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wired1011x6のレビュー・評価・感想

名探偵コナン / Detective Conan / Case Closed
10

辛いときも楽しいときもいつもコナンくんが癒しです!

青山剛昌先生の絵は最高傑作だ。男女共にファンが多いが、新しく登場した安室透というキャラクターが女性たちに大ヒットし、社会現象が起きた程で私も嬉しかった。

この黒の組織の一人として登場したコードネーム「バーボン」こと安室さんは、本名は古谷零(フルヤレイ )といい、本当の彼の正体は公安警察の人間だ。黒の組織を潰す為にわざと正体を隠し潜入捜査をしており、過去には正体がバレそうになり危うい時もあったが、もう1人の潜入捜査官の赤井秀一の手助けがあり難を逃れた。
実はコードネーム「ライ」こと赤井秀一はFBI所属の捜査官で、安室透とは敵対関係にあるが、組織を潰すという最終的目標が一致しているというのが視聴者が冷や冷やするところだ。
黒の組織はすごく悪に満ちていて、倒すには一筋縄ではいかない。組織の人間はカラスのような黒色の洋服を好んでまとい、酒の種類がコードネームになっているのが特徴で悪人だが、意外にもファンは多い。
特に幹部のジンはFBIやCIAを追い詰める程切れ者で、見ていても怖すぎ、かつ頭良すぎの連発である。コナンくんたちとの頭脳戦が一番面白い所だ。

『コナン』初心者の方は、黒の組織が出てくる巻を追って読んでいくとストーリーがつながるのでおすすめである。

DRAGON QUEST -ダイの大冒険- / ダイの大冒険 / ダイ大 / Dragon Quest: The Great Adventure of Dai
7

【アニメレビュー|ダイの大冒険】ドラクエ未経験でも楽しめる!チビッ子勇者の大冒険

幅広い年齢層に大人気のゲーム「ドラゴンクエスト」の世界観を元にしたアニメ作品。

勇者アバンの活躍により魔王ハドラーが倒され、ハドラー配下のモンスター達も魔王の支配から解き放たれ、世界に平和が訪れていた。
モンスターだけが住む島デルムリン島。そこに幼いころ流れ着いた主人公ダイは、デルムリン島のモンスター達に育てられ、平和に暮らしていた。
ある日、島のモンスター達が狂暴化してしまう。ダイの育ての親であるブラスは強い支配力から魔王が復活したことを確信する。
大ピンチのダイの前に現れたのは、勇者アバン。彼の活躍で島は平和を取り戻したかに見えたのだが…。

主人公ダイが仲間と共に挫折と成長を繰り返す王道ファンタジー。
ジャンプの三大原則「努力・友情・勝利」を体現した作品となっており、それゆえに原作のドラゴンクエストとは違うテーマとなっている。
(原作のドラクエはシリーズが多く、その数だけテーマがあるので仕方ないのだが)
序盤は主人公の苦手な部分を仲間達がフォローしつつ、強敵へ挑み続ける。
技術的なものだけでなく、それぞれの内面的な弱さを克服しレベルアップしていく様子に共感を覚えるはずだ。
物語の中盤以降はオリジナルの呪文や独自の剣技がメインとなり、原作ファンは違和感を感じるかもしれない。
逆に言えばそれが強み!馴染みのある魔法や武器がアレンジされ、全く違うものが生み出される「ワクワク感」。
誰しも子供のころに想像した「こんなことが出来たら凄いよな」「2つの魔法を組み合わせたら無敵じゃね?」を再現してくれている。
長い間多くのファンを魅了し続ける理由は、見る人の望みを叶えているからかもしれない。

救急戦隊ゴーゴーファイブ
8

面白いのだが詰めの甘さが目立つ名作

前作『星獣戦隊ギンガマン』の成功体験を受け、今度は99年と「救急」、またノストラダムスの予言など当時まことしやかに信じられていた言説をも取り込み作られた作品です。歴代でほぼ唯一の「救急」という要素もあり、いわゆる90年~92年まで続いた「レスキューポリス三部作」の流れを戦隊シリーズに導入した作品、と言ってもいいかもしれません。また本作は『地球戦隊ファイブマン』以来の兄弟戦隊ということでも有名です。
また、前作「ギンガマン」の数少ない欠点の一つには「巨大戦の描写が(特に後半)ワンパターン」という欠点もあり、救急マシンを使っての救助作業などミニチュアを交えながらの特撮は凄く面白く見応えがあります。また、ゴーレッド・マトイ兄さんと父親・巽モンドをはじめ巽兄弟五人のキャラクターもしっかりと立っており、人の命を、地球を守ることに関しては本気で命を賭けている感じがしっかり伺え、ヒーロードラマとしては申し分ない程格好いいです。
とはいえ、総合的に見ると本作はどうしても前後の「ギンガマン」「タイムレンジャー」などの小林靖子メインライター戦隊に比べると設定やドラマ性、年間を通しての作風の統一性、完成度の高さなどで見劣りしてしまうという印象は否めません。その理由として一話一話は濃いエピソードもあって充実していて面白いのですが、本作の問題点の一つであった「家族戦隊であることの意味」については割と掘り下げ不足の面が目立った感じです。特に序盤8話くらいまでをかけて描かれていたモンド博士と巽兄弟五人の確執はそこまでドラマとして盛り上がらず、また最終回で帰ってきた母についても終盤まで殆ど伏線がない為どうしても唐突に帰ってきたように見受けられます。
また、本作のコンセプトである「救急」についても序盤のビクトリーロボは救急と戦闘が一体化したマシンですし、ライフバードも救助と戦闘を兼ねるツールとして遊び心をくすぐるものだったのですが、後半に出てくるVランサーやVモードブレス、ゴーブラスターなどは完全な戦闘用の武装ですし、ロボにしてもライナーボーイやビクトリーマーズなどはほぼ救助関係ありません。それに伴い後半だとめっきり救助シーンも少なくなり、時々思い出したように入れる程度になってしまいました。
故にどうしてもキャラの深みという点ではどうしてもキャラの描写が一面的に見え、決して「オーレンジャー」程薄っぺらくはないけど、かといって前作「ギンガマン」のリョウマ達に比べると深みというか奥行きが足りないように見えてしまうのですよね。故に最終回の家族再会も感動が少し薄かったり…娯楽性は凄く高く、ヒーローものとしては面白いだけに、もう一歩の所で傑作にまでは突き抜けきれない名作止まりというのが本作に対する評価です。