勇気爆発バーンブレイバーン(アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『勇気爆発バーンブレイバーン』とは、大張正己が監督を務める、Cygames原作のオリジナルアニメ作品。放送前は軍事色が強いロボットアニメのように宣伝されていたが、初回の放送でヒロイックなロボットが活躍する作品であることが明かされ、視聴者を驚かせた。
TS(ティタノストライド)と呼ばれるロボット兵器が存在する世界。突如始まった宇宙からの侵略に地球各地が襲われる中、自衛隊員のイサミ・アオは唐突に現れた意志を持つ謎のロボットブレイバーンに「共に戦おう」と怪しく囁かれ、これに乗り込むこととなる。

CV:藤井ゆきよ

アメリカ空軍に所属するTS要撃管制官。25歳。中尉。
アド・リムパックでホノカと知り合い、親しくなる。

ニーナ・コワルスキー

CV:森なな子

アメリカ海兵隊に所属する軍医。26歳で、階級は中尉。

トーマス・J・プラムマン

CV:志村知幸

アメリカ陸軍に所属する上級曹長。45歳。

シェリー・ローレン

CV:吉田早希

日本でデスドライヴズ相手に徹底抗戦を続けていた在日米軍の兵士。自衛隊の残存勢力との合流後はアキラとチームで動くようになり、彼女の扱い方を熟知している。

『勇気爆発バーンブレイバーン』の用語

TS/ティタノストライド/機動歩行戦闘車

全高6mほどの人型機動兵器。作品世界では比較的新しい兵器で、「TS」は略称、「ティタノストライド」が正式名称、「機動歩行戦闘車」は自衛隊での呼称である。
戦車並みの火力と装甲、戦闘ヘリに匹敵する高い機動力を併せ持つ。その高い汎用性から戦場の次期主力兵器として注目され、各国で開発が進んでいる。同時に各国兵士の中にTSパイロット志願者が多数現れることとなり、空軍がパイロット不足に陥っている。

アド・リムパック

TSの普及と運用体形の確立を目的とした、ハワイで開催された日米を含む各国の大規模な軍事合同演習。

デスドライヴズ

宇宙から飛来した機械生命体。人類の科学力を遥かに上回る高度な技術を有し、地球上の大国を瞬く間に蹂躙した。
基本的には不死の存在であり、その目的は各々の考える「最上の死」を得ることにある。

『勇気爆発バーンブレイバーン』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

イサミ「さっきから何なんだこの歌は!?」

謎の侵略者によってアド・リムパックに参加した各国の部隊が大きな損害を受ける中、突如現れたブレイバーンに怪しく勧められ、イサミは彼の内部に乗り込む。恐るべき力を発揮して侵略者の兵器を撃退していくブレイバーンだったが、イサミは何が起きているのか分からず困惑し、差し当たって「さっきから何なんだこの歌は!?」と叫ぶ。
テーマソングのごとく流れていた雄々しくオープニング曲が、実際にブレイバーンのコックピット内に流れていたことが明かされた衝撃のシーンである。軍事色の強いリアルロボットアニメであるかのように思わせて、突如登場したどう見てもスーパーロボットなブレイバーンの大活躍を見せつけつつ、呆気に取られる視聴者の気持ちを見事に代弁したイサミの名セリフだ。

ブレイバーン「すまない…君を乗せることは、生理的に…無理だ」

デスドライヴズの第二波攻撃に各国のTSが応戦する中、ルイスは苦戦するブレイバーンの下にイサミを運ぶ。しかし直前まで「ブレイバーンに乗って戦ったせいで“敵と通じている”疑いをかけられて拷問紛いの尋問を受けていた」イサミは心身共にボロボロで、もうブレイバーンには乗りたくないと騒ぎ出す。
ブレイバーンでなければデスドライヴズとはまともに戦えないし、そのブレイバーンが劣勢に追い込まれるほど今回の敵は強力だ。冷静に考えるとかなり追い詰められた状況の中、ルイスはブレイバーンに「イサミが乗れないなら俺がお前に乗る」と提案する。しかし、ブレイバーンは若干の間を置きつつ、本当に申し訳なさそうに「すまない…君を乗せることは、生理的に…無理だ」との言葉を返し、ルイスの搭乗を拒むのだった。

「特殊な条件を持つ者にしか乗ることができない」というのは、スーパーロボット物のアニメではわりとポピュラーな設定である。血筋であったり、組織の許可であったり、純粋にロボットの機動に耐えられるデタラメな身体能力であったりとパターンは様々だが、「意志あるロボットが自分の嗜好によって搭乗者を制限する」というのは前代未聞である。
紳士的に、かつ言葉を選ぶようにしながら謝罪するブレイバーンの姿がとにかくおもしろい。生理的に無理と言われたルイスはルイスでかなりショックを受けた様子を見せており、全員が真剣に対応しているのに見ている方は笑ってしまう、秀逸なギャグシーンである。

『勇気爆発バーンブレイバーン』の主題歌・挿入歌

OP(オープニング):ブレイバーン(鈴村健一)「ババーンと推参!バーンブレイバーン」

作詞:古屋真
作曲・編曲:加藤裕介

「ブレイバーンが歌っている」という設定の歌であり、ブレイバーンが戦う時もコックピット内にこの曲がずっと流れている。

ED(エンディング):イサミ・アオ(鈴木崚汰)&ルイス・スミス(阿座上洋平)「双炎の肖像」

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