溢れ、なぜか自分の高校時代を懐かしんでしまう。登場人物のキャラ設定もそれぞれ魅力的で、少女マンガ好きにも少年マンガ好きにも楽しめる作品です。