花野井くんと恋の病(森野萌)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『花野井くんと恋の病』とは、森野萌による少女漫画。講談社『デザート』にて2018年2月号から掲載された。恋する気持ちがわからない女子高校生の日生ほたるは、ある日、男子高校生の花野井颯生から告白され、期間限定でお試し交際をすることになる。好きな子には何でもしてあげたい花野井の行動に戸惑うほたるだが、一緒にいるうちに徐々に距離を縮めていく。恋を知らない女子高校生と、愛が重すぎる男子高校生といった正反対の2人が、少しずつ恋人として進んでいく姿を描く。

花野井隼(はなのいはやと)

花野井の父。日本とイギリスのハーフ。
普段は医者として働いており、海外で医療を受けられない子供たちのために駆け回っている。
日本に置いてきた息子に対して罪悪感を感じつつも、可愛いと思っており、たびたび突然日本へ帰国しては気にかける様子が見られる。
花野井とは外見はそっくりだが、性格は真逆で、親しみやすくフランク。

花野井の祖母

花野井の祖母。花野井の両親は、医者として海外を駆け回っていて不在がちなため、代わりに花野井の身の回りの面倒を見ている。
花野井が小さい頃は一緒に暮らしていたが、高校入学と同時に花野井が元いたマンションに戻りたいと言ったため、今は離れて生活している。
現在は、時々花野井の住むマンションに立ち寄り、食事を作ってあげたりしている。少々厳しい面も見られるが、基本的には優しく若々しい。

『花野井くんと恋の病』の用語

したいことノート

お試し交際が始まった時、自分のやりたいことは何も言わない花野井のために、ほたるが作ったノート。
2人でしたいことをノートに書いていき、その中からお互いのしたいことを順番に叶えていこうと提案した。

柚木崎高校(ゆのきざきこうこう)

ほたる、花野井、柴村、浅野、倉田が通う高校。制服はブレザー。

大橋先生

花野井と黒江が好きな作家。悲しい結末を迎える作品が多い。黒江曰く、毎回面白い作品だが、ラストが賛否両論が分かれることが気になっている。

自己紹介カード

転校してから友達ができずにいた花野井が、小学校卒業を前に「自己紹介カードを最低3人と交換するように」と担任から出された課題。
空しくなりカードを紙飛行機にして飛ばしたところを、偶然通りかかったほたるに拾われ、お互いのカードを交換することになる。この時、ほたるは花野井の名前を「佐々木くん」だと勘違いした。

『花野井くんと恋の病』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

ほたるが初めて「恋」を自覚する瞬間

2巻8話のシーン。
お試し交際が続く中、花野井と初めての映画デートへ出かけることになったほたる。なかなか思い描いていた通りには進まず落ち込んでしまうが、2人でフォローし合いながら、楽しい時間を過ごす。
その時間の中で、改めて自分は大切にされていると感じたほたるは、花野井に自然と触れたくなってドキドキする気持ち、相手のことをより知りたいという思いから、ようやく自分は花野井に「恋」をしているのだと自覚する。

ほたると花野井が初めてキスをするシーン

5巻20話のシーン。
ほたるの心の準備ができるまで、ずっと優しく待ち続けていた花野井。そんな彼の気持ちに応えたいと、ついにほたるが勇気を出し、彼の頭にキスをして合図を送ったほたる。
そんなほたるの行動に、驚きと嬉しさが溢れる花野井は、その合図を受け止め、ほたるへ初めてのキスをした。

花野井がほたるを抱き上げるシーン

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