蜂楽廻(ブルーロック)とは【徹底解説・考察まとめ】

蜂楽廻(ばちら めぐる)とは、『ブルーロック』に登場するキャラクター。ブルーロック計画では主人公の潔世一(いさぎ よいち)と同じくZチームの一員となって以降、潔の親友として時に敵チームとなりお互いを高めあった。幼少期に生み出した、自身にとって理想的なプレイをするイマジナリーフレンドである“かいぶつ”を追いかけ続けており、ブルーロック加入以前は周囲との人間関係は良くなかった。潔やブルーロックのライバルたちとぶつかっていく中で、自身のルーツに向き合いつつプレースタイルを進化させていくこととなる。

蜂楽廻の概要

蜂楽廻とは、『ブルーロック』の登場人物でブルーロック第1次選考時にはチームZに所属していたストライカー。毛先が黄色の髪形が特徴。天真爛漫かつマイペースな性格で、感性に任せたプレイングをするなど意外性のある人物である。幼少期に、自信が理想とするプレイと付いてくることができないチームメイトのギャップにより孤立。当時の孤独から生まれたイマジナリーフレンドである“かいぶつ”は自身が理想とするプレイを体現する存在であり、“かいぶつ”を追いかけてサッカーをしていたブルーロック加入前は周囲との軋轢を生んでいた。ブルーロックの入寮テスト時に、自身の中の“かいぶつ”と同じ行動をとった主人公・潔世一と出会い、探し求めていたサッカーができると確信した。その後もライバルたちと切磋琢磨する中でプレースタイルや“かいぶつ”との向き合い方も変化していくこととなる。

得意とするプレースタイルはテクニカルなドリブルにより相手チームメンバーを抜き去っていくというもの。蜂楽曰く「ドリブルは自分とボールが一体となれる」と称するほど自信をもっており、天性のセンスをもってマッチアップした選手を翻弄していく。また、サッカーIQも高く、潔がまだ自分でゴールまで切り込む技術がなかった頃には彼がパスを欲しがっているポイントを感覚で捉え、的確にシュートしやすいパスを送っていた。
ブルーロックの最終選考、ヨーロッパ5大リーグのチームを一つ選び現役選手と能力を競い合う「新英雄大戦」ではスペインを選択。そこで出会った現役トップ選手でメンター的な役割となるラヴィーニョからヒントをもらう形で自身のプレースタイルを進化させ、スペインチームのレギュラーメンバーとして潔の前に立ちはだかった。

蜂楽廻のプロフィール・人物像

誕生日:8月8日
年齢:高校2年生
出身地:千葉県
家族構成:母と二人暮らし
身長:176cm
足のサイズ:27.5cm
血液型:AB型
利き足:右
座右の銘:「楽あれば楽あり♪」

CV:海渡翼

黄色い毛先が特徴的な少年。キャラクターのイメージカラーも同じくイエローとなっている。
無邪気で子どもっぽい性格であり、周囲を振り回している姿がよく描かれている。自分の中の“かいぶつ”に従ってサッカーをしていると周囲にも話していることからマイペースな印象を受けるが、試合となれば攻撃的かつエゴイスティックなプレイングも厭わない一面も見せる。

チームメイトとして以上に潔とは仲がいい描写が多く、作中で最も潔の「親友」「相棒」といった表現が似合う人物となっている。

蜂楽廻のプレースタイル・必殺技

プレースタイル

平均的な身体能力の一方、蜂楽の武器となっているのは自由奔放で他を寄せ付けないドリブル技術と正確無比なパス。

ドリブルのセンス・才能で言えば作中では右に出る者がいないほど。流れに乗っているときの蜂楽は相手チームの選手をごぼう抜きにするなど一騎当千の活躍を見せている。
その技術は作中でも幾度も披露されており、一次選考でチームVに圧倒された際や二次選考4vs4の相手に囲まれた際などチームがピンチとなり潔が絶望しかけた際に突破口となるようなプレイを多く見せた。

ドリブルだけではなく正確なパスも持ち味の一つであり、潔が自身の武器を理解しきれていなかった頃から彼が欲している場所へのパスを繰り出し得点につなげていた。このパス能力も潔・蜂楽が名コンビとして活躍する機会が増えたことのきっかけとなっている。

シザース

2次選考時に潔、凪、馬狼、千切のチームと試合をした際、潔を突破する際に使用した「超速シザース」や、日本代表戦で使用した「シザース鬼フェイク」など、シザースを使用したシーンは多く描写されている。

怪物集中(モンスタートランス)

日本代表戦では「怪物集中(モンスタートランス)」というフロー状態に突入、自身の心が赴くまま相手チームをドリブルで抜き去り翻弄した。

ジンガ×モンスター

スペインのラヴィーニョの指導の後はプレースタイルから大きく変わり、ジンガと自身の怪物を融合させた「ジンガ×モンスター」を扱うようになった。

蜂楽廻の来歴・活躍

ブルーロック入寮前

画面右が幼少期の蜂楽廻

幼少期からそのセンスから、周囲より抜きんでたサッカースキルを持っていたが、実力が災いして周囲との軋轢を生んでしまう。蜂楽のセンスについてこられない友人から孤立し、その孤独からイマジナリーフレンドである“かいぶつ”を自身の中で生み出す。“かいぶつ”は蜂楽の描く理想のプレイをするイメージ上の存在であり、それとサッカーをすることでスキルを向上することができた。以来“かいぶつ”の声に従うサッカーをすることになり、チームメイトの能力を考慮せず「“かいぶつ”ならこうする」という感覚を優先したプレイを続けた。そのため所属していたサッカー部でも周囲との軋轢は続き、ブルーロック入寮以前は幸せなサッカー人生を送っているとは言い難い状況であった。

周囲から孤立しイマジナリーフレンドと遊ぶようになった蜂楽だが、母親である蜂楽優(ばちら ゆう)の存在により“かいぶつ”を受け入れながらも道を踏み外すことなくブルーロックに至ることとなった。この“かいぶつ”という存在が蜂楽廻を構成する大きな一要因となっており、彼の成長や苦悩のトリガーとなっていくこととなる。

ブルーロック入寮テスト

画面左上・右上が蜂楽、画面下が潔世一

ブルーロックの入寮テストは、ペナルティエリア大のサイズの部屋で行われる「ボール当て鬼ごっこ」。ボールを当てられた者が鬼となり、時間切れ時点で鬼だったプレイヤーが即退去という試験であった。

テスト開始時点では蜂楽はマイペースに昼寝をしており、寝起きで気だるげに試験に参加していた。これは、“かいぶつ”と出会えることを望む蜂楽の中で期待と無駄だろうという不安が半々だったことからきている。試験では潔が鬼となり苦戦をしていたが、チームメイトとなる五十嵐栗夢(いがらし ぐりむ)が足をくじき隙を晒す。そこで五十嵐にボールを当てるのではなく「より強い相手を蹴落とす」ことを選択しエゴの片鱗を見せる潔により蜂楽の期待は実感に変わった。

テストの内容上まったくメリットがないにも関わらず潔からボールを奪い取り、シュートではなく潔へのパスを繰り出す。これは“かいぶつ”の声に従ったプレイングであったが、パスを受け「日本の宝」と称されるU-18代表・吉良にシュートを撃つ潔の姿はそのイメージと全く同じであった。

入寮テストで潔に特別な何かを感じて以来、蜂楽×潔のコンビプレーが定番となるほど仲を深めていくこととなった。

1次選考

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