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saruq7のレビュー・評価・感想

乃紫
8

夜に聴きたい声

女子大生が作詞作曲編曲歌唱までの作業をいちから行う乃紫。私が特にお勧めしたいと思う曲は、「先輩」です。私もそうですが女子男子問わず、誰しも1度は先輩という存在に好意を抱いてしまったのではないでしょうか。この曲は男性目線ではありますが、女性が手掛ける曲なのにまるで男性の言葉・気持ちを理解しているかのような曲になっています。
次にお勧めしたい曲は、「ヘントウタイ」です。先ほどとは異なりこれは女性目線の曲。1度聴いて頂ければ分かるかもしれませんが、「つい気になっている人に思わせぶりな態度をされてしまい沼にハマって恋に盲目になってしまう」みたいな感じです。

まだまだ語り切れない所ではありますが、私自身、乃紫の自身が作る音楽は気付いたら「音に乗ってしまう」音楽。正解の表現に近いかは人によって感じ方が違うと思いますが、気付いたら魅了されること間違いないでしょう。これを機に、皆さんにもぜひ1度聞いてみてもらいたいと思います。

BiSH / ビッシュ
10

最高のライブパフォーマンスを持ったアイドル。

今一番おすすめしたいアーティストとしてあげたいのは「BiSH」です。
楽器を持たないパンクバンドというキャッチフレーズで活動しているアイドルですが、
アイナ・ジ・エンドのアイドルとは思えない圧倒的なハスキーボイスの歌唱力、
セントチヒロ・チッチのアイナとはまた違う意味での歌唱力と個性的なメンバーを支えるリーダーシップ、
アユニ・Dの特徴的な歌声、執筆活動から出てくるモモコグミカンパニーの作詞力、
個性的なファッションを華麗に着こなすリンリンの独特なセンス、
ハシヤスメアツコの演技力とそれぞれにしっかりとした個性を持って発揮しているグループです。
歌番組では色々と批判を受ける事も多いですが、テレビの中じゃ伝わらない魅力がたくさんありますし、このグループの真骨頂はライブにあると思っています。
テレビだけを見てこのグループは音痴でうってるのかとか批判している人たちには是非ライブへ行って彼女たちの歌声を聞いてほしいです。
アイナの歌声に鳥肌がたちますし、メンバーの魅力はライブでこそわかるものですので。
ここまで個性的なグループは今後現れないかと思いますので、2023年で解散してしまうのは非常にもったいないですし、すごく悲しい出来事です。
一番聞いてもらいたいのは、ライブでの「オーケストラ」という曲です。
鳥肌が立ちますし、すごく感動して涙すると思います。
最後にモモコグミカンパニーが大好きです。

のど自慢(映画)
8

タイトルに隠された秘密

タイトルを見た時は、のど自慢大会に出る人達の苦労などを面白く題材にした映画だと思っていましたが、実際に観てみるとそうでは全くなくて、なかなか売れない演歌歌手のお話でした。
私は歌手ではなかったですが過去に芸能活動をしていたことがあるので、ちょっと気持ちがわからなくもない部分がありました。
出演料を払って出演するもの、ノーギャラで出演するものは一部を除けば素人のすること。プロは出演料を貰って出演することだ。そう私も感じる部分は凄くあり、この映画を観ていたら凄く切なくなってしまいました。
この演歌歌手は、地元の人達から応援してもらえる反面、もう諦めなさいという人達もやはりいて、でも、本人は夢を捨てずに頑張ってる。事務所も見捨てず頑張ってくれてる。そんな心が熱くなるような内容です。
プロなのに、お店の片隅でちょこっと物販の為のイベントさせてもらったり、飲み屋さんで歌ってみたりばかりの苦労。売れないと言ってもやはりプロというプライドと意地もありますし、やはり沢山のお客様の前で大きなホールで歌ってみたい。そう思う演歌歌手のお話です。
最終的にはプライドを捨てることになりますが、それでもその時に起きたハプニングによって、複雑ではありますが感動する出来事があったりと、本当ののど自慢大会の裏側を見ているようなシーンもあり、心に何か残るような映画でした。