カルト的人気を誇るSF映画11選!『LOOPER/ルーパー』などひと味違う想像力や発想力に驚かされる作品ぞろい

宇宙船やロボットとの戦いといったありがちなSF映画とは一味違うオススメ作品をまとめました。ここに掲載しているのは、過去と現在の自分が交錯する奇想天外で緻密なストーリー展開が話題となった『LOOPER/ルーパー』をはじめとする11作品。各作品のあらすじ・ストーリーや見どころ、注目点を紹介していきます。

ロボットのデザインのセンスが良くて、今までのSF映画のヒューマノイド型のロボット達とは一線を隔している。このデザインは、後年スターウォーズのR2D2へのデザインへと引き継がれていく。

出典: www.ne.jp

もの言わぬ植物、それを愛する子供のような男、ひたすらプログラムに忠実なロボット。無垢なるものへの痛いほどの愛惜が胸を打つ佳作。

出典: cinema.intercritique.com

▽脳科学者ジョン・C・リリー考案の精神離脱マシーン「アイソレーション・タンク」をモチーフにしたSF作品。人類の根源を知ろうと、強烈な幻覚剤による危険な実験を自ら被験した学者の運命は?

出典: blog.seesaa.jp

『アルタード・ステイツ 未知への挑戦』

ケン・ラッセル監督、ウィリアム・ハート、ブレア・ブラウン主演による1979年公開のSF映画。ケン・ラッセルがフツーのSFを撮るとも思えず...今作は、LSDや麻薬の使用や、オルダス・ハックレーへの傾倒で知られる脳科学者ジョン・C・リリー考案の精神離脱マシーン「アイソレーション・タンク」が原案になっている!

精神心理学者が、原始の生命体からの細胞の記憶をたどることで人類の根源に戻ることができるという説に基づいて、フローティング・マシーンを使用して、強力な幻覚作用を持つ薬による危険な実験を自身の体で行っていた。実験にのめり込む彼は、徐々に常軌を逸した行動に出る...。

『アルタード・ステイツ 未知への挑戦』予告編

さすがに昔の作品なので、特撮のしょぼいところはあるんだけれど、幻覚の映像表現は興味深い。ラヴクラフトの小説に出てくるような異形のバケモノぽい映像は好きだなぁ

出典: cinema.pia.co.jp

特殊なドラッグを使って生命の起源を遡るんですが、夢のような現実のような。映っているもの自体に怖さは無いのに、音、色、造型、カットバック等々、それが無性に怖い。

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ヨーロッパの人々が宗教を通してタブーと思っている妄想を嬉々として映像にし、白日のもとに曝(さら)そうとしているように思えてならない。

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▽トビー・フーパー監督が仕掛けた、宇宙とバンバイアを掛け合わせた仰天の作品!この宇宙バンパイアは血を吸うわけでは無くて精気を吸い取る!しかも全裸の美女!魅入られたスケベ男の末路は...。

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『スペース・バンパイア』

『悪魔のいけにえ』や『ポルターガイスト』を手掛けたトビー・フーパー監督、ダン・オバノンとドン・ジャコビー脚色、ヘンリー・マンシーニが音楽を担当。単なるホラー映画にしては豪華な面々が関わっている。犯罪心理学者でありオカルト研究家で小説家でもあるコリン・ウィルソンの著書『宇宙バンパイア』を原案とする。

宇宙を彷徨っていた宇宙船のカプセルの中に、全裸の美女が眠っていた。このカプセルを回収した宇宙センターで事件が起こる。この美女とは、人間の精気を吸い取る宇宙生物だった。事の重大さに気付いた時は、既に彼女はロンドンの街に消えていた...。

吸い取った“精気”を巨大な宇宙船へ転送して傘の部分で受けとめ、冬眠中の仲間が死なない程度のエネルギーにする。そして宇宙を漂い次の獲物が近づいてくるのを待つ。B級らしい胡散臭さを残しつつ、良く考えられていると思います。

出典: www.jtnews.jp

全編、見せ場の連続で、力技で最後まで突っ走るフーパーの演出は、スピルバーグに毒気をすっかり抜かれて影の薄かった前作『ポルターガイスト』での鬱憤を晴らすかのような怒涛の展開。

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ドキュメンタリーなタッチにも関わらず地味にならず大作SF映画にも成り得ているところが素晴らしい。押さえるところは押さえ、しかし派手なパニックシーンでは豪華な特撮が映像のマジックとばかりに光に溢れかえる場面を作り上げている。

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▽暗闇大好きなアレックス・プロヤス監督によるSF作品。太陽が出ない街「ダークシティ」の設定も悪夢そのものだが、敵は黒ずくめの怪しい超能力集団!見事な対比の映像美が冴える名作!

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『ダークシティ』

1998年のアメリカ映画。『クロウ/飛翔伝説』『ノウイング』といった映画や、クラウデッド・ハウスやイエスのミュージック・ビデオを手掛けたアレックス・プロヤス監督、ルーファス・シーウェル主演によるSF映画。レトロな未来の描写と太陽が出ない町という設定が味。ジェニファー・コネリー、キーファー・サザーランド、ウィリアム・ハートといった配役も渋い!

太陽が出ない町、ダークシティで記憶を失くして目覚めた男が、連続娼婦殺人事件の犯人に仕立て上げられた疑惑を晴らそうと、黒装束の謎の超能力集団に立ち向かっていく。

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絶体絶命の危機から大逆転するクライマックスや、ラストの対決など映画的カタルシスに満ちていて、こんなに燃える展開はありません。

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壁の向こうを見た瞬間ブッ飛びました、凄いです。クライマックスも壮絶で、言葉が無い。SFファンで見ていないあなた、人生損してますよ。

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