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go-1043159046138876114057のレビュー・評価・感想

キングダム / KINGDOM
9

壮大なストーリーとキャラクターたちが魅力的な歴史アニメ

『キングダム』は、紀元前の中国を舞台に、戦国時代に繰り広げられた戦いを描いた歴史アニメです。主人公の信は、苦難の末に将軍に仕えることを決意し、戦いに身を投じます。彼の奮闘と成長を中心に、様々なキャラクターたちが活躍する壮大なストーリーが展開されます。

このアニメの最大の魅力は、ストーリーの深みとキャラクターたちの魅力にあります。戦争や政治の裏側に潜む陰謀や駆け引き、それに対するキャラクターたちの思想や信念など、作品の世界観が非常に広がっています。また、信や彼を取り巻く人々の成長や変化も描かれており、視聴者は彼らと共に感情移入しながら物語を追うことができます。

アニメーションのクオリティも高く、戦闘シーンやキャラクターたちの表情、動きなどがリアルに描かれています。音楽も劇中のシーンに合わせてドラマチックに変化し、作品の世界観をより一層深めています。

本作には多くの戦闘シーンがありますが、それだけでなく政治や陰謀、思想などにも注目が必要です。作品の中で起こる様々な出来事には、それぞれ深い意味や背景があり、見逃してはいけないポイントがたくさんあります。また、物語の中で重要な役割を果たすキャラクターたちの死や失敗など、感動的なシーンもあります。しかしその分人気キャラクターが死んでしまうなど、ショッキングな展開もありますので、ご注意ください。

総合的に見て、『キングダム』は、壮大なストーリーとキャラクターたちの魅力が非常に高い歴史アニメです。戦国時代を舞台にした物語られる物語は、様々な要素が詰まっており、多くの視聴者を魅了しています。特に、信や彼を取り巻く人々の成長や変化、そして彼らが抱く思想や信念に注目したいと思います。彼らの葛藤や苦悩、そして勇気や決断力など人間ドラマが描かれており、視聴者は彼らと共に成長していくことができます。

また、戦闘シーンも非常に迫力があり、視聴者を引き込んでくれます。戦争の残酷さや非情さがリアルに描かれているため、時には胸が痛むようなシーンもありますが、それが作品の世界観をより深めています。

ただ、本作にはいくつかの欠点もあります。一部のキャラクターの出番が少なかったり、物語の進行が遅かったりという点が挙げられます。また、アニメとしては長期間にわたって放送されており、そのために制作クオリティにムラがある場面もあります。しかし、それでも作品の魅力は変わらず、多くの視聴者から支持されていることは間違いありません。

総合的に見て『キングダム』は、壮大なストーリーとキャラクターたちの魅力が非常に高い歴史アニメであり、戦国時代を舞台にした物語に興味がある人には必見の作品です。また、政治や陰謀、思想などにも興味がある人にもおすすめです。ただし、ハードなシーンが多いため、苦手な人は視聴に注意してください。

約束のネバーランド / 約ネバ / ネバラン / The Promised Neverland
9

仲間と命の大切さ、そして何より、理不尽と理想が人を成長させるということを、子供たちがネバーランドで教えてくれる。

白井カイウ・出水ぽすか原作のコミック、約束のネバーランド。全世界累計発行部数は2500万冊を超え、アニメ化はもちろん実写映画化、小説化もされている人気コミックである。その魅力はどこにあるのか。読んでみると、どうやら12歳以下という非常に幼い子供たちのストーリーのようであるが、大人たちも熱狂するのはなぜなのか。今日はその魅力に迫る。
まずこのアニメは、人間はもちろん、人間を喰らう鬼が存在する。しかし、人間対鬼の構図が簡単にできている訳では無い。主人公であるエマ、ノーマン、レイという12歳目前の少年少女たちは、全員鬼のための食糧を育てる農園で育った。しかし、本人たちはそんなことも露知らず、「ママ」と呼ばれる優しい女性に愛情たっぷり育てられ、広々とした敷地で思う存分遊び、何不自由なく食事をし、綺麗なベッドで寝る、快適な施設で暮らしていると思っていた。それが肉としての旨味を引き出すため、ストレスをかけない措置だと知るのは、定期的に里親に出される仲間が、鬼によって命を奪われる現場を見てしまったエマとノーマンだった。妹のように可愛がってきた6歳のコニー。手紙を書くね、と泣き笑いで去っていった可愛いコニー。その彼女の胸元には残酷な赤い花が刺され、絶命した顔からは生気のかけらもない。周囲の鬼たちは、そのコニーを「出荷する肉」として扱う。そう、快適な施設は、ただの「鬼の食用肉を育てる農場」だった。1番美味な、12歳までの発達した脳とその肉を喰らいたい鬼たちのための、逃げ場の無い鳥かごだったのだ。
どうだろうか。人間対鬼、という簡単な構図ではなく、鬼の世界から逃げなければいけないと自覚した人間のストーリー。案の定、エマたちは脱走を企てる。
しかし、その決行日は、思いがけずノーマンの12歳の誕生日兼出荷日の後となってしまう。味が熟す限界の期限は12歳と言われ、通常はそれより幼いうちに出荷されていた。エマとレイとノーマンが12歳まで農園にいられたのは、定期的に行なわれるテストで常にフルスコアを取っていたため、脳をより発達させより良い肉になるまで出荷を見送られていたからであった。発達の限界の期限とされる12歳の誕生日、ノーマンは自分を犠牲にした脱出計画をエマとレイに託す。当然受け入れられない2人。しかしその抵抗虚しく当日は訪れ、ノーマンは出荷への道を歩き出すのだった。
ノーマンの思いを引き継ぎ、脱出計画を決行するエマとレイ率いる子供たち。冷静で現状分析が得意なレイは、成功させるなら自分とエマのみで脱出すべきと言い張っていた。当然施設には赤ん坊もいるし、現状を理解できない子供ばかり。足手まといだということだ。しかし、ひたすらに実直でただただ優しいエマは、全員助けたい、寧ろほかの農園の子供たちだって助けたい、と言い出す。実現不可能に見えたその計画だったが、脱出は、無事成功したのだった。脱出のために壁に登った時、レイはエマの後ろで笑うノーマンを感じる。
しかし、脱出が成功したからと言っても、そこは鬼の世界。人間の世界はないのか、人間はいるのかすら分からない。鬼に襲われたら、子供たちだけでなんとかできるのか。食料はどう用意するのか。生き残るためには、用意するためには、こちらもいつかは命を奪わなければいけない。迫る非情な選択。12歳以下の子供たちが、命を奪うことで生き延びる哀しさを、身をもって学んでいく。
この「約束のネバーランド」の尊さは、子供たちの仲間意識の強さだけでなく、命の奪い合いを経て、そこから「勝利」ではなく「命の尊さ」を子供たちが学び、切なく哀しい思いに打ちひしがれるという成長の過程にある。その過程で、生き残っていたノーマンと出会うのだが、彼はその天才さゆえに、ほかの子供たちとは違う考えで自分を偽り、ただ鬼への殺戮を繰り返す人間と化していた。旅の中で、人間の敵ではない鬼もいるし、鬼には鬼のコミュニティがあると知ったエマは、鬼すらも救いたいと言い出す。かつてエマの無理難題を理解し、脱出計画を作り上げたノーマンと対立するのである。
人間が生き残るのが正義なのか。どの生物も共存する道などあるのか。子供たちがそれを問いかけるヒューマンドラマが、約束のネバーランドの中にはある。結末はぜひ、あなたの目でご覧頂きたい。

amazarashi / アマザラシ
8

詩的な歌詞の中に希望を見せるロックバンド「amazarashi」

amazarashiは青森県で結成されたロックバンドです。最近徐々に注目を集めてきたアーティストで、名前を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか?時には優しく、時には厳しく、時には陰鬱に、時には手を差し伸べる詩的な歌詞は老若男女に刺さり、ライブには幅広い年齢層の方が見受けられます。
そんなamazarashiの楽曲の中でも、特にオススメできる人気の楽曲を2つご紹介します。
・もう一度
アルバム「夕日信仰ヒガシズム」に収録された楽曲です。YouTubeの公式チャンネルにMVが公開されているので、そちらでも視聴できます。amazarashiの楽曲は詩的な歌詞で内容が比喩的になっていることが多いのですが、こちらはストレートに「もう一度頑張れ!」と訴えかける歌詞になっています。初めてamazarashiを聴く方にオススメの一曲です。
・未来になれなかったあの夜に
シングルとアルバム「ボイコット」に収録された楽曲です。こちらもYouTubeの公式チャンネルでMVが公開されています。こちらは夢を追っている人、夢を諦めた人。どちらが聴いても感動する一曲です。人生の岐路に立たされ毎晩悩んだ結果、選択した未来。その未来になれなかったあちら側に「ざまあみろ!」と言えるように。そんな意味が込められています。こちらはMVで聴いてみることをオススメします。