約束のネバーランド / 約ネバ / ネバラン / The Promised Neverland

約束のネバーランド / 約ネバ / ネバラン / The Promised Neverland

『約束のネバーランド』とは白井カイウ(原作)、出水ぽすか(作画)による日本のダーク・ファンタジー・サスペンス漫画。2016年8月に『週刊少年ジャンプ』にて連載が開始された。GFハウスという孤児院で育てられた主人公のエマとその仲間達による、過酷な運命を自分の手で変えようともがき奮闘する物語である。ジャンプのセオリーである“友情、努力、勝利”を違う角度から描いている点や、独特な世界観、ミステリー要素を含むストーリー性などで人気を集め、テレビアニメ化や小説化、映画化と多岐にわたる支持を得ている。

Komiyama1202のレビュー・評価・感想

レビューを書く
約束のネバーランド / 約ネバ / ネバラン / The Promised Neverland
8

途中でやめられない!続きが気になる脱獄ミステリー

アニメから入り、気づけばのめり込んでしまい、漫画まで全て読みました。物語は、一つの孤児院から始まります。優しいマザー(孤児の母代わり)がいて、子供たちは可愛く、幸せな生活を送っています。子供達は定期的に頭脳テストを受け、頭のいい子が多く、特に天才的な3人の子供が後々物語を進めていきます。実は、孤児院には秘密がありました。子供は里親が見つかると出て行くのですが、実はその里親は本当は居らず「出荷」として鬼の手元に渡っていた。。。孤児院は、鬼に食べさせる子供を育てるための農場だった。。。人間は、鬼社会での「食料」であり「家畜」だった。。。この時点で、かなり度肝を抜かれます。読者は、人間が食べられる側になるという事実を突きつけられ、弱肉強食の世界に思いを馳せるでしょう。また面白いのは、その後、孤児院から脱走しようとする子供達の作戦や、マザーとの駆け引きです。ハラハラドキドキする展開で、つい話を読み進めてしまいます。天才3人のうちの1人エマ(女の子)は、行動力があり、明るく、仲間思いで諦めない性格がとても好感を持てます。またそのエマをサポートする男の子2人が、全く違うタイプで格好いいので「どっち派?」と盛り上がれるでしょう(笑)ハラハラドキドキ驚異の脱獄ミステリーです。