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tooyamamiyakoのレビュー・評価・感想

ハイキュー!! / Haikyu!!
10

スポーツアニメに対するイメージが変わりました。

今までは、題材にされているスポーツのルールが分からないと読めないのではないか、結局主人公最強で終わるのではないかと思っていましたが、ハイキュー!はルールがわからなくても楽しめ、登場人物全員に細かい設定や背景があるので、全員が主人公と思える作品です。
主人公が無双するわけでもなく、敗北や失敗から学ぶ姿、学んだ結果を活かす姿にとても心揺さぶられます。
また、高校卒業後にメンバーがシャッフルされるのもファンとしては嬉しい展開でした。
日向と影山が敵になったり、木兎と宮侑が仲間になったり、長く描写されていた高校時代のライバル同士たちが仲良くバレーをやっている姿や、今度は敵だねなどと全員が和気あいあいとバレーを楽しんでる姿にとても胸が熱くなりました。
本当に現実的な細かい設定と描写があるので、チーム制のスポーツを長くやっていたら、こういった交友関係が広がるのかと普段見れない世界が見れると思います。
また、チーム制のスポーツをやっていた人からしたら共感できる部分もあるかもしれません。

嫌なキャラ、嫌われキャラが本当に存在しないので、手放しに全員が好きと言える唯一の作品です。アニメはまだ完結していないため、是非漫画から読んでいただきたいです。

テニスの王子様 / テニプリ / The Prince of Tennis / 新テニスの王子様
6

略してテニプリ

週刊少年ジャンプで連載されていた漫画です。アニメやゲーム、またミュージカルなどにもなり、大変人気でした。
ただ良い所悪い所があるマンガなので、それを書かせてもらいます。
・登場人物がほぼイケメン。まるで少女マンガを見ているような感じさえします。女性人気が高かったのもこのためだと思います。
・スポーツ系のマンガですのでやはりかっこいい。男性でも憧れると思います。
・必殺技があります。個人的には必殺技のあるスポーツ漫画は好きじゃないんですが、キャラがカッコいいので必殺技もかっこよく見えます。ただ初期の頃はまだ現実的にもありそうな技が多かったのですが、途中からはだんだん怪しくなってきて、それでもキャラがカッコいいからまだ見れたのですが、後半はもう何でもアリみたいな感じになってきて「意識的に無我の境地を使うって…無意識だから無我の境地なのでは…」と首をかしげました。この漫画の世界観で大人になったらどうなってしまうのだろうと思いました。
・立海大付属戦の不二vs切原まででネタを出し尽くした感はしました。そっから先はテキトウというかネタ切れしてる感じがしました。氷帝戦がピークだったと思います。
・作者のナルシストぶりが鼻につきます。マンガの作者欄の写真もそうですし、ファンブックで自身の中学時代がテニスの王子様(ファンクラブあり)と言ってみたり…
以上です。

五星戦隊ダイレンジャー
6

最高傑作になりえたかもしれない佳作

戦隊シリーズ17作目(放送当時は15作目)であった本作はある意味で前二作『鳥人戦隊ジェットマン』『恐竜戦隊ジュウレンジャー』以上の異色作とも言えるでしょう。ファンタジー戦隊第二弾ということで、前二作を教訓化している印象があります。まず「ジェットマン」の反省点はドラマ性やキャラ描写に比重を置きすぎてしまっており、子供向け娯楽としての痛快さが損なわれてしまったこと、そして「ジュウレンジャー」の反省点はその逆に娯楽性に偏り過ぎて物語の骨格やドラマ性といった奥行き、骨太さが足りないこと。そして何よりメンバーの五人のバックボーンが薄くいまいち分かりにくいことが反省点となりました。
本作はその為にまずド派手な名乗りや中華拳法アクションを前面に押し出すことで子供向けとしての痛快さや娯楽性をしっかり担保しています。かつロボットとして出てくる気伝獣も龍星王をはじめ個性的なデザインやアクションが素晴らしく、何より殆ど負けなしの強さです。これでまず子供向け娯楽としての外連味、カタルシスは保たれます。その上でドラマ性やキャラ面においても改善がなされ、五人を感情移入しやすくするために現代の若者(うち二人はダイ族の血縁者)にしたこと、そして各キャラクターのメイン回にそれぞれ担当の脚本家をつけて物語を回したこと。こうすることで五人のキャラに一貫性を持たせて掘り下げていくことを目標としたことで前二作の課題はクリアしたように見えます。
しかし、本作はそれが行き過ぎたせいか、途中からもはや物語としての本筋を見失い、キャラクターが物語を食ってしまい、更に横の繋がりをきちんと持たせずに断続的にキャラメイン回を続けた弊害で物語として目指すべき所を作り手が見失ってしまいました。そしてそれが露骨に現れたのが終盤、ダイレンジャー五人を裏切ってゴーマ幹部に戻る道士のやっている行動と終盤の展開の支離滅裂さとなって現れるのです。
故に本作では最終的に50年後も戦い続けるという後味の悪い、まるで打ち切りが決定したジャンプ漫画の最終回みたいな尻すぼみの結末になり、前二作を超える傑作にはなりませんでした。勿論前半が面白かったこともあったのと作品世界を固めるビジュアルは凄かったお陰で売上は前二作にも引けを取らず凄かったのですが、作品としては前に作を超える革命作にはなり得ず不完全燃焼で終わってしまった、という印象が否めません。それぞれの素材はいいものだっただけに、やり方次第では傑作になり得ただろうになあと惜しまれます。

王様ランキング
9

一言も話せない主人公。だが、泣ける。

主人公のボッジは、障がい者で耳が聞こえず、話すことができません。基本的にアニメの主人公は、全キャラの中で一番の話し手だと思いますが、「王様ランキング」は違います。主人公が一言も話しません。とても斬新だと思いました。そんなボッジの夢は「王様」になること。いつもひとりぼっちで「王様なのに権威がない、だらしない」と市民からも迫害を受けます。そんな中、「カゲ」というキャラクターに出会い、運命が動き出します。カゲには一族が抹殺されてしまうという悲惨な過去があり、人を信じられない部分がありました。それでも、ボッジのピュアで前向きな姿に心惹かれ、「俺は、ずっとお前(=ボッジ)といたいんだ」と伝えます。そのシーンは涙間違いなし。ハンカチ必須です。一方で、ボッジのいる国では、よからぬ陰謀が渦巻き、「まじか」「そういうことか」とドキドキハラハラする要素が様々な場面でちりばめられているところもあります。きっと、ワンピースのように、「考察動画」が増えるような予感がします。そのくらい今後の展開が気になるような伏線や仕掛けがあるのです。これは、余談ではありますが、オープニングの作画の美しさ、曲の選定が素晴らしく、私はいつもリピートしています。ぜひ、「王様ランキング」を見てみてくださいね。

映画けいおん! / K-ON! the Movie
8

誰しもが憧れる様々な高校生活が詰まった作品

『映画けいおん!』は、2009年に第1期、2010年に第2期がテレビアニメとして放映された作品が2012年に映画化されたものです。
桜ヶ丘高校軽音楽部に所属する平沢唯、秋山澪、田井中律、琴吹紬、中野梓の5人が、後輩である中野梓を除く4人の卒業旅行としてイギリスのロンドンに行く物語です。また、最後はアニメの第2期最終話からの続きとしてテレビアニメを補完した内容になっています。
この5人の会話や行動が女子高生そのものを表しているように感じられ、全ての人が高校時代に戻ったかのような感覚に陥ると思います。
平沢唯の発言や行動が面白く、行きたい所を「ヨーロッパ」と言うのですが、イギリスがヨーロッパ内であることを知らずに「ヨーロッパって、どこまでがヨーロッパなの」と高校生とは思えない発言をし、中野梓から「先輩の行く大学が気の毒になってきました」と言われてしまうシーンが特に面白かったです。軽音楽部なので曲を演奏するのですが、これも高校生とは思えないほど完成されたものでメジャーデビュー出来そうな歌声です。CDも発売されているので一度は聞いた方がいいと思います。僕はCDを購入しており何度も聞いていました。映画だけ見ても面白いですが、テレビアニメ版を見てから映画を見ると、より理解が深まってさらに面白くなると思います。

グランド・セフト・オートV / Grand Theft Auto V / GTA5 / グラセフ5
7

面白い

このゲームはオープンワールドであり、ミッションを行うためには実際にその場所に行かなければなりません。その行き方ですが、車で向かうのもよし、バイクでもよし、ヘリコプターでもよしといった感じです。主人公は3人おり、一人ひとり性格も異なり、スキルも違います。スキルというのは、運転中にスローモーションに出来たりすることです。R18のゲームなので銃で撃ったり、戦ったりすることもあります。メインミッションだけでなく、サブミッションもあります。たくさん遊べると思います。オフラインだけでなくオンラインもあります。オンラインでは、好きな物件に住めたり、自分だけの乗り物を買って改造することもできます。カジノもできますし、野良の方と協力してミッションを行うこともできます。銃も買うだけでなく、改造ができます。ロケットランチャー、ミニガンもあります。乗り物に関しては、スポーツカー、装甲車、戦闘機、飛行機、ボート、空飛ぶ車、空飛ぶバイク、ジェットエンジンがついた車もあります。乗り物に関しては充実していると思います。プレイヤーの中には、交通ルールをしっかり守って生活している人もいるようです。オンラインに関しては、まだアップデートが行われておりますので、時期関わらず買っても良いかと思います。

ダンガンロンパシリーズ / Danganronpa series
8

デスゲームと推理が好きな方必見

紹介する作品はPSP系のゲームソフト『ダンガンロンパ』のシリーズです。アニメ化舞台化とメディア展開もしているので名前を知っている方も多いと思います。
ざっくり内容を説明すると、まず物語の舞台はあらゆる才能を研究する教育機関希望ヶ峰学園という学校内で、この学園は世界中から選ばれたあらゆる分野の天才たちをスカウト形式で入学させ、才能を伸ばすべく創られた施設です。
主人公はそんな学園に抽選で選ばれた、幸運だけど平凡な高校生です。入学式の日、期待を胸に学園内に足を踏み入れるのですが、その途端意識をなくしてしまいます。目が覚めると主人公は見慣れない教室の椅子に座っており、校内を彷徨っていると他の新入生たちと遭遇します。全員が揃うと不審なアナウンスが流れ、それに従い体育館へ足を運ぶといきなり教壇におかしなくまのぬいぐるみが現れ、自分は学園長でオマエラには「コロシアイ」をしてもらう、とだけ告げられました。
ということでプレイヤーである私たちは章ごとに起こる殺人事件の推理をして犯人を突き止めることになります。
あらすじだけ見ると、よくあるようなデスゲームと同じ展開に見えますが、このゲームの魅力は、まずこの上なくユニークな登場人物たちと、全章を通して少しずつ暴かれるこの学園、というよりこの世界の秘密です。
また、章ごとに殺人の動機とトリックがとても綿密に考えられていて、そちらも魅力です。
さらに、キャラクターの攻略要素もあります。意外な黒幕に意外な結末、ありきたりとは言わせない丁寧な世界観の作り込みに、寝る間も惜しんでプレイすることになるのは間違いありません。