不浄を拭うひと(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『不浄を拭うひと』とは沖田×華による漫画作品。『本当にあった笑える話Pinky』にて連載が始まった 。ストーリーは特殊清掃員を生業にしている山田正人が依頼を受けて孤独死をした人の部屋や、ゴミ屋敷の清掃を通じて人の生死や生活について考えるものとなっている。特殊清掃員という仕事上、人の死や人生について深く触れている内容になっているため、死後にどのような清掃がおこなわれるのか、残された遺族たちの言動などリアリティに溢れる内容が魅力となっている。

毛利忠生(もうりただお)

正人の務める特殊清掃会社の社長。

業績が良かったため社員を労うために日帰りの年末旅行を企画するなど、社員思いの性格をしている。しかし、旅行の道中で仕事の依頼が入ったため、儲けのためにゴミを積んだまま日帰り旅行をするというがめつい一面も持ち合わせている。結果的に、積んだゴミ袋が破れて車内に悪臭が充満したことに耐え切れず、目的地目前でUターンして会社に戻る羽目になってしまった。

後輩

正人の職場の後輩。よく正人とペアを組んで清掃をしている。正人から色々なことを学んでいる最中。

清掃依頼された家の見積もりの最中に怪奇現象に遭遇した際に怖さのあまり、正人に連絡して代わってもらった。

その他の人物

山田正希(やまだまさき)

正人の弟。務めていた会社が倒産したことで急に無職になってしまい正人の仕事を手伝うことになった。

最初は特殊清掃員の仕事に対して、自身はグロテスクなものが平気だから大丈夫と自信満々であった。自殺した男性の家に清掃に入った際に、男性の飼っていたペットが自殺の道連れにされてしまっていたことにショックを受けてしまう。さらに、そのペットの死体の中から大量のウジ虫が出てきたことに衝撃を受けて逃走。慌てていたために階段から転げ落ちてしまう失態を見せた。

動物好きであったため道連れにされた動物の死体に心を痛めてしまい、1日で特殊清掃員の仕事を辞退した。その後は、他の職に就いた。

可南子の母

可南子の母親。自身の母親が遺したテレフォンカードなどの雑貨を売って娘一家との家族旅行を計画していたが、遺品が二束三文にしかならないと知って落胆していた。最終的に遺品を売ったお金で孫の清塩へおもちゃを買った。

神谷(かみや)住職

正人の知り合いの住職。お祓いの能力に長けているため、正人にお祓いの依頼をされることがある。

霊視能力が強いため、正人に憑りついた幽霊を見ることができる上、ある程度の会話が可能。

金田(かねだ)

正人の家のそばにいくつかマンションを持っている大家。所有している物件に高齢者が多く住んでいることから、たまに部屋で亡くなる人が出るため特殊清掃の常連となっている。

所有するマンションの住民が亡くなった際には、その住民がボランティア精神にあふれる優しい人であったことから、持ち物を他の住民に分け与えたら喜ぶだろうと考えて、持ち物を配った。この行動は正人に助け合う心を忘れないようにしようと思わせた。

自身のマンションに住んでいる人たちのことを理解している、良き大家である。

白川(しらかわ)

ゴミ屋敷に住む年配の女性。正人にゴミ屋敷の清掃を依頼した。ゴミの量がすごいことと、正人の仕事の時間の関係で長い期間で徐々に片付ける契約をしている。家の中には不要なガラクタ類や汚損した下着、30年以上ものの自家製梅酒など様々な物で溢れている。柔和な笑顔で人当たりが良く、近隣住民からは先生と呼ばれて慕われているが、なんの先生なのかは不明。

正人の前の職場の先輩

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@umi-aoi8008g8

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