トニカクカワイイ(トニカワ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『トニカクカワイイ』とは、畑健二郎による夫婦のラブコメディーを描いた漫画、およびそれを原作としたアニメ作品である。スタッフからは「トニカワ」と略されている。『週刊少年サンデー』にて2018年12号より連載が開始された。ある雪の降る夜、主人公の少年がトラックに轢かれそうになったところを、少女によって九死に一生を得る。その少女に一目惚れした少年は交際を申し出ると、少女は「結婚してくれるなら」と返事をし去って行った。その2年後に少女と再会し2人は結婚をし、その新婚生活を描いている。

かつて司が暮らした山奥の隠れ里。人を寄せ付けない辺境の地に建つ屋敷。司と時子の荷物がまだ残されている。

『トニカクカワイイ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

由崎 星空「この愛を…一生を懸けて…証明していくつもりだ」

司との結婚について星空が千歳に伝えた言葉。千歳に比べたら司のことをまだ何も知らないが、「この愛を…一生を懸けて…証明していくつもりだ」と断言した。司に対する愛を証明するために結婚したという星空に千歳は反論しなかった。星空が司を心から愛していることが伝わってくる言葉だ。

月読 時子「言葉にしなくても愛情は伝わると思っててはだめよ」

星空は司に対しての愛情表現を、言葉ではなく行動で表していたため、愛情を口に出さなくなってしまっていた。行動だけでは愛情は伝わらず、司は不安に思っていた。そんな2人を見かねた時子は星空に「言葉にしなくても愛情は伝わると思っててはだめよ」と教える。言葉を話せることは人間の特権。愛はどんどん口にだして伝えていかなくては、相手に伝わらないことを星空が納得する場面だ。

有栖川 要「その人を選んでその人と結婚したということは、先輩には彼女を幸せにする義務があるっす」

司と結婚した星空だったが、結婚の意味を深く理解できていなかった。結婚する意味を理解できていない星空に要は「その人を選んでその人と結婚したということは、先輩には彼女を幸せにする義務があるっす」と言い、司に真心を尽くさなくてはいけないことを教える。普段おちゃらけて見える要だが、大人びてしっかり者であることが伝わる言葉だ。

『トニカクカワイイ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

時子の名付け親は司

名前がわからない少女(右)に「時子」と名付けた司(左)。

第二次世界大戦の終戦間際、戦争孤児となっていた幼い時子を司が拾った。名前が思い出せないという彼女のために「時子」という名前を与えた司。時子の“時”とは、「時間」のことだ。時間は自分の一生がどれくらいの長さなのか教えてくれない上に、人が寿命を知るのは命が尽きる瞬間のみ。司はそのような時間を意地悪、性格が悪いと思いながらも、だからこそ与えられた今という「時」を、我が「子」のように大切に生きればきっと幸せになれるという意味を込めて名付けた。

声優が向かい合ってのアフレコ

星空役の榎木淳弥(左)と司役の鬼頭明里(右)

本作は星空と司の会話のシーンが多数ある。星空役の榎木淳弥と司役の鬼頭明里は、向かい合わせでマイクを配置し収録をしているという。基本的な収録は榎木淳弥と鬼頭明里の2人で行い、他の声優は分けてシーンごとに収録する形をとっている。本作の序盤は2人しか出ていないので、ソーシャルディスタンスに配慮した収録になっている。

『トニカクカワイイ』の主題歌・挿入歌

1期OP(オープニング):Yunomi「恋のうた(feat.由崎司)」

2期OP(オープニング):Neko Hacker「刹那の誓い(feat.由崎司)」

1期ED(エンディング):カノエラナ「月と星空」

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