隣のあたし(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『隣のあたし』とは『別冊フレンド』(講談社)で連載された南波あつこの漫画。幼馴染同士の恋愛模様を描いた青春ラブストーリーである。中学3年生の上村仁菜は、隣に住む1つ年上の橘京介に憧れを持っており「いつか彼女になりたい」と夢見ている。互いの想いがすれ違いながらも、嫉妬や葛藤を繰り返しそれぞれが恋をしていく。感情を抑えられない登場人物の真っ直ぐな姿に好感を持つ読者が多い。また、最後の最後まで結末が分からない展開が人気を呼んでいる。

『隣のあたし』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

隣のあたしU-10

京介の弟の圭介とその彼女である茉由香の番外編がある。本編で2人はあまり登場しないが、隣のあたしU-10として紹介されている。番外編では2人が喧嘩しているところからスタートする。お互い仲直りしたい気持ちはあったがすれ違い、中々素直になれない。そんな中、野良犬に襲われた茉由香を真っ先に助けに来たのが圭介である。茉由香が圭介のお兄さんの京介がかっこいいと言ったことで不貞腐れて、そっけない態度を取っていた圭介。しかし、茉由香のピンチにいち早く駆けつけて助けた。その姿を見て、「ずっと隣にいて」とキスをする茉由香であり仲直りした。

京介が南高校野球部に入部した理由

子供の頃の仁菜の言葉がきっかけで、京介は南高校で野球をすることを選んだ。幼少期に仁菜と京介は、一緒に高校野球地方大会の決勝戦のテレビ観戦をしていた。自分達の近くにある南高校が初めて甲子園行きを決めて、喜ぶ2人である。そして仁菜は、京介もこの学校で野球するのか尋ねるも、甲子園には行くけど、どこの学校かは分からないと伝える。しかし、その後仁菜の「近いとこなら毎日京ちゃんの応援に行けるね」と言ったことで、その言葉が京介の頭の中にずっと残る。仁菜の何気ない言葉で、背中を押され近くの南高校に進学し、野球部に入部したのである。

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