kwt-1991v9@kwt-1991v9

kwt-1991v9
kwt-1991v9
@kwt-1991v9
4 Articles
4 Reviews
0 Contributions
0 Likes
kwt-1991v9

kwt-1991v9のレビュー・評価・感想

僕のヒーローアカデミア / ヒロアカ / My Hero Academia
10

無個性の無力な少年が最高のヒーローになるまでの物語 僕のヒーローアカデミア

僕のヒーローアカデミアは、漫画家・堀越耕平によって描かれた無力な少年が最高のヒーローを目指す物語です。10段階評価で10点という、まさに名作と呼ぶにふさわしい作品です。この記事を通して、僕のヒーローアカデミアの魅力をご紹介します。そうすればあなたもこの魅力的な世界観に引き込まれることでしょう。

物語は、超人的能力「個性」が当たり前にある世界を舞台に繰り広げられます。主人公・緑谷出久は、なんの個性も持たない無個性の少年です。
超人社会では、個性を使った犯罪などが発生し、それを取り締まる存在としてヒーローが誕生しました。
ヒーローはみんなの憧れの存在であり、人気の職業です。多くの者が個性を使い闘う正義のヒーローを目指します。
主人公、緑谷出久も憧れていましたが、無個性の彼にとってヒーローになるのは難しいことでした。
しかし彼は、個性がなくとも敵に立ち向かう正義感の強さを買われ、No.1ヒーロー・オールマイトの個性を受け継ぎます。
オールマイトの母校であり、ヒーロー育成の最高峰・雄英高校への入学を果たした彼が、プロのヒーローを目指し仲間達と共に様々な試練に立ち向かっていくストーリーです。
引き継いだ能力「ワン・フォー・オール」は、決して逃れられぬ因縁、運命を抱えた力で、物語の鍵でもあります。

僕のヒーローアカデミアは、個性豊かなキャラクターたちが織りなすドラマが魅力です。彼らはそれぞれの過去や葛藤を抱えながら、成長し、互いに支え合います。物語の中で、キャラクターたちはさまざまな試練に立ち向かい、己が想像する最高のヒーローになっていくのです。それぞれのキャラクターが持つ個性も、ストーリー展開や戦闘シーンに彩りを添え、作品をより魅力的にしています。

また、僕のヒーローアカデミアは、その美麗なアートワークも見どころの一つです。堀越耕平の緻密な画力と、独特なタッチが生み出す世界は、読者を圧倒します。特に、壮大なバトルシーンや感動的な場面では、その迫力ある描写に息を呑むことでしょう。

このように、僕のヒーローアカデミアは、独創的な世界観、魅力的なキャラクター、美麗なアートワークといった要素が融合した素晴らしい作品です。ヒーローを目指す少年少女の物語は、読者に夢や希望を与えるだけでなく、その緻密なストーリー展開と共に、読者の心を捉えて離しません。

さらに、僕のヒーローアカデミアは、その人気によりアニメや映画、舞台などにもなっており、様々なメディアで楽しめるという点も魅力の一つです。特にアニメ版は、漫画の持つ迫力あるバトルシーンや感動的な瞬間を、音楽や声優陣の力演と共が見事に表現しており、ファンならずとも必見です。

僕のヒーローアカデミアは、無個性の少年が最高のヒーローになる物語です。緑谷出久や彼を取り巻く個性あふれるキャラクターたちと共に、感動と興奮に満ちた物語を体験できることでしょう。今すぐ、僕のヒーローアカデミアの世界へ飛び込んでみてください。

ファイアーエムブレム 風花雪月 / Fire Emblem: Three Houses
10

シリーズ初見にオススメ

任天堂の「手強いシュミレーションRPG」として有名なファイアーエムブレムシリーズですが、今作は初心者に優しく作られているため、まだ本シリーズを遊んだことのない方にもオススメできます。
ファイアーエムブレムシリーズには、仲間が死んでしまうと二度と共に戦う事ができない、「ロスト」のシステムがあります。しかし本作にはやられても撤退してくれる「カジュアル」モードと、やられるとそのまま戦死してしまう「クラシック」の2つのモードがあるため、カジュアルモードであればロストを恐れることなくプレイできます。クラシックモードで遊びたいという方でも、本作には巻き戻し機能があるため、戦闘で味方がやられる直前に巻き戻してやり直すということもできますし、本作は難易度が低めに設定されており、救済措置もあるなど初心者に優し目に作られています。
本作では主人公が教師となり、仲間となる生徒を育てていきます。登場するキャラクターは40~50人ほどですが、「生徒を育てる」そして「全てのキャラにロストするリスクがある」という点がキャラへの愛着をさらに湧かせます。
またストーリーは少々大人向けであり、対象年齢も12歳以上向けとなっていますが、これは「戦争は善と悪が戦う勧善懲悪ではなく、各々の正義のぶつかり合いである」ということが描かれているためです。キャラクター達もあまり正義という言葉使わないため、戦争がどういうものかを知ることができる、良いストーリーになっています。

寄宿学校のジュリエット / Boarding School Juliet
8

二国間の目に見えない対立、確執を超える作品です

「週刊少年マガジン」に連載されていた漫画です。
シェイクスピアの戯曲「ロミオとジュリエット」の翻案の少年漫画となります。

かつて戦争により対立していた2国、東和国とウェスト公国。
戦争は終結し、二つの国の間の領地となるダリア島に作られた学園、「ダリア学園」が、この作品の主な舞台となります。
二つの国の学生たちはそれぞれ、いまだにいがみ合い、諍いを起しながら過ごしています。
そんな中、東和国出身の少年、犬塚露壬雄は、ウェスト公国出身の少女、ジュリエット・ペルシアに恋をします。
告白を経て、二人は交際をすることになるのですが…それぞれの勢力のリーダーである彼らは、仲間に交際を隠さなくてはいけません!

二つの国が手を取り合うように、いつか世界を変えるため。
心を合わせ、差別と、戦争の遺恨と、大人たちと戦う二人の姿に、心打たれること間違いなしです!

この作品の魅力は、時に可愛らしい、時に凛々しい女の子の描写です。
成長を経て、少しずつ強くなり、過去を乗り越え、世界を変えるために戦う主人公やヒロインの様子や変化が表情によりよく表されていて、主人公とヒロインが出会いによって変わっていき、その変化が周囲をまた変えていくのです。

サブキャラも充実しており、真面目で一本気な飾らない少女、暴君だけど純情なお姫さま、クールだけれど少女趣味で優しい上級生…その人たちも少しずつ、主人公やヒロインに触れて変わっていきます。
登場人物の個性と表情が豊かに描かれる、心温まる作品になっております。
16巻で完結しておりますので、よければ手に取ってお読みください。

ライフ / Life
9

閉鎖空間というホラー

ジェイク・ギレンホール主演のSFホラーです。
火星で見つけた単細胞生命体がどんどん成長してきて、クルーを襲う話でした。最初はすごく小さな生命体だったのに、どんどんでかくなってきて、怖くなってきます。
最初の犠牲者の殺され方は口の中にエイリアンが入ってというエグいものでした。
その後も、クルーのためキャプテン的な人が犠牲になったり、たった一つのエイリアンのためにパニックになります。
私はエイリアンものはあまりきちんと見たことないのですが、宇宙船という閉鎖空間で戦うというのは怖いものだなと思いました。エイリアンを地球に連れて帰るわけにはいかないし、逃げようと思っても宇宙空間に逃げるわけにはいかないし。結果狭いところで鬼ごっこするしかなくて、逃げ場なしという感じでした。
映画の最後には、エイリアンを地球に上陸させないため、ジェイクが自己犠牲をはらうのですが結局…という悲劇的な終わり方でした。
エイリアンを倒そうとしたジェイク。ジェイクを助けようとした民間人。誰も悪くないのに、悲劇が起きるというラストに、なかなかやるなと思いました。
ちょっと地味な作品で、日本ではあまり宣伝されていなかったように思いますが、なかなかよかったです。あと、日本人宇宙飛行士役として、真田広之が出ているので注目です。