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tw-1017345992のレビュー・評価・感想

彼氏彼女の事情 / カレカノ
9

少女漫画だけど笑ってしまう場面がいっぱい

主人公の雪野は、学校では優等生。だけど、実際は優等生に見えるように努力しているところまで描かれている。
そのギャップがとても面白い。そんな雪野が段々と素を出していくところがいい。
また、他のキャラクターの立場や心情も描かれていて、ちょっとした人生の教科書になると思う。
自分が学生時代に読んだのもあって、人間関係の面でとても勉強になった。
そして、優等生に見えるように努力することも大事だが、それは本当の自分なのか。
雪野みたいな考えの子は、少し優秀であればほとんどの子にあてはまる。
ただ、「良い」自分は、本当の自分を出しにくくする原因でもあると考える。
こどもの世界は、複雑で、人間関係が崩れると仲間外れなど学校にも行けなくなってしまうこともある。
「良い」自分でいた雪野は、無視されるなどいじめられてしまう。
その際の立ち向かい方も描かれていて、私としてはとても勉強になった。
(だから、素を出せる相手には心を開いて仲良くなり、自分の意見を伝えることの大切さを学んだ。)
堅苦しいレビューになってしまったが、人間関係に迷ったときや、雪野の素の姿のギャップを見て、頑張りすぎなくていいんだ、と思いたいとき読むのがオススメ。
個人的には、是非、今の学生にも読んでもらいたい漫画。

超少女明日香
8

超少女明日香、おすすめです。

私が紹介しておすすめしたいのは超少女明日香という漫画です。12〜13年前にすでに古本屋に並んでいた漫画なのですが、続編が本屋に並んでいます。昔から風などの自然と一緒に生きてきた一族の生き残りであり、主に風を操ることが出来る主人公の明日香が悪人や悪霊を倒すために戦う物語です。笑いあり、シリアスありのストーリーです。私は主人公の明日香がとても好きです。まだ17才くらいなのですが、天涯孤独の身の上でも明るくて、強くて、家政婦の仕事をしながら学校に通って、料理も上手な女の子です。個人的には本気になって顔つきや体つきが変化する前のチンクシャ呼びされる時が好きです。あと、明日香のことが大好きな同い年の男の子がいて、明日香に逃げられても、逃げられても、追いかけ続ける姿が一途で早くくっついて欲しいと思っています。本当に明日香のことが大好きすぎて、自転車で追いかけ続けたり、全国に連絡網を張り巡らせたり、ちょっと笑ってしまいます。ただ、作者の和田慎二さんの作品は主人公でも、その相手役のヒーローでも、最後に死んでしまうことが多いのでとても心配です。なので、ハッピーエンドが大好きな方は注意した方が良いかもしれません。

銀の匙 Silver Spoon
9

農業高校生のリアルな学生生活満載

セクシーゾーンの中島健人くん主演で映画化もされた、マンガ「銀の匙」。北海道の農業高校を舞台とした学園マンガ。

原作者は、「鋼の錬金術師」でおなじみの 荒川弘先生。
荒川先生自身も、北海道の酪農家の生まれで農業高校出身ですから、その学園生活はリアルそのもの。
高校受験に失敗した札幌出身の主人公「八軒くん」が、寮のある大蝦夷農業高校(通称:エゾノー)に進学するところから始まるのですが、馬を愛するヒロインアキちゃんや甲子園を目指す駒場くん、血が苦手なのに獣医師を目指す相川くん、大規模経営農場の娘タマコなど、エゾノーで出会う個性豊な仲間や先生たちと、進学校では味わえないさまざまな体験を通じて成長していくストーリーです。

原作者自身が、酪農家出身で農業高校の卒業生ですから、授業の実習内容や、部活動や文化祭などの学園生活の内容がまさにリアル。

豚者でかわいがっていた豚が、肉になって帰ってきたりという経験を経て命の大切さを学びながらも、その手でベーコンにしてしまう。

ベーコンだけじゃない、農業高校で生産された数々の食材をチーズやヨーグルトにしたり、石釜でピザ作ったりと、よだれが出てくる内容も盛りだくさん。

この作品は、マンガ大賞2012で大賞を受賞した作品で、何度読み返してもおもしろいです。

あやしい彼女
10

多部未華子の歌声、そして命と引き換えに

『あやしい彼女』を観る前は、「あやしい」という言葉からどんな映画なのかを想像しにくかったです。
ですが、一度映画を見始めたら、人間であるがゆえに笑いあり・涙ありであふれていました。特に、おばあちゃんの姿が変わった後(多部未華子)、幼馴染のおじいちゃんを多部未華子が監禁して「自分の姿を見抜いたのか?」などと問い詰めて、口封じに走るシーンは何度見ても笑ってしまうこと間違いなし!
後半で、多部未華子扮する主人公がとあるディレクターに美声を買われ、ギターが得意な孫とデビューするものの、ライブ当日にその孫が事故に遭って輸血が必要となるシーンについて。あのシーンでは、映画の中の「世界の姿が変わった状態(若返った状態)で血を抜いたり、怪我をして流血してしまうと元の姿に戻ってしまう」を理解していると、かなり心が締め付けられる内容です。
主人公の多部未華子(若返った状態のおばあちゃん)の若さと引き換えに、そのおばあちゃんの孫の命を救うしかありません(その場にいた人の中で、孫と血液型が一致するのは多部未華子扮するおばあちゃんのみなので)。
おばあちゃんはとても葛藤しつつ、孫の命に代えられるものなどはないと自身の若さと引き換えに、輸血を手伝い、孫の命が助かります。
元のおばあちゃんの姿に戻った多部未華子は、若い姿になる前のおばあちゃんに戻ってしまいますが、「そんな自分でもいいか」と心を入れ替え、それぞれの生活に平穏が戻りました。
映画の内容のみならず、多部未華子の歌声や、挿入されている歌がとにかく心に響いてきます。
タイトルに偏見を持っていましたが、勇気を出して観て大正解な映画だったと思います!