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keepert2のレビュー・評価・感想

Adler
9

ライブに強いインディーズロックバンド ”Adler”

Adlerは2018年9月から都内を中心に活動している4ピースバンドだ。
2018年9月に初めて上越EARTHでライブをしたのが活動の始まりである。
2020年には2nd E.P.「Twilight」を販売開始すると同時に、発売記念の自主企画と全国リリースツアーを行い、さらには、5月から年末まで8ヵ月連続で毎月自主企画「Butterfly Effect」を開催するなどAdlerは挑戦の手を止めない。
2021年8月には1stミニアルバム「Sentimental Colors」をリリースした。
二曲目に収録されている「リビングデッドサマー」はライブの定番曲である。
「泣きたいくらい今が恋しい」という歌詞から始まるこの曲は、軽快なリズムとAdlerらしい爽やかなバンドサウンドが特徴的である。
また、Adlerのライブには会場全体が一体となって盛り上がれる良さがある。
ライブではリビングデッドサマーのイントロが始まると同時に、森田啓介(Gt.)と岡見知樹(Ba.)の二人が観客を煽るため前に出てくる。曲と連動したパフォーマンスはまさに圧巻だ。
さらに、開始直後の機材トラブルさえMCで笑いに変えるなど、本番ステージ上でのトラブルに屈しないという強みも持ち合わせているため、ライブに強いロックバンド”Adler”が行う自主企画には期待が高まる。

サイバーパンク2077 / Cyberpunk 2077
5

ナイトシティに名を残せ!

TRPGである「Cyberpunk2.0.2.0」の世界観をブラッシュアップしたFPS。
プレイヤーはナイトシティの住人「V」として、暴力まみれの街、ナイトシティで生き抜くために戦います。
まず最初にキャラクターメイキングと出自の選択があります。
基本ストーリーに変化はありませんが、出自の選択により、チュートリアル部分とプレイ中の選択肢に若干の変化があります。
前述した通りFPSゲームですので折角メイキングしたキャラクターを見る機会は余りありませんが、これを行うことにより、更に自身の中での「V」像が作り上げられ、より世界観に入り込むことができます。
ナイトシティでは争い事が日常茶飯事。
メインストーリーやサブクエストの他にも各地でギャングの抗争などが起きており、彼らを倒して装備をいただくことで自身を強化。装備にはそれぞれレア度やスキルがありますので、いわゆるハクスラ的な楽しみ方もできます。
経験値を貯めて様々なスキルを獲得していくRPG形式なのですが、そのスキルも近接や銃撃、さらにはハッキング・スキルなど多岐に渡ります。そういったスキルや入手した武器、防具などでビルドを作り上げていきます。
世界観や景観は、まさにサイバーパンクそのもの。
ちょっと街を車で走るだけで、映画やアニメで観たサイバーパンク系統の作品の住人になったような気分を味わうことができます。

Mank/マンク
7

おもしろいけど、市民ケーンは知っとくべきだった。

デヴィッド・フィンチャーも好きだし、ゲイリー・オールドマンも好きなので見ました。さすが、フィンチャーですごい細かいところまで凝ってるなという印象です。そして、見せたいところもたくさんあったのでしょう。ちょっと目を離すと置いてかれそうでした。
また、ゲイリー扮するマンクはすごく弱いというかこれぞ人間って感じの人で、みんなからこうしろ、ああしろと言われたり、見下されたりして、壊れていっていて、0から何かを作り出す人の大変さがよくわかりました。彼の演技を見るのはすごくおもしろいし、一つ一つのシーンでこれは!って感じるところは多々あるのですが、いかんせん、私が市民ケーンを知らないので、わからないところがたくさんでした。
これはこれで一つの映画ではありますが、やはり、市民ケーンについてくらいは調べてから見るべき映画だったなと思います。きっと、アメリカ人にとっては市民ケーンは、寅さんくらい有名で見たことない人でも話の筋はわかる映画なのでしょう。何の説明もなく、市民ケーンの話が出てくるから、もうちんぷんかんぷんでした。それでもおもしろいのはおもしろいのですが、きっと知っている人の10分の1の楽しめてない気がします。映画の裏話とか、制作秘話って楽しいものなので、今度はもっと勉強してから見たいです。

ダイヤのA / ダイヤのA actII
9

リアル野球

私自身、高校時代に甲子園にも出場をし、野球歴は20年程になります。作者自身が野球を経験されていたということもあり、服のシワや仕草、道具まで細かく再現されています。
他のアニメにはない、高校野球ならではの白熱した試合展開や引退シーンなど、注目演出が盛りだくさんです。
また、野球を経験されている人はもちろん、野球というスポーツを経験していない方までも夢中になってしまうアニメ間違いなしです。
これは私個人的な感想にはなるのですが、普通のアニメだと主人公が主役、また試合で活躍が必須という風潮がありますが、このアニメにはそういったことはありません。各々個人が主役であり、そのため個人として推しているキャラクターもバラバラだと思います。
今まで数多くの野球アニメを見てきましたが、ここまで鳥肌が立つようなアニメに出会えたこと初めてでした。感動したい方、高校野球という舞台のリアルを知りたい方には本当にオススメです。
最近のアニメではないですが、まだまだ根強い人気のあるアニメで、一度見ると何度も見返してしまうような中毒性のあるアニメです。
壮絶なポジション争い、レギュラー争い、強豪校ならではの上下関係など、楽しめるシチュエーションは様々です。