見える子ちゃん(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『見える子ちゃん』とは泉朝樹による幽霊などを取り扱った新感覚ホラーコメディ漫画。2018年に作者Twitterにて初公開。人気を博し、同年に角川の電子書籍サイト「ComicWalker」にて商業連載を開始した。2021年にはアニメ化した。物語は、ある日普通の人間には見えないものが見えるようになってしまった女子高生である四谷みこが怪異(幽霊)に怯えながらも見えないふりをしていくというもの。2019年に行われた「次にくるマンガ大賞 2019」Webマンガ部門では10位にランクインした。

CV:本渡楓(アニメ版) / 伊藤彩沙(デジタルコミック版)

みこの親友の少女。天真爛漫な明るい性格の持ち主。ものすごく食欲旺盛であり朝食後の「朝後ごはん」を必ず食べる。1度の食事量も多く、朝からホットケーキを5枚を平らげる。そのせいで豊満な胸部を持っている。

怪異などを感じる力は持っておらず、またホラーなどは苦手であり、怖い話を聞くと怯えてしまう。しかし、生命オーラというものが非常に強いために霊を引き寄せやすい体質を持っており、みこを度々困らせてしまう。生命オーラはお腹を満たすことでさらに強くすることが可能。

廃墟ビルに飼い犬が逃げてしまったと泣いている子供のために、怖いという気持ちを抑えて飼い犬を救出にいくなど他者を思いやった行動ができる。また、トイレで1人で弁当を食べていたユリアと今後弁当を共にしようと声をかけている。

料理が下手であり、恐ろしい見た目の料理を作る。しかし、お菓子作りはうまいのか、見た目は多少普通になるがつまみ食いをしてしまう癖がある。そのため、ホールケーキがろうそくのような形になってしまったことがあった。

ラムダラビットというマスコットキャラクターが大好きでキーホルダーを持っていたり、LINEでラムダラビットのスタンプを使用している。

二暮堂ユリア(にぐれどう ユリア)

CV:佐倉綾音

みことハナの同学年で隣のクラスの少女。小柄な体にくせ毛のツインテールが特徴。みこほどではないが霊感があり、幽霊を見ることができる。除霊などができる霊能者であり、ゴッドマザーの一番弟子を自称している。物心ついたころから霊感があったため霊に対して恐怖心はない。

幽霊が見えると口にしたことで周囲から気持ち悪いと迫害されたことがあり、そのため除霊のできる強い霊能者になり羨望の眼差しを向けられたいと思っている。

ゴッドマザーが廃業したと聞いたときに、最後の客であったみことハナがゴッドマザーの廃業に関与していると考えて近づく。そして、みこが自身と同じく見える子だと気付く。その後、みこが除霊のできるタイプの霊能者であると勘違いしてしまい、自身より力があるみこをうらやんでいた。しかし、みこと接するうちにその気持ちはなくなり協力をするようになる。
みこの弟、恭介も除霊ができるタイプの人間であると誤解している。

いわゆる中二病の気がある。

クラス内で友達がいないのか、昼はトイレで弁当を食べていたが、ハナの天真爛漫さに助けられてみことハナと友達になり、昼食を共にするようになる。3人で撮った写真はスマホの待ち受けにしている。

みこの除霊(誤解)を見たりなどで自身の霊能力に自信を失っていたところに、ロムの開催する心霊スポットツアーに参加した。最初はロムを詐欺師と思っていたが、危ういところをを救われたことでロムが本物であると確信して、ロムやゴッドマザーのような本物の霊能者になりたいと思うようになる。

みこの家族

四谷恭介(よつや きょうすけ)

CV:花守ゆみり

みこの弟で、小学生。みことは違って霊感はない。ホラー番組が好きだが怖がりで、強がる様子が見られる。

みこの様子がおかしいと感じてクラスメイトに相談したところ、「彼氏ができたのではないか」と言われて心配したり、みこが神社に行って連絡が取れなくなった際には探したりと姉想いである。みこが見つかったときは安堵から涙ぐんでいた。ハナとも仲が良く、呼び捨てで呼んでいる。

動物が好きなのか、動物が描かれたTシャツを好んで着用している。

みこが連れてきたねこを一時保護していた際には「ねこまる」と名付けて可愛がっていた。しかし、後に「ねこまる」が善に引き取られることになると号泣しながら見送った。

四谷真守(よつや まもる)

CV:鳥海浩輔

みこと恭介の父親。故人。みこのプリンを勝手に食べたことで喧嘩をしてしまい、仲直りすることなく亡くなった。仲直りできなかったことを後悔している。

今でも四谷家に幽霊として滞在しており、家族団らんにそっと混じっている。みこが見えることに気づいてはいない。四谷家にいる怪異と普通に話したりしている場面がある。

四谷透子(よつや とうこ)

CV:生天目仁美

みこと恭介の母親。霊感はない。

一時保護していたねこを善に渡す際に号泣して名残惜しそうにする恭介に諦めなさいと諭した。

学校関係者

遠野善(とおの ぜん)

CV:中村悠一 / 寺崎裕香(幼少期)

みことハナのクラスの担任を務める臨時教諭の男性。一見イケメンで優しそうに見えるが、その実人に興味がなく危なげな性格をしている。

担任になる前からみことハナと面識があり、その時にハナが保護した猫を引き取ろうとしていたが異形の怪異を大量に背負っていたためにみこに拒絶された。

背中に常におぞましい怪異を連れているためにみこに警戒されており、また怪異のせいでハナの生命オーラを削ってしまっていた。霊感はないため自身に怪異が憑いていることに気づいていない。

ハナの生命オーラを削ってしまっていたことと、憑いている怪異が日に日に増えていたことから、何か危ないことをしているのではないかとみこに疑われていた。そして、猫をに手を伸ばしている姿から動物虐待を疑われるが、危うく車に轢かれそうになった猫を身を挺して守ったことから実は猫好きであることが発覚した。
善はみこが最近起きている動物虐待の犯人ではと疑っていた。後に誤解は解けている。動物虐待の犯人を見つけるために路地裏などを歩き、見つけた猫を保護していた。保護した猫は数少ない友人であるサトルに渡している。

善が連れている怪異は死んだ母親と、保護したが助けられなかった猫たち。猫たちは善に恨みなどはないが母親の怪異に影響されたものと思われる。

過去に母親からの異常な執着を受け、さらに保護した猫を母親に殺されてしまったことで「自分のせいで猫が死んでしまった」と思い込み、以後猫は好きであるが自身で飼うことはなかった。

みこの行動によりおぞましい怪異となった母親が退治されたことで呪縛から解放され、さらにみことハナの会話で心境の変化が訪れ、猫を飼うことを決める。名前はモカ。

人の名前を覚えるのが苦手で受け持ちのクラスの生徒でもよく間違える。

動物虐待事件の犯人を見つけた際には、善が何をしたのか明確な描写はないが犯人が行方不明になったという描写がある。

荒井(あらい)

CV:佐藤はな

みことハナのクラスの担任の女性。産休に入るため善に担任を引き継いだ。

過去に流産を経験しており、今回の妊娠は2度目である。1度目の子の霊がついている。

木戸(きど)

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