漁港の肉子ちゃん(小説・漫画・アニメ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『漁港の肉子ちゃん』とは西加奈子の小説、及びそれを原作とした漫画・アニメ映画である。「肉子ちゃん」こと見須子菊子と「キクりん」と呼ばれる娘の見須子喜久子との親子の絆を描く。不細工で何度も男にフラれても、肉子は持ち前の明るさで生き抜いてきた。蒸発した男を追いかけ行きついた先は北陸のとある小さな漁港だった。漁港で出会った焼き肉屋の店主「サッサン」の好意で、肉子とキクりんは漁船に住み始める。やがてキクりんは思春期を迎え、友人関係や肉子との不安定な生活に頭を悩ませるようになっていく。

『漁港の肉子ちゃん』の概要

『漁港の肉子ちゃん』(Fortune Favors Lady Nikuko)とは、西加奈子の小説、及びそれを原作とした漫画・アニメ映画作品である。

2011年8月より幻冬舎から小説が全1巻発行され、2021年1月に作画・杉作によるコミカライズ版が幻冬舎コミックスより全2巻刊行された。2021年1月の時点で小説の累計発行部数が35万部を突破。同年6月11日には本作品を原作としてアニメ映画が公開された。タレント・芸人の明石家さんまが企画・プロデュースしたことで話題となる。

五十嵐大介の漫画を原作としたアニメ映画『海獣の子供』の渡辺歩を監督に起用。キャラクターデザイン・総作画監督を『海獣の子供』で作画監督を務めた小西賢一。脚本を『凪のお暇』の大島里美が担当した。美術監督を『スチームボーイ』『鉄コン筋クリート』の木村真二。アニメーション制作はSTUDIO 4℃が手掛ける。

主人公・「肉子ちゃん」こと見須子菊子(みすじきくこ)の声を大竹しのぶが務める。企画・プロデューサーであるさんまの前妻であり、さんま自らのオファーにより実現した。そして、「キクりん」こと見須子喜久子(みすじきくこ)の声を元SMAPの木村拓也の娘Cocomi が演じる。また花江夏樹、下野紘といった人気声優や、マツコデラックスや吉岡里穂といった人気タレントや女優を声優に起用している。

主人公「肉子ちゃん」は不細工でお人よしな明るいデブだ。男に騙されつづけ、逃げられ、おまけに借金を背負わされる不遇の人生を送っていた。それでも「生きていればなんとかなる」の精神でたくましく生きてきた。一人娘の「キクりん」を育てながら、肉子ちゃんは新しい男「小説家志望の男」と付き合い始める。その男はこれまで出会ってきた男とは違って金をたかったりしなかった。幼いキクりんも男の読む本が好きだったし、肉子ちゃんも男との生活はつつましくも幸せだった。しかし、そんな生活も長くは続かず、男は蒸発してしまう。
肉子ちゃんはキクりんの手をひいて、なんとなく北を目指した。男を探して家を飛び出したものの、あてがあるはずもない。行きついた先は北陸のとある小さな漁港だった。肉子ちゃんは、そこで出会った焼き肉屋の店主「サッサン」に気に入られる。サッサンの好意で肉子ちゃんとキクりんは、サッサンが所有する漁船に住むことになった。
キクりんが小学5年生になっても肉子ちゃんとの漁船暮らしは続いていた。肉子ちゃんは街の有名人で、「明るいデブ」、「似てない親子」などと言われる。そんな肉子ちゃんをキクりんは恥ずかしく思っていた。

本作はキクりんと肉子ちゃんとの半年間の生活を描く。
漁港の街の人たちに支えられながら、本物の親以上に愛情を注ぐ肉子ちゃんと彼女が大好きなキクりんの、おかしくも心温まるエピソードの数々が詰まっている。
キクりんは、思春期の友人関係のトラブルや本当の母親に対する疑念や葛藤をかかえながら、肉子ちゃんをはじめとする多くの人に支えられている。そんな人との関りの素晴らしさに心温まる作品である。

『漁港の肉子ちゃん』のあらすじ・ストーリー

蒸発した男を追ってたどり着いた小さな漁港

関西の下町生まれの「肉子ちゃん」こと「見須子 菊子(みすじきくこ)」は16歳の時に大阪のスナックで働き始める。そこでカジノのディーラーの男と付き合い始めるも、男は多額の借金を肉子ちゃんに押し付け行方をくらました。死ぬ気で働き借金を返し終えた肉子ちゃんは27歳になっていた。「キクりん」と呼んでかわいがる娘の見須子喜久子(みすじきくこ)をおぶさり、名古屋のスナックで働きはじめる。
そこで出会ったのがスナックのボーイの男。その男は肉子ちゃんの金で遊びまくった挙句、浮気をするような人だった。
すべてを捨てて肉子ちゃんは30歳で横浜へ移り住み、妻子持ちの男と付き合った。しかし、この男も肉子ちゃんに金を催促するダメ男だった。男が新しい子供を作ったことに逆上した肉子ちゃんは男の家へ乗り込むが、玄関先の三輪車を見て思いとどまる。優しい性格の肉子ちゃんは「子供に罪はない」と男を許し、身を引いた。

男に騙され、金を貢がされ、散々な目に遭ってきた肉子ちゃん。33歳になって東京の惣菜店で働いていたときに、自称小説家志望の男と出会う。その男もまた肉子ちゃんのお金で本ばかり買っていたが、他の男のように女を作るようなことはしなかった。肉子ちゃんはその男を愛し、支え続けた。キクりんもまた他の男たちに比べれば嫌いではなかったし、その男が読む本が好きだった。肉子ちゃんとキクりんはずっと3人で幸せに暮らすことを望んでいた。

しかし、肉子ちゃんが35歳の時、男は別れも告げず肉子ちゃんやキクりんの前から姿を消した。
肉子ちゃんとキクりんは自称小説家志望の男を追いかけ電車に飛び乗った。しかし、男のいく先など肉子ちゃんはわからない。肉子ちゃんはなんとなく北へ向かい、雪の吹きすさぶ小さな港街で男を捜索するも見つかることはなかった。

この港町で焼き肉屋「うをがし」を営むサッサンと出会う。
サッサンに気に入られた肉子ちゃんは、サッサンが所有する漁船に住むことを許可され、うおがしの従業員として働くようになった。

クラスの女子達のいざこざに巻き込まれるキクりん

時は流れ、キクりんは小学5年生になった。昼休みにバスケットボールをするのが5年1組の女子の間で流行っていた。クラスの女子達は輪を乱すことを嫌う。人間関係が悪化しないようにバスケットボールに参加している、というのが皆の真意だった。参加しない者もバスケットボールの応援に加わったりと、クラスの女子の軋轢を避けるのに必死だ。
クラスの女子たちは順調に大人の身体へと変化していく。しかし、キクりんの身体は相変わらず子供のままだ。だが、キクりんはそんな自分の身体が好きだった。いっそこのまま変わらないでいたいと願うほどだった。
クラスメイトの「二宮(にのみや)」は、普段はおとなしくて無表情で何を考えているのかわからない男の子だ。キクりんは二宮の存在を認識してはいたが、名前を知らなかった。彼が人知れず変顔をしているところを目撃したキクりんは、一気に二宮の事が気になるようになった。クラスメイトで親友の「マリア」は、キクりんが二宮に惚れているのだとからかう。しかし、キクりんはそんな感情とは違うと真っ向から否定した。

ある日、マリアに呼び出されたキクりんはクラスメイトの「金本(かねもと)」について好きか嫌いかを問われれる。マリアは金本のことを嫌っていた。クラスの女子グループは金本と、同じくクラスメイトの「森(もり)」の2つグループが存在しているが、森グループの女子たちも金本の事をよく思っていないらしい。森ら女子グループの面々もマリアに賛同し、彼女に付き従っているようだ。キクりんはマリア以外のクラスの女子とほとんど話をしたことがなかった。ゆえに他の女子の事情もよくわかっていなかった。
マリアはキクりんに金本のやっていることがいかに横暴であるかを説いた。
バスケの時はチームに分けて選ぼうと提案したのは金本だった。金本は自分の好きな子ばかりを集めて、それ以外を仲間はずれにした。森は人を選ぶような提案に乗り気ではなかったが今まで渋々金本の提案に従っていた。金本のやり方では仲間はずれができてしまうからかわいそうだ、というマリアの意見に賛同する者が少なくなかった。
しかし、キクりんは首を縦にも横にも振ることはなかった。そのはっきりしない態度に辟易したマリア達はその場を去ってしまう。

後日、クラスの女子グループは金本とマリアの二グループに分裂した。金本はマリアの揺さぶりに全く動じず、残ったメンバーでバスケをした。キクりんもまたその1人である。
金本のやり方では確かに仲間はずれがでる。しかし、マリアのやり方が正しいかと言えば疑問が残る。キクりんは否定ができなかった。たとえ決定的な意見があったとしても、それを周囲に打ち明けることはしない。受け入れたままでどちらからも逃げていたい、それが本心だった。
キクりんが転校したときに真っ先に話しかけてくれたのがマリアだった。マリアは優しい性格でいつもキクりんの世話を焼いてくれて自分を好いてくれていた。下校時にはいつもマリアと一緒に帰っていたが、今日は1人だ。きっともうマリアと一緒に帰ることはないだろう、とキクりんは悟った。

新学期に入ると、金本と森は和解して、またバスケットボールをするようになった。そして唯一クラスから孤立したのはマリアだった。あまりに主張が強いために森グループからも外されてしまったのだ。
そんな折、キクりんは二宮と話すようになり次第に打ち解けはじめていた。話題がマリアの話になったときに、キクりんは本音を吐露した。
当初からマリアはクラスの女子からはよく思われていなかった。フリフリの服を着てお嬢様を気取る彼女に対し、クラスの女子達は陰で悪口を言いあった。
マリアはクラスの中心になりたかった。だから、クラスの二大グループである金本グループと森グループを分裂させ、支持者をあつめ、自らが優位になることを画策していた。
その作戦に載らなかったキクりんに対し、マリアは影口をたたくようになった。みんなにもキクりんの悪口をいって、笑いものにした。
マリアがクラスで孤立してざまあみろとさえ思っている。
そこでキクりんは、自分が誰よりもマリアの事を悪く思っていたことに気付いた。
「わたしはなんてずるい子なのだろう。なんて嫌な子なのだろう」と嘆くキクりんの目からは涙がとめどなく流れていた。

その後、キクりんはマリアの家へ訪れ、2人は涙ながらにこれまでのことを謝りあった。こうして、クラスのいざこざはひとまず終息する。

それでも肉子ちゃんが大好き

サッサンが店でふるまってくれる肉料理は格別だ。とりわけ 「ミスジ」という牛の部位のステーキは肉子やキクりんも大好きだった。
しかし、ミスジを食べた翌朝、キクりんは原因不明の腹痛に襲われる。原因は昨日食べたミスジにあると察したキクりんは、とにかく必死で耐えるしかなかった。
なぜなら肉を食って腹を壊すようなことがあれば、住まわせてくれている漁船から立ち退かなくてはならないからだ。それがサッサンとの約束だった。肉子ちゃんに打ち明けようものなら、たちまちミズジにあたったと騒ぎ立て、それがサッサンの耳に入るのは目に見えている。腹痛に効く薬を飲めば楽になるだろう、と常備薬の箱を開けるも中身は空っぽだった。キクりんはその場にうずくまり、ただ痛みがひいていくのを待つしかなかった。キクりんの意識が次第に遠のいていく。そして、気が付くと病室のベッドに横たわっていた。
かたわらにはサッサンの姿があった。キクりんはサッサンに「ごめんなさい」と謝る。なぜ我慢したんだ、とサッサンは問うがキクりんは泣くばかりで答えようとはしない。
サッサンはキクりんが必要以上に遠慮していることを察した。
キクりんはなぜそこまで人に気を遣うのか。キクりんは「自分は望まれて生まれた子ではないから」と答えた。
サッサンは優しくキクりんに語りかける。

自分がいくら頑張っていい大人になろうとしても、恥ずかしいことや辛いことは絶対につきまとうものだ。だから子供の時にたくさん恥をかいて、人に迷惑をかけて、傷ついたりして、大人になったときのために備えろ。そして、人に気を使いすぎるな。

そう言ってサッサンはキクりんの頭を優しくなでた。サッサンもまたキクりんを本当の家族のように思ってくれていたのだった。
「おめさんは望まれて生まれて来たんだ」とサッサンは力強く言う。キクりんは大きくうなずいた。涙はいつのまにか引いていた。

まもなくして、肉子ちゃんが病室に荷物を抱えやってきた。
肉子ちゃんはキクりんの手をさすり、キクりんの苦しみに気づいてやれなかった自分を悔い、泣きながら謝った。
「肉子ちゃんはウチのお母さんとちゃうんやろ?」とキクりんは唐突に言った。キクりんは4歳の頃、肉子ちゃんとキクりんと顔がそっくりな女性が写った写真を目にしたことがあった。幼いながらキクりんはその女性が本当の女性であると勘づいたのである。
そして、肉子ちゃんがキクりんに隠れて誰かと電話をしていることもキクりんはお見通しだった。
キクりんは夏祭りで、肉子ちゃんとお好み焼き屋の男が仲良さそうに話しているのを見かけていた。惚れっぽい肉子ちゃんのことだ。きっと電話の相手はそのお好み焼き屋の男に違いないとキクりんは予感していた。キクりんは肉子ちゃんに言った。

本当の子ではないのに自分をここまで育ててくれた肉子ちゃんには感謝をしている。だから、自分に遠慮しないで新しい彼氏のお好み焼き男とも電話も堂々としてほしい。

しかし、それはちがった。肉子は毎晩のようにキクりんの実母・みっちゃんこと「みう」と電話で話をしていたのだった。キクりんがショックを受けたとみた肉子ちゃんは、みうは本当にキクりんが大好きだということを必死に弁明する。みうが最近結婚してやっと子供が生まれたことや、ミウは大人になって愛されて子供の大切さがひしひしとわかってきたことなどを話す。

みうはかつて肉子ちゃんと同じクラブで働いていた同僚で姉妹のように仲が良かった。肉子ちゃんもみうも借金を返すために必死に働く中で、二人は同棲し、忙しくも楽しい日々を過ごしていた。
ある時、みうは子供ができない身体らしいと、肉子ちゃんに泣きつくときがあった。みうはずっと赤ちゃんがほしかった。ある年のクリスマスの夜にキクりんを妊娠した。
しかし、みうはキクりんを出産したのち、キクりんを捨てて出て行ってしまった。若気の至りだった。みうは今になって自分がどれだけひどいことをしたのか悔いていると肉子ちゃんは言う。そして、キクりんがどれだけ大切な存在かということもわかったのだという。
みうは自分を捨てて逃げたのだとキクりんは嘆く。肉子ちゃんはそれを否定した。

みうは怖かったのだと思う。キクりんの事を本当に大切に思っているのだと訴えた。その時の置手紙とお金を肉子ちゃんは今でも大切にしまっていた。みうは精一杯だったし、苦しかったのだと肉子ちゃんは弁明する。今でもずっとキクりんの事を思っている。「会えなくても元気でやってるかだけを知りたい」との思いから、みうは肉子ちゃんとキクりんの居場所を探し続けていたのだ。
みうはこっそり運動会にも顔を出していた。運動会の最中、どこからか写真を撮られていることに気づいていたキクコは合点がいった。みうは神戸から運動会を見るためだけにわざわざこの港町まで足を運んだ。肉子ちゃんはひそかにキクりんが握ったおにぎりをみうに届けており、みうは泣きながらそれを食べたという。「キクりんがあんなに立派に育ってくれてうれしい」と、みうは泣いていた。そう語る肉子ちゃんの目にも涙があふれている。
肉子ちゃんは、キクりんが幸せかはわからないが自分がキクりんのためにできることを全力ですると、みうを励ました。
だが、もしキクりんがみうと一緒に暮らしたいというのなら、遠慮せずに言ってほしい。キクりんの幸せを一番に考えれば、お金持ちの男と結婚して幸せそうなみうと暮らした方がいいだろう、と肉子ちゃんは涙ながらに言った。

肉子ちゃんはなんというアホなんだろうとキクりんは思った。そして肉子ちゃんに言った。

自分は肉子ちゃんのようにはなりたくない。太ってて不細工で、でも肉子ちゃんのことが大好きだ。

その言葉を聞いて肉子ちゃんはキクりんの幼いころを思い出した。幼い頃のキクりんもまた肉子ちゃんをお母さんと呼び、励まし、大好きと言ってくれていた。

肉子ちゃんはキクりんを泣きながら抱きしめるのだった。

『漁港の肉子ちゃん』の登場人物・キャラクター

主な登場人物

肉子ちゃん(にくこちゃん)/見須子菊子(みすじきくこ)

CV:大竹しのぶ
漁港の焼き肉屋「うをがし」で働いている関西出身のふくよかな女性。身長151cm、体重67.4kg。数字のごろ合わせや漢字が好き。すこぶる明るい性格で人当たりがよい。お人よしであり、男を見る目がない。幾人の男に騙され続け、ふりまわされ、金をたかられる。おかげで働いても働いても貧乏だった。しかし、そんな苦難や貧乏にも負けず、持ち前の根性と明るさで力強く生き抜いてきた。まだ赤ん坊だった一人娘のキクりんと共に、蒸発した自称小説家の男を追いかけ各地を転々とする。そして、流れ流れて北陸のとある小さな漁港へたどり着き、 サッサンが所有する漁船でキクりんと暮らしている。キクりんいわく、「『始まり』を見つけることが苦手で、人間関係の始め方も下手くそ」。相手のことも自分のことも全然考えられないため、相手にうっとおしがられたり、騙されたりする。漁港に住む人たちは皆、肉子ちゃんの事を知っている。愛称は「肉子ちゃん」、「肉子」。

キクコ/見須子喜久子(みすじきくこ)

CV:Cocomi
肉子ちゃんの一人娘。小学5年生。肉子ちゃんとは性格も容姿も似ておらず、周囲からは本当の親子ではないのではないかという疑惑を持たれやすい。クールで容姿端麗な女の子。
時にクラスメイトの女子たちとのいざこざに巻き込まれたり、自分の存在意義について思い悩む。いつも冷静沈着で周りを気遣う性格。
他のクラスメイトの女子に比べ、大人の身体への成長が遅いが、本人は気にしていない。むしろ変わらないでほしいと願っている。サッサンが作る肉料理、特に「ミスジ」が大好き。
独りごとはなぜか大阪弁。肉子ちゃんの本名の菊子と同じ名前にしたい、というキクりんの実母たっての願いで「喜久子」と名付けられた。
愛称は「キクりん」、「キク」。

サッサン

CV:中村育二
北陸の小さな港町で「うをがし」という焼き肉屋を営む大将。肉子ちゃんを気に入り、自身が所有する漁船に格安で住まわせている。肉子ちゃんやキクりんをたくましく支える父親的存在。

キクりんのクラスメイト

マリア

CV:石井いづみ
キクりんが引っ越してから、すぐに仲良くなった唯一の友達。いつもふりふりの女の子らしいかわいい服を着ている。
クラスの一部の女子から嫌われている。金本を嫌い、金本をグループから排除しようとしている。実はクラスの女子のトップ・人気者になろうと画策しており、意図的に金本や森らのグループを分裂させた。あまりにも自分勝手で主張が強いためか、クラスでトップになる計画は失敗に終わる。新学期になるころにはクラスから孤立してしまう。

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