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sana2727のレビュー・評価・感想

男と女
9

オシャレな佳作恋愛映画『男と女』

この映画はフランスの映画監督クロード・ルルーシュの名前を高めた傑作映画です。フランシス・レイの映画音楽があまりにも有名になって今日でも頻繁に耳にしますけれども、実はこの映画が1966年の製作であることに驚かされます。1966年と聞かされても、映画のファッションは古めかしさを感じさせず、建造物や風景の映像はヴィンテージ写真のような雰囲気を醸し出しています。その雰囲気はとてもいま風なオシャレ感でもあって、まるで同時代を生きているような錯覚を喚起します。映画の中ではカラーとモノクロームの画面が交互に展開されます。映画製作時の事情を調べてみると予算的な制約による苦肉の策でこのような演出になったことが分かりますが、全編カラーが大前提のデラックスなハリウッド製映画にはない味わいとなっていて、その点がいかにもフランス映画らしいです。この映画で最も微笑ましい場面は、主人公の男女がお互いの子供を連れてレストランで食事をするシーンです。アンヌが映像関係の仕事をしているらしいので、ジャンは「女優はやらないの?」と尋ねると、アンヌは「役者は嘘っぽいから」と返します。ジャンも「そうだね」と同意すると、男女2人は「ふふっ」と微笑み合うという場面です。このシーンを観るものはささやかな幸福感に浸れるかもしれません。

ショーシャンクの空に / The Shawshank Redemption
9

傑作と言われてるだけあって、いい。

傑作と言われているだけあって、とてもよかったです。
原作小説も読んでみたいなと思いました。
刑務所では辛いこともありましたが、他の受刑者のためにいろいろ企画したり、アンディは他の受刑者に希望を与えたと思います。
外にいると、勉強なんてと思いますが、閉ざされた世界では本とかがほんと大事なものなのだと思いました。
また、外に出ることになった受刑者が、やっと刑期を終えて晴れ晴れとするかと思いきや、怖いっていうのも心にきました。
たしかにずっと同じところにいるとそこから出るのは勇気がいりますよね。
元受刑者が仕事を見つけられるかもわかりませんし。わたしも出たくないかも思いました。
あと、アンディが出てきたあと、するポーズはジャケにもなってるし、GLAYのTERUかいって感じですが、映画を見ると、あれくらいバァーってするのもわかりました。
冤罪で刑務所にいたのですから、そりゃあ、晴れやかになるよなと思いました。
冤罪で閉じ込められ、もう全てを諦めてもおかしくないのに、諦めず、周りにも希望を与えたアンディ。
彼の人生に触れられてよかったと思いました。
しかし、冤罪で30年ってひどいです。司法制度、どうなってんだと思います。

オッドタクシー / ODDTAXI
10

ポップな動物のキャラクターが人間の闇を描き出す、 いい意味で期待を裏切る作り込まれたストリー展開!

『オッドタクシー』とは、2021年4月からテレビ東京で放送されたアニメです。
主人公の小戸川はタクシー運転手。身寄りがなく、他人との関わりを避けるような、無口で偏屈な性格をしています。
小戸川が運ぶ少し変わった乗客との一見何気ない会話から、徐々にある一つの事件へと繋がっていきます…。

ここからは、一部ネタバレを含みます!

初めは日常系の動物ほのぼのアニメのような雰囲気ですが、次第に雲行きが怪しくなっていき、主人公・小戸川があるアイドルの失踪事件に関わっていると疑われ、警察からも事件関係者からも目を付けられるようになっていきます。
一見関係のなさそうな描写一つ一つが、後に伏線としてテンポよく回収されていく様子は気持ちが良く、飽きずに一気見してしまいました。
最終話では、予想外の結末にザラッとした後味の悪さがあり、ストーリーにスパイスを与えています。
ストーリーに似つかわしくない可愛らしい動物のキャラクターたちが、なぜ動物として描かれているのかも最後には明かされてスッキリしますので、ぜひ最後まで見てほしい作品です。
また、声優にダイアンやミキなど芸人さんを起用しているのも、キャラクターの個性が際立ちいい味を出しています。
個人的には、オープニングのヒップホップとおしゃれな色合いのアニメーションも作品とマッチしており良かったと思います。

ONE OK ROCK / ワンオク / ワンオクロック
10

世界で活躍するバンドONE OK ROCK

皆さんONE OK ROCKというバンドをご存じでしょうか。
Taka(Vo.)、Toru(Gt.)、Ryota(Ba.)、Tomoya(Dr.)の四人からなるロックバンドです。
ボーカルのTakaは、有名歌手の森進一さん森昌子さんの長男として1988年4月17日長男として産まれました。
その後慶應義塾幼稚舎卒業後、慶應義塾湘南藤沢中東部在学中にジャニーズ事務所に入所し、当時既に持ち合わせていた歌唱力で一気に世間の注目の的になります。
2003年にはNEWSのメンバーとして抜擢され順調な芸能生活を送るはずでしたが、一部のファンからは「小さい頃から頑張ってきた他のジャニーズJrの子たちを差し置いてデビューできたのは、親の影響によるものが大きい」と批判を浴びます。
その後未成年飲酒、喫煙や、女性とベッドで寝ている写真が流出しスキャンダになり数か月後にはNEWSを脱退しました。
しかしTakaは歌を歌うことは辞められず、その後も小さなステージで歌い続けました。
そんな時ステージでのTakaの歌を聞いていた現在のギタリストであるToruが、Takaを自身のバンドに勧誘したのです。
Takaは何度も断りましたが、Takaのバイト先まで会いに来るToruの熱意に押し負けて「一度だけ」という条件でメンバーの練習スタジオに訪れました。
その時にTakaは「自分の求めていたバンドはこれだ」ということに気が付き、メンバーに加入しました。
さて、ここまでがONE OK ROCK誕生までの流れですが、 Takaは英語の能力にも非常に長けていて、その才能を作詞にも生かしています。
当時のデビューシングル『内秘心書』にも英語が使われおり、歌唱力はもちろん、何よりほかのバンドや歌手と違ったのはTakaの発音の上手さでした。
また、独特の世界観を演出する歌詞などもファンにとっての魅力のひとつです。