空の境界の登場人物・キャラクターまとめ

『空の境界』には両儀式をはじめとした、魅力的なキャラクターが多数登場する。どの登場人物も非常にキャラが立っており、よく練られたバックボーンをうかがわせる。ここではそんな『空の境界』の登場人物・キャラクターをまとめた。

両儀式

出典: www.lisani.jp

両儀式

声:坂本真綾

元々は、暴力団の長女にして二重人格者。
殺人嗜好であるために、たびたび身の回りの人間を危険に晒す。しかし実際に殺した人間は、物語中では白純里緒のみ(荒耶宗蓮も殺しているが、原作者によると、荒耶宗蓮は人外なのでノーカウント)。
高校生の時に黒桐幹也と出会い、今までの価値観などを変えられてしまい、人生が変わる。そうして一時、意識不明となるが、そこから目覚めたら『直死の魔眼』に目覚めて、さらに人生が変わる。
その直死の魔眼の威力は凄まじく、形がなくても、両儀式が生きているものと理解すれば殺せる。作中では、幽霊・浅上藤乃の念力・荒耶宗蓮の結界・倉密メルカの未来を殺した。だが、言葉だけは殺せない。
性格はぶっきら棒。人との関わりが基本的に嫌いな様子だが、黒桐幹也に対しては結果的に好いており、その妹の黒桐鮮花とは喧嘩しつつも悪くない印象を抱いている。意識不明から目覚めた後は、男口調になる。
また、料理上手だが、水ばかり飲む。
ヤンデレ。

両儀織

両儀織

声:坂本真綾

二重人格の両儀式の中にいる人格。性別と口調は男だが、振る舞いは女の子。
黒桐鮮花が実兄の黒桐幹也を好いているのを見抜き、普段の表情も豊かであり、両儀式に比べて社会性が高い様子。
殺人嗜好を持っているが、それを表面に出すことは特にない。
両儀式のために死ぬが、それまでの人生には満足していたことが未来福音にて分かる。
なお、黒桐幹也は、男人格である両儀織ですら恋愛対象にならないでもない。

両儀式

出典: 6109.jp

両儀式

声:坂本真綾

両儀式の第三の人格だが、両儀式や両儀織はその存在を知らない。
世界を作り変えるほどの力を持つが、黒桐幹也がそれを望まないために、それを行使したりはしない。
黒桐幹也が始めて出会ったのは、上述の式でも識でもなく、この両儀式。
性格は、極めて穏やかで、全てに達観しているよう。

黒桐幹也

出典: www.2is.jp

黒桐幹也

声:鈴村健一

人畜無害を絵にしたような男。
何から何まで普通の男だが、それはそれで特別であると両儀式の第三の人格に言われる。
蒼崎橙子が呆れるほどの探偵としての能力を持っており、両儀式をストーカーしたこともある。ただし、両儀式と同じベッドで寝ようと、浅上藤乃を自分のアパートに泊めようと、一切手は出さない理性の持ち主。
また、両儀式を始めとして、ちょっと変な少女らに好かれる傾向がある。
幼少の頃は、ハリー・ポッターと瓜二つ。

蒼崎橙子

出典: akihiro-anime.com

蒼崎橙子

声:本田貴子

魔術協会から封印指定をされるほどの魔術師。人形を作ることと、ルーンによる魔術を得意とし、魔眼を持っている(ただし今作にて魔眼は使っていない)。
妙な縁で黒桐幹也を雇い、両儀式に仕事を依頼し、黒桐鮮花を弟子にとっている。そうして物語中では黒桐幹也達に情報を提供したりする。
もっとも、普段はまともに建築のデザインなどを生業としており、安定した社交性を出す。だが、それは眼鏡をかけている時だけで、眼鏡を外すと冷たい口調になる。さらに「傷んだ赤色」と言われることを最大の侮蔑と捉え、そう言ってきた奴は例外なく殺してきている。ただ、なんだかんだ身内には甘く、両儀式や黒桐幹也を助けようと動いたりもする。
また、自分と寸分違わない人形を作り出しており、自分がオリジナルか人形かも分かっていないが、それについて特に気にすることはない。
なお、戦闘力に関しては、決して高いわけではなく、使い魔を多用する。
ヘビースモーカー。
デザインが小説と映画で違う。

黒桐鮮花

黒桐鮮花

声:藤村歩

黒桐幹也の妹だが、黒桐幹也に恋をしている。そのために兄に振り向いてもらおうと、必死に女を磨くが、あまり上手くはいっていない。
蒼崎橙子に弟子入りしており、炎の魔術を得意とする。そうした魔術の実力は、蒼崎橙子も認めている。
性格は基本的に勝ち気で強気。また、物語中では最も百面相を披露しており、高い社交性が伺える。
幼少の頃はツインテールであった。

巫条霧絵

出典: atmatome.jp

巫条霧絵

声:田中理恵

巫条ビルの上空に飛ぶ幽霊のボス。
元は車椅子でしか動けない病弱な体であり、飛びたいという願望から幽霊になって、多数の少女を自殺に追い込む。だが最後には自ら自殺する。
メインで活躍するのは第一章だが、第四章において両儀式を見舞う黒桐幹也のシーンにて、その後ろと思われる姿が見える。

浅上藤乃

出典: akihiro-anime.com

浅上藤乃

声:能登麻美子

幼少の頃から超能力者だったが、それを封じるために無痛症となる。
そして高校生になって不良の集団から日常的に性的暴行をされてしまう。しかしそんな中で超能力に目覚め、不良を殺害し、両儀式と決闘になる。
その際、数ある戦いをしてきた両儀式が最も大きな身体的な傷を受けてしまう。
だが決闘の後は自らの視力をほぼ喪失するも、普通の暮らしに戻る。
巨乳。

asamugi
asamugi
@asamugi

Related Articles関連記事

【イラストつき!】空の境界の名言・名セリフまとめ【両儀式・黒桐幹也・蒼崎橙子】

【イラストつき!】空の境界の名言・名セリフまとめ【両儀式・黒桐幹也・蒼崎橙子】

『空の境界』は本作の主人公・両儀式に「人生のある時期(中二病)にしか許されないポエムだだ漏れテキストだよ」と語られており、著者の奈須きのこ独特の言い回しが光る作品である。それは登場人物・キャラクターのセリフにも表れている。 ここでは『空の境界』の名言・名セリフをまとめた。

Read Article

奈須きのこ作品の名言・名セリフまとめ【空の境界・月姫・Fateシリーズ・DDD】

奈須きのこ作品の名言・名セリフまとめ【空の境界・月姫・Fateシリーズ・DDD】

奈須きのこはシナリオライター・小説家・同人作家として活躍する人物で、『空の境界』や『月姫』、『Fateシリーズ』、『DDD』など多くの人気作品を手掛けている。ほとんどの作品で世界設定が共通しており、その独自の世界観が奈須きのこ作品の魅力の1つとなっている。 ここでは奈須きのこ作品の名言・名セリフをまとめた。

Read Article

【空の境界】TYPE-MOON(奈須きのこ)作品の厳選壁紙画像まとめ【真月譚 月姫】

【空の境界】TYPE-MOON(奈須きのこ)作品の厳選壁紙画像まとめ【真月譚 月姫】

奈須きのこといえば、ゲームやアニメ界では有名なシナリオライター・小説家です。もっとも知名度の高い作品だと、『空の境界』や『月姫』などでしょうか。中には原作をもとにしたアニメ作品もあるので、観たことがある方もいらっしゃるかも?この記事では、そんな奈須きのこ作品から厳選した壁紙画像をまとめました。

Read Article

目次 - Contents