ギフト±(プラスマイナス)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ギフト±』とはナガテユカによる日本のミステリー漫画。『週刊漫画ゴラク』で2015年4月3日号から連載中。単行本は『ニチブン・コミックス』から刊行され、累計発行部数は280万部を突破している。主人公は女子高生の鈴原環。一見すると普通の女子高生だが、実際は男子大学生が率いる臓器売買のメンバーの1人として、更生できない元凶悪犯の身体を解体し臓器を取り出す解体師だった。感情をほとんど表に出さない環。自身の行為や組織についても知らなかった。忍び寄る国外組織。環を巡り次々と事件が起きていく。

児童買春クラブ「プティシャトン」の経営者。ある日、変死体として見つかる。何者かに殺害された可能性があったが、警察上層部の指示により自殺として処理される。真相は不明。

相澤華南(あいざわ かなん)

CV:咲々木瞳
性依存症の女性。16歳の時に公園トイレで出産し、乳児遺棄で逮捕される前科がある。出所後も不安定な心を満たすため、妊娠と乳児遺棄を繰り返す。その後、環によりクジラの1人として子宮を含む一部の内臓を摘出される。

松川清(まつかわ きよし)

野党第一党「民信党」の議員。次期総裁を目指していた。児童ポルノから子供を守ろうというスローガンを掲げていたが、自身が児童虐待を犯す犯罪者だった。プティシャトンの子供に暴力をふるい死に至らしめていたため、顧客の中でも要注意人物とされていた。日本と中国との太いパイプを持っていたが、中国の組織を裏切ろうとしたため曹に捨てられる。その後、環によりクジラとして捕獲され解体された。

安西数馬(あんざい かずま)

安西省吾の兄。兄弟ともに親からの虐待の経験をもつ。追い詰められた幼い2人は親を殺し、空腹から親の人肉をカレーで煮込み食べる。この経験から殺人と人肉を食べることが癖となってしまう。環らの組織に見つかり、安西省吾は解体される。

安西省吾(あんざい しょうご)

安西数馬の弟。親の肉を食べた影響で、兄よりも人肉に味を占めてしまう。環らの組織に捕まるが、人肉を食べたことによる感染症のおそれがあることからクジラとしては処理されず人体実験の検体となる。

『ギフト±』の用語

クジラ

臓器を取り出すターゲットのことで、タカシらが臓器売買グループ内で隠語として使っている。クジラは本人の意思に反して、拘束された後「臓器提供者」として臓器を強制的に取り出されてしまう。取り出された臓器は闇ルートで売買される。

極秋会

日本における臓器売買グループ。巨大な資金を蓄え、極秋会は大きな病院も運営している。

プティシャトン

児童買春クラブの名称。環とタカシの母・真琴ら数名の児童が飼われていた。フランス語で「可愛い仔猫」という意味。

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