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nekokoneko1のレビュー・評価・感想

キングダム / KINGDOM
10

漫画の中で一番好き

王道の少年漫画が大好きなのですが、ダントツ1位で大好きな漫画が「キングダム」です!もうこれを抜ける漫画はこの世に存在しないと思います。苦手なジャンルで、苦手な画だったので、最初は全く興味を持てませんでした。数人の友達に熱弁され、無理やり読まされたのがきっかけです。8巻ほどまで友達に借りていたのですが、すぐに全巻まとめ買いしました!100回以上1巻から読み返しています。時間を削っても読み返したくなるのがキングダムです。恐ろしいほどの中毒性を持ってます。
まず巻数が多いのに、中だるみなく、いつまでも右肩上がりに内容が濃いです。少年漫画の熱さが好きなら、ダントツ一番熱さを感じられます。
キャラ1人1人の設定がしっかりしていて、どのキャラにも思い入れがあり、敵の死も主人公は背負って成長していく、敵の死も深すぎて号泣シーンが多すぎます。命がけの戦いの中で放つ言葉の重みや、勝利していく過程で携わる人の死に様と生き様を、それぞれのキャラクターが背負って成長していくのが本当にかっこいいです。
画が苦手だったのに、いつのまにかイケメンだらけ、美女だらけで、大好きなキャラクターでいっぱいです。
憎きキャラも、成長したりするので、嫌いだったキャラクターの死に泣かされることもあります。
一番好きなシーンは悲しすぎて、じっくり読み返すのは不可能。たった一言のセリフで、涙がとまらないなんてしょっちゅうあります。
映画もとてつもなくよかったけれども、細かい設定が表現されていなかったり、漫画での重要シーンが飛んでいたり、出てくる順番が違うので、漫画の方が100倍熱く、漫画なのに映画のような世界を味わえるのがキングダムです。
熱いの嫌いな人には向かない漫画ですが、歴史漫画が苦手とか、画が苦手だという理由で渋っている人は今すぐ読んでください。熱い少年漫画、王道の少年漫画が好きなのならば、絶対沼ります。読み始めたら、止まることができなくなるほど中毒性があるので、ぜひまとまった時間があるときをお勧めします。寝不足必至な状況に陥るのでお気をつけください。

ワールドトリガー / ワートリ / World Trigger
9

絶対に推しメンが見つかるマンガ

集英社の大人気マンガです。ネイバーフッドという異世界からの侵攻を食い止めるべく奮闘する組織の話です。
組織は、1部隊3~5人程度で構成されている部隊が20くらいあり、その他にも見習いなどがいます。
主人公の三雲は、侵略者にさらわれた幼馴染の兄を探すため、組織に入り遠征に行くことを目標にしています。
実力も特殊能力もないけど諦めずに取り組む姿をみて多くの仲間を得ます。
もう一人の主人公といっても良いほどのキャラが空閑はネイバーフッドの住人だが同様にネイバーフッドに行くことが目的となり三雲と親友のようになっていきます。
物語が進むと主人公はだれかわからなくなるといっても良いというか、玉狛第2という部隊が主人公なのかもしれない。
何といってもこのマンガのすごいところは、キャラクターが多いのにしっかりした設定が全員にあるところです。
ワイルド系から甘辛系、草食系、塩顔系と女性でもアイドルを探すような感覚で読める少年漫画だと思います。
ただ、キャラが多いだけではなくそれぞれに戦い方の特徴や部隊ごとの絆が描かれていてどんどん好きになると思います。
それだけではないのが、ストーリーがしっかりあって現世と異世界の話が同時進行というか同じ物語にいくつかの話が同時にあるような感覚がします。
それであって、難しすぎないストーリーなのがまた見やすいのでぜひ1度ご覧ください。

いま、会いにゆきます / いまあい / Be With You
10

心温まるラブストーリー

土井裕泰さんがメガホンを取り、中村獅童さんと竹内結子さん、武井証君が主演をつとめた、切ないながらも感動するラブストーリーです。このストーリーはある朝家にケーキが届くことから始まります。そのケーキはすでに亡くなった澪が息子の佑司のために、息子が16歳になるまで毎年ケーキを送るように予約していたものでした。そして、時は12年前に遡ります。実はその時に父親の巧と佑司の間に不思議なことが起こったのです。それは、1年前に亡くなったはずの澪が現れたことです。澪は生前に佑司のために手作りの絵本を作っていました。そこには、亡くなった人はアーカイブ星にいて雨の季節になると戻ってくることが描かれていました。実際、その通りになったのです。しかし、戻ってきた澪は、自分の名前も自分が巧と結婚していた事実も知りません。結婚写真を見せるなどして彼女を納得させます。巧は脳内の化学物質が正常に分泌されない病気を抱えていました。そのため、人混みが苦手で料理もうまく作れなかったのです。そのため、巧と佑司は澪の料理に喜び束の間の幸せな生活が始まります。澪は生前に佑司と一緒に宝箱を埋めていました。ある日、それを森で見つけます。その中には、澪の日記帳が入っていました。それを読んだ澪は、自分が死んでしまう運命であることを知ります。それを知った澪は、佑司に家事を教え始めるのです。そして、ケーキ屋さんにいき今後12年分のケーキを注文します。巧と佑司は、澪が書いた絵本にて、雨の季節が終わると澪がアーカイブ星に帰ってしまうことを知っています。そして、佑司は学校で晴れ間が差してきたことに気づき、巧も職場の天気予報で梅雨明けをしります。特にこのシーンでの佑司が言った「僕、どうしても帰らないと」というセリフがとても泣けます。佑司は家について澪に抱きつきます。そして、二人は廃工場に向います。巧が帰宅した時には澪はすでに廃工場にいます。巧は廃工場に向かい澪と会います。そして、とうとうお別れとなるのです。佑司は、澪が自分を産んだせいで死んだと思っていました。そのことを謝ります。それに対して澪は、「そんなことない、これっぽっちもない」と語ります。さらに「佑司は望まれて望まれて、生まれてきたの」とも語るのです。巧は、澪を幸せにさせられなかったことを謝るのですが、「あなたのそばにいられたことが、私にとっての幸せだったのよ」と語り、消えてしまいます。
その後、澪が目を覚ますシーンとなりますが、そこは病院のベッドでした。彼女は交通事故に遭い、そのショックで9年後にタイムスリップしたのです。彼女は、将来、巧と結婚し佑司という可愛らしい男の子ができるという未来の出来事を覚えています。そのおかげで、澪は一度別れてしまった巧に連絡を取りひまわり畑で会います。この時に、自分に自信がない巧に対して、澪は「私とあなたはずーっと一緒なの、そう決められてるのよ」と語りキスします。そして二人は結婚することとなるのです。

トイ・ストーリー4 / Toy Story 4
9

おもちゃで遊んでたかつての子どもたちへ

今作は子どもよりも大人を対象にしているかのような印象を受けた。トイ・ストーリーの1作目を映画館で見た子どもはいまはもう大人になっているだろう。当時ウッディやバズのドキドキするようなちょっとした冒険に魅入り、自分の愛するおもちゃも夜中に動いているのではないかと本気で信じることができた頃のことを、本作を見ていると嫌でも思い出されてしまう。多くの子どもは成長する過程で愛していたおもちゃを失くしたり、捨てたり、様々な形で別れてきた。ウッディも今作ではボニーに飽きられてしまい、クローゼットの奥で他のおもちゃを羨ましそうに眺める日々を送り、その中でボニーが作り上げたフォーキーというおもちゃの世話をすることが唯一の存在意義になってしまう。「おもちゃは遊んで貰えなければ存在している意味がない」というニュアンスの雰囲気が切なく胸を痛める。飽きて捨ててしまったおもちゃがある大人なら尚更同じ思いを抱くだろう。そして最後に、ウッディはボニーや、数々の困難を乗り越えてきた仲間たちと別れて新たな道を選んだ。強い絆で結ばれていたウッディとバズが別れるという結末には、1作目から見ていた者は涙を我慢できないだろう。「俺がついてるぜ…」というウッディのテーマソングの歌詞を思い出すと更に泣けてくる。今作を見た子どもたちも、いずれ大人になった時に同様の切なさを感じるだろう。