トキメキ☆成均館スキャンダル(韓国ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『トキメキ☆成均館スキャンダル』とは、2010年に韓国のKBSで放送されたテレビドラマ。原作はチョン・ウングォルの小説『成均館儒生たちの日々』。幼いころに父を亡くし、病気がちの弟と母を養うため男装してお金を稼ぎながら家族を支える主人公のキム・ユニ。そんなユニがあるとき科挙試験の代筆を請け負うことになる。それをキッカケに女子禁制の名門校である「成均館(ソンギュンガン)」に入学が決まってしまう。寄宿舎での生活を通し共に学び合う仲間たちとの恋愛や友情、夢を育んでいく青春ラブストーリー。

左議政(チャインジョン)

王の重臣。王を補佐し、官僚の中でも絶大な権力を誇る。

その他

両班(ヤンバン)

朝鮮時代の身分階級の1つ。貴族の位置にある。

金縢之詞(クムドゥンジサ)

作中では正祖(チョンジョ)の父が、息子に託した文書とされているが、本来は英祖が息子である思悼世子を殺してしまった後悔が綴られた文書。

妓生(キーセン)

芸者のこと。

『トキメキ☆成均館スキャンダル』の名言・セリフ/名シーン・名場面

ムン・ジェシン「人が卑怯になるのは守りたい誰かがいるからだ」

ユニを傷付けたくない気持ちからソンジュン(画面左)を止めるジェシン(画面右)

第18話にて、「卑怯」なことを誰よりも嫌っていたジェシンが、ユニとソンジュンがこれ以上傷付く姿を見たくないためにソンジュンに進言するシーン。ソンジュンが、ユニの父を暗殺した黒幕が自身の父親かもしれないという疑惑を「なんとしても突き止める」と言ったセリフに対し、「人が卑怯になるのは守りたい誰かがいるからだ」と、これ以上調べるのは辞めようという意味でソンジュンに伝える。ジェシンの優しさが垣間見れる言葉である。

ク・ヨンハ「俺たちがお前を見放すより、お前がこの成均館を捨てたのが先だ」

インス(画面左)に話しかけるヨンハ(画面右)

第19話にて、王への意見書を出す儒疏(ユソ)と呼ばれる直訴を持って王宮に向かうユニたちの前にインスが現れ、「学生会長の掌議(チャンイ)である自分を差し置いて王宮へ向かうことは許さない」とユニを阻止した際に、ヨンハが「俺たちがお前を見放すより、お前がこの成均館を捨てたのが先だ」と言う。ヨンハの一言で、これまで我が物顔で成均舘を支配してきたインスの体裁が崩れ落ち、誰もインスに従おうとしなくなったという象徴的な言葉になっている。

ムン・ジェシン「成均館の儒生だからな」

ユニについて話すジェシン(画面左)とヨンハ(画面右)

第19話にて、儒疏を立派にこなすユニを見てヨンハが「なかなかやるじゃないか」とユニを褒めると、「成均館の儒生だからな」とジェシンが誇らしげにつぶやく。女性と分かりながらも共に歩んできた仲間としてユニを見守る2人の優しさが感じられる言葉である。

『トキメキ☆成均館スキャンダル』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

パク・ミニョンが語るヒロインの魅力

主演のパク・ミニョンは、オーディションを受けてこの作品の出演を決めている。インタビューでは出演を熱望していてたことや、「身分差別があった大変な時代に、純粋に自分の夢に向かって突き進んでいくヒロインの姿が、何より魅力的だった」とヒロインの魅力を語っていた。

ヨンハのお手本は『パイレーツ・オブ・カリビアン』のジャック・スパロウ

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