ゼンゼ（葬送のフリーレン）とは【徹底解説・考察まとめ】
ゼンゼとは、原作：山田鐘人、作画：アベツカサによる漫画『葬送のフリーレン』の登場人物。大陸全土でも45人しかいない一級魔法使いの1人で、髪の毛を自在に操る特殊な魔法を操る。
主人公のフリーレンが参加した一級魔法使い試験で試験官を務め、「零落の王墓」と呼ばれる未踏の迷宮の攻略を参加者に課す。この結果を見届けるためゼンゼ自身も迷宮に踏み入り、彼らの奮戦を見届けた。平和主義者を自称しているが、一級魔法使いを目指す中で命を落とす者の犠牲については許容するなど、責務に忠実かつ厳しい性格である。
ゼンゼ（葬送のフリーレン）の概要
ゼンゼとは、原作：山田鐘人、作画：アベツカサによる漫画『葬送のフリーレン』の登場人物。大陸全土でも45人しかいない一級魔法使いの1人で、髪の毛を自在に操る特殊な魔法を操る。
魔法都市オイサーストで開催される大陸魔法使いの二級魔法使いの試験官を務めた際、無手に近い防御魔法を施した外套をまとう一級魔法使いブルグが三級魔法使いの少女ユーベルに一撃で斬殺されたのを見て驚愕。これ自体はアクシデントとして処理され、ユーベルは失格の形で試験を落とされるも、彼女の才能を知って「“外套は布だから斬れる”というだけで防御魔法を無視してブルグを殺害できたのなら、髪の毛を武器とする自分も彼女に勝てないだろう」と予想する。
その2年後、新たに一級魔法使い試験が開催され、その二次試験で試験官を務める。「零落の王墓」と呼ばれる未踏の迷宮の攻略を参加者に課し、この結果を見届けるためゼンゼ自身も迷宮に踏み入り彼らの奮戦を見届けた。
ユーベルもこの試験に参加しており、「水鏡の悪魔」（シュピーゲル）が生み出した自身の複製体を彼女があっさり斬殺したことを察して、自身の予想が正しかったことを知った。
ゼンゼ（葬送のフリーレン）のプロフィール・人物像
CV：照井春佳
3年に1度開催される一級魔法使い試験の試験官を数回務めており、年齢は少なくとも30歳前後と思われる。
一級魔法使いの中では比較的穏当な性格で、平和主義者を自称している。しかし一級魔法使いを目指す中で命を落とす者の犠牲については「それくらいの試練は乗り越えて当然」と許容するなど、責務に忠実かつ厳しい性格である。
その実力と人柄が気に入られてか、大陸魔法協会の長であるゼーリエの付き人のような立場で活動することも多い。都合の悪い時はだんまりを貫くらしく、この悪癖についてはゼーリエからたびたび指摘されている。
一級魔法使い試験に参加したユーベルに対しては、魔法の相性の関係で「恐らく絶対に勝てない」とやや苦手意識を持っている。
ゼンゼ（葬送のフリーレン）の魔法・能力
髪を自由自在に操る魔法
正式名称不明。髪の毛を自在に操り、伸縮させ、鞭のように槍のように扱って敵を攻撃する。石造りの柱を造作もなく切り裂き、防御魔法もむりやり圧壊させるほどの破壊力を持つ。
基本的には接近戦用の魔法だが、最大まで伸ばせば通常の武器がまったく届かない位置からの攻撃もこなす。髪の毛は戦闘に用いるだけでなく、出掛ける上司に外套をかけるなど、繊細な制御が可能である。
この魔法の使用に関係しているのか、ゼンゼは普段からかなりの長髪であり、その手入れについては「地獄だよ」と本気で面倒がっている。
ゼンゼ（葬送のフリーレン）の来歴・活躍
一級魔法使いとして活躍
大陸魔法協会の一級魔法使いとして、その長であるゼーリエと共に働く。日常生活においても使い勝手のいい魔法を得意としていることや一級魔法使いの中では比較的穏当な性格をしていることもあってかゼーリエの秘書か付き人のような立場で活動しており、彼女の身の回りの世話を任されている。
協会の規定する魔法使いの資格試験に試験官として参加することも多い。ある時、二級魔法使い試験の試験官を務め、その中でブルグという一級魔法使いが試験参加者のユーベルに殺害されるのを目の当たりにする。
ブルグは防御魔法を幾重にも重ねた無敵に近い外套をまとっており、彼を「一歩でも動かす」ことがこの時の試験の内容だった。多くの者が何もできない中、ユーベルは一撃でブルグを斬殺し、「やり過ぎた」との感慨を漏らしていた。
これに興味と脅威を覚え、ゼンゼはユーベルに試験の失格を伝えると同時に「どうやってブルグの防御を突破したのか」と彼女に問う。ユーベルは「布は切れるものだから切った、中身まで切るのは想定外だった」とあっさり答え、彼女が“これは斬れる”と認識したものなら防御を突破して斬り捨てる特異な才能の持ち主であることを知ったゼンゼを驚愕させた。
零落の王墓の攻略
ユーベルとの出会いから2年後、一級魔法使い試験の二次試験の試験官を務める。ゼンゼがこの時の参加者たちに課したのは、零落の王墓と呼ばれる未踏の迷宮の攻略だった。一次試験を突破した実力者たちが力を合わせれば犠牲無しでの攻略も不可能ではないと思われたが、迷宮最深部に魔法で探知した人間の複製体を生成する「水鏡の悪魔」（シュピーゲル）がいたこと、この時の試験参加者の中にかつて魔王討伐を果たした英雄の1人であるエルフの魔法使いフリーレンがいたことで事態は急変する。
水鏡の悪魔はゼンゼやフリーレン、他の実力ある試験参加者たちの複製体を次々と作り出し、一行はこれに襲われる。ゼンゼはあくまで試験官としての立場を守り、「一級魔法使いを目指すならこれくらいの困難は跳ね除けてみせろ」と試験参加者たちに発破をかけた。
フリーレンを中心に連携して自分たちの複製体を撃破した試験参加者たちは、数名の脱落者を出しつつも零落の王墓を踏破し、水鏡の悪魔の本体を撃破する。この時の試験にはユーベルも参加しており、ゼンゼは自分の複製体があっさりと彼女に倒されたことを知って、「2年前に感じた予感は正しかった」と判断する。
今回のゼンゼの担当はここまでだったが、フリーレンという突出して強力な魔法使いを中心に連携した結果、二次試験突破者の数が予想を超えて増加。これをゼーリエに叱責され、怒られるのが嫌でだんまりを決め込んだ。
ゼーリエ暗殺計画
大陸北部にある帝国で健国際が催され、大陸魔法協会の長であるゼーリエもここに招かれる。しかし帝国は大陸魔法協会の存在を疎んじており、この機会にゼーリエを暗殺してしまおうと画策していた。
スパイからの報告でそれを知った大陸魔法使い協会の魔法使いたちは、ゼーリエを守るために動き出す。魔法使いの中でも特に近接戦闘を得意とするゼンゼとファルシュは、直属の護衛としてゼーリエの近くに待機することとなった。
ゼンゼ（葬送のフリーレン）の関連人物・キャラクター
ゼーリエ
神話に等しい古の時代から生きているエルフの大魔法使いで、全知全能の女神にもっとも使い存在とも言われる実力者。大陸魔法協会の長であり、ゼンゼの師にして上司でもある。
使い勝手のいい魔法と比較的温和な人柄が気に入られてか、ゼーリエはゼンゼが手元に居る時は身の回りの世話を任せることが多い。
ゼーリエ（葬送のフリーレン）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]
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ゼーリエとは、原作：山田鐘人、作画：アベツカサによる漫画『葬送のフリーレン』の登場人物。1000年以上前から生きているフリーレンをも子供扱いする、神話にも等しい時代に生まれたエルフの大魔法使い。
全知全能の女神にもっとも近いとされる力の持ち主で、大陸魔法協会の創始者。苛烈にして尊大な性格だが高慢ではなく、格下のものであっても聞くべきと判断した意見は素直に聞き入れる。フリーレンとは大師匠と孫弟子の関係にあるが、魔法使いとして目指す方向性が違うため仲はあまり良くない。
ユーベル
一般常識はきちんと踏まえているが、その上で殺戮に一切の忌避感を抱かない危険な魔法使い。
ゼンゼが試験官を担当した二級魔法使い試験に参加し、「自分が“切れる”と思ったものなら、どれほど防御魔法で固めていたとしても切れる」というその才能を見せつけ、彼女を戦慄させた。
ユーベル（葬送のフリーレン）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]
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ユーベルとは、原作：山田鐘人、作画：アベツカサによる漫画『葬送のフリーレン』の登場人物。魔法都市オイサーストで開催される一級魔法使い試験に参加した、殺戮に忌避感を抱かない危険な女魔法使いである。
本人が“切れる”と認識したものを問答無用で両断する「大体なんでも切る魔法」の使い手で、2年前の二級魔法使いでは試験官の魔法使いを殺害して失格している。その後一級魔法使い試験に挑戦し、主人公のフリーレンやその弟子フェルンと協力してこれを突破する一方、参加者の1人であるラントに興味を抱いて近づいていく。
ゼンゼ（葬送のフリーレン）の名言・名セリフ／名シーン・名場面
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水鏡の悪魔／シュピーゲル（葬送のフリーレン）とは【徹底解説・考察まとめ】
水鏡の悪魔（シュピーゲル）とは、原作：山田鐘人、作画：アベツカサによる漫画『葬送のフリーレン』に登場する魔物の一種。一級魔法使い試験の二次試験では、この魔物を攻略するために本来競争相手である参加者たちが手を組むこととなった。 自分に近づいた人間の複製体を作り出し、これを操る力を持つ。この複製体は元となった人物とまったく同じ力を持つ上に、水鏡の悪魔の魔力が続く限りいくらでも作ることが可能。作中では零落の王墓と呼ばれる迷宮の最深部に巣食い、魔王討伐の英雄フリーレンの複製体を作って猛威を振るった。
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フェルン（葬送のフリーレン）とは【徹底解説・考察まとめ】
フェルンとは、原作：山田鐘人、作画：アベツカサによる漫画『葬送のフリーレン』の登場人物。勇者と共に魔王討伐を果たした僧侶ハイターに引き取られた戦災孤児で、彼の死後は同じく勇者一行の一員であるエルフの魔法使いフリーレンの弟子となった。 フリーレンも認める素質の持ち主で、十代前半にして「1人前の魔法使い」へと成長。普段はだらしないフリーレンの私生活を支え、約束を破ると叱るなど一行の母親役を務める。旅仲間のシュタルクに対しては信頼と好意を寄せているが、後者については自覚していない。
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