よつばと!の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『よつばと!』は、あずまきよひこによる日本の漫画作品。『月刊コミック電撃大王』にて、2003年3月号から連載している。「いつでも今日が、いちばん楽しい日」というキャッチコピーの通り、主人公の小岩井よつばは無邪気で元気な5歳の女の子。ごく当たり前の日常も幼いよつばにとっては初めての体験と感動ばかりである。そんなよつばに、周囲の大人たちは優しく共感し、時には真摯に叱ることもある。あたたかさが滲む本作には、ほっこりとする名言や、思わずクスリと笑える名シーンが詰まっている。

風香が小岩井家を訪ねるとランドセルの話になった。「まだ12月だから買うには早いかもしれない」と言うとーちゃんに風香は驚いた。年が明けた4月には小学校に通うことを考えると一般的には遅すぎるくらいだからだ。早い人は入学する1年も前にすでに購入していると言われてとーちゃんは焦る。ランドセルを買う前にまず何をすればよいのかと風香に聞くと「おじいちゃんおばあちゃんに話をする」とのこと。ランドセルの話をすれば祖父母が買うと手を挙げる可能性が高いのだと説明した。風香に言われた通り、ばーちゃんに電話をすると「お金を出すからいいやつを買いなさい」と言われたので、とーちゃんはすっかり風香のアドバイスに納得していた。そこでランドセルの購入には、風香に同行してもらうことにした。
百貨店の中にあるランドセル売り場にはとーちゃんの想像よりもはるかにたくさんの種類のランドセルが売られていた。よつばははしゃぎながら店内を見て回り、あっという間に欲しいランドセルを決めてしまった。よつばがあまりにも早く決めてしまうので、とーちゃんは「もっと他のランドセルを見てはどうか」と勧める。するとよつばはドラゴンモチーフや宝石のついた奇抜なデザインのランドセルが気に入ってしまう。慌てたとーちゃんは一番最初選んだランドセルを背負わせて、よつばに「これが一番かっこいい赤色のランドセル」と説得する。
とーちゃんは「父親の自覚は生まれるものなのか」と、ジャンボややんだと話したことを思い出す。よつばを育てはじめた頃には無かった父性が、いつの間にか芽生え、今ではすっかり「よつばの父親」となったとーちゃん。まだ言葉もしゃべらない赤子の頃、歩いたり、「とーちゃん」と呼ぶようになった頃を思い出す。ランドセルを背負ったよつばを見て、微笑ましさと同時に、子供の成長をひしひしと感じるとーちゃんであった。

綾瀬なぎさの名言・名セリフ/名シーン・名場面

「やーね…ついうっかり お父さん…もう…いないのにね…」

旅行から帰ってきたあさぎは家族におみやげを配る。家族それぞれにおみやげを渡していくと、ひとつ手元に余ることに気付く。それは父へ買ってきたおみやげだった。あさぎは「ついうっかり」としんみりしてしまう。「父はもういないのに」と感傷にひたるあさぎだが、次の瞬間、風香が「いやいやいや。お父さん超生きてるし。今仕事行ってるし」とツッコミを入れる。あさぎは事あるごとに父をいない設定にするので母も妹の恵那も慣れていた。

「久しぶりに見たなー こーゆーの」

あさぎの沖縄土産のお返しに、よつばはあさぎに四つ葉のクローバーをプレゼントする。あさぎは元々よつばにおみやげを用意をしていなかったので、家族に買っていったサーターアンダギーをよつばに渡したのだが、よつばはそのおみやげを本気で喜んでいた。その証拠に、よつばはあさぎのために四つ葉のクローバーを探したのだ。自分が適当に渡したおみやげに対して、本気のお返しを用意するよつばを見たあさぎは、懐かしい気持ちになるのだった。

「バイバイ小さな殺し屋さん」

よつばは、映画の影響で水鉄砲を拳銃に見立てて遊んでいた。かーちゃん、恵那、風香に水鉄砲を発射し殺し屋になりきっているよつばだが、あさぎに隙を突かれて水鉄砲を奪われてしまう。あさぎはよつばに水鉄砲を向けて「バイバイ小さな殺し屋さん」と言い、水鉄砲を発射した。
大真面目にやられた振りをしたり、本気で水鉄砲を奪ったりなど、綾瀬家の人々は真剣によつばと遊んでいることがわかる。

綾瀬風香の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「「何もない」があるのよ!」

沖縄旅行から帰ってきたあさぎは家族におみやげを配る。家族で団らん中、「沖縄と言えば」と言う話題になるが、あさぎは「ん-…なんにもないねー」と答える。それを聞いた風香は得意げに「「何もない」があるのよ!」と言った。小学生の恵那は何となく納得しているが、あさぎと母親からは白けた目で見られる。それっぽいことを得意げに豪語するが風香だが、実は中身はなく、風香らしさを表した台詞である。

「終わったのは夏じゃなくて恋」

夏休みのある日、出掛けていた風香は街中で片思いの相手を見かける。しかし相手はクラスメイトと手を繋いで歩いており失恋が確定してしまう。意気消沈で帰宅した風香によつばが声を掛ける。夏の終わりを嘆いているのかと心配するよつばに、風香は「終わったのは夏じゃなくて恋」と言った。傷心のわりには、いちいち上手いことを発言しようとする風香の性格が表れている。

綾瀬恵那の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「はっぴだからハッピー」

よつば、恵那、みうらの3人は秋祭りに出掛けるためはっぴを着せてもらう。楽しみなあまり恵那は「はっぴでハッピー」と言うギャグを口にする。よつばに「なんのこと!?」と理解されず、恵那はすかさず「いまのうそ!」と訂正した。

「生きてるぴょーん!!」

とんとん
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@tonton

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