P2! - let's Play Pingpong! -（卓球漫画）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『P2! - let's Play Pingpong! -』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話

シャワーシーンで爆発した晶の人気

メインヒロインである乙女を抑え、晶は作品でもっとも人気のある女性キャラクターである。彼女の人気が爆発するきっかけとなったのが、名セリフでも取り上げたシャワー室でのシーンだ。
「男の子だと思っていた子が女の子だった」というシーンは様々な作品で時折登場するが、いずれもそれまでのギャップもあって非常に印象的なものとなっている。晶もまた例に漏れず強い印象を残したが、ヒロムが完全に勘違いしていることを気付いて「そういうこともあるか」とやや恥ずかしそうにしつつも冷静に受け入れた彼女の姿は、そのギャップもあって大いに話題となった。

「孫にしたいキャラクター部門」1位を獲得したヒロム

本作の連載が始まってしばらくした頃、『週刊少年ジャンプ』本誌で「孫にしたいキャラクター」のアンケートが発表された。これは高齢者向けの店舗が多いことで知られる巣鴨に赴き、当時連載されていた作品のキャラクターの中から「孫にしたい」と感じた者を選ぶというもので、ヒロムはその愛らしい容姿とスポーツ少年というギャップが受けて見事1位に輝いた。

タイトル候補の1つだった「P3! -Praying Pingpong Player-」

本作のタイトルの候補の1つに「P3! -Praying Pingpong Player-」というものがあった。最終的にはこれはボツとなり、現在のものへと落ち着いた。

単行本最終巻で公表されたキャラクター人気投票の結果

本作の連載1周年を記念して行われた人気投票は、打ち切り決定の影響で結果が明かされないまま連載終了となった。このため単行本最終巻となる7巻のオマケコーナーで人気投票の結果が発表され、キャラクターたちが自身の順位に一喜一憂する様を見せている。

1周年記念で行われた卓球選手石川佳純のインタビュー企画

連載1周年を記念して、『週刊少年ジャンプ』本誌で卓球選手の石川佳純のインタビュー企画が行われた。『ジャンプ』に卓球選手のインタビュー記事が載ることは珍しく、編集部にも本作に期待する者がいたことをうかがわせる。

ラケットの向きと返球のコースが異なる作画上のミス

卓球の打球は、打つ時のラケットの角度やわずかな脱力、ボールの回転などによって複雑な動きをする。それをどのように見切って相手に返していくか、あるいは相手に返せないように叩き込むかが醍醐味のスポーツなのだが、本作ではそういったラケットの動きにボールのコースが合っていない場面が時折見られた。

『メゾン・ド・ペンギン』とのコラボ作品『メゾン・ド・P2!』

『赤マルジャンプ』の2007年SPRINGに、大石浩二の『メゾン・ド・ペンギン』とのコラボ作品『メゾン・ド・P2!』が掲載された。本作の作者である江尻と大石による合作で、『メゾン・ド・ペンギン』のキャラクターである月見が乙女のブログを見て久勢北中学校を訪れる内容となっている。