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go-1006904731197698559748のレビュー・評価・感想

吸血鬼すぐ死ぬ / 吸死
10

吸血鬼すぐ死ぬ

「吸血鬼すぐ死ぬ」は漫画家盆ノ木至の作品。
すぐ死ぬ吸血鬼ドラルクと、ひょんなことからドラルク城を爆破した吸血鬼退治人ロナルドが新横浜で同居をするドタバタコメディーです。
この作品では昨日の敵は今日の友に、以前出てきたチョイ役のモブが再登場する確率がとても高いところに好感が持てる。
同じ街で暮らしているので、たまに巡り会ってしまうこともあるのでしょう。
その中でも特にお気に入りなのが、吸血鬼おポンチ三兄弟。
吸血鬼野球拳大好き、吸血鬼マイクロビキニ、吸血鬼下半身透明。
それぞれ拳、ミカエラ、透という名前の吸血鬼で、あざなが示す通り、
野球拳をこよなく愛する長兄、マイクロビキニをこよなく愛する次兄、そして下半身が透明になる能力を持った末弟の三人組です。
この三兄弟は作中では自分の欲望に素直に大暴走をしている姿にスポットライトが当たることが多いのですが、
作者がTwitterで『本編では書けないような重い過去がある』ことが示唆されているところが、魅力のひとつだと考えています。
本編ではなにも書かれていないものの、母親との確執、次兄だけ他の二人とは系統が全く違うミカエラという名前、
次兄が兄・弟とは顔が似ていないことをコンプレックスに思っているとの情報があり、今後の展開が楽しみでもあり恐怖でもある三人です。

Mr.Children / ミスター・チルドレン / ミスチル
10

今こそ知りたい日本を代表するバンド Mr.Children

Mr.Childrenというバンドをご存知だろうか。2021年現在、20代後半以上の方には馴染みが深い名前だろう。その一方で、中高生には少し馴染みが薄いバンドではないだろうか。YOASOBIやOfficial髭男dismといった新進気鋭のミュージシャンが活躍している中で、Mr.Childrenは確かに少し影が薄く、若い力に押されていると言わざるを得ない。だが、そんな今だからこそデビュー当時から日本を震撼させたモンスターバンドであるMr.Childrenを知って欲しい。そもそもMr.Childrenは、ボーカル桜井和寿、ギター田原健一、ベース中川敬輔、ドラム鈴木英哉の4人で構成される標準的なバンドである。だが、その実績は標準とは大きくかけ離れていると言っていい。シングルであるinnocent worldでのバンド初のオリコンチャート1位の獲得や年間シングル売上枚数193万枚というまさしく桁違いの実績である。この記録は、バンドという括りで見れば、innocent world発売の1994年のオリコンチャート4位のB’zにおよそ40万枚の差を開けた大記録である。この記録を支えるのは、作詞作曲をつとめるボーカル桜井和寿の天才的な日本語の使い方やコード進行の妙にあると言えよう。また、そんな天才・桜井和寿の書いた曲の魅力を十分以上に伝えるバンドメンバーの確かな技量も、Mr.Childrenの人気を裏から支えている。彼らは、2020年に公開された映画「ドラえもん のび太の新恐竜」の主題歌や、2021年のキリンビールのCMソングを担当しているが、注目度という意味では2019年に誕生した大きな才能YOASOBIや、同じく2019年に脚光を浴びたOfficial髭男dismといったミュージシャンたちの陰に隠れてしまっている。だが、そんな中でも楽曲制作に力を注ぎ、コロナ禍におけるエンターテインメントを絶やさず送り続けているMr.Childrenの姿をぜひ読者の皆様にも知って欲しい。

Bloodborne / ブラッドボーン
8

「未知を探索する楽しさ」と「死闘感」をキーワードとしている完全新作の死にゲー

舞台の世界観は、19世紀ヴィクトリア朝をベースにした、新ゴシック様式の街並みを舞台とする。
他にも同じテーマで発売されている『Demon's Souls』『DARK SOULS』があるが、世界観、登場人物、物語の繋がりがなく完全新作とされている。
レビュータイトルにもあるように「未知を探索する楽しさ」と「死闘感」をキーワードとしており、前者はマップの探索のみならず、攻略法や戦術、キャラクタービルドを研究する(探る)という意味合いも含まれている。
後者は戦闘にフォーカスしたワードであり、恐ろしい敵を打倒することで死闘を乗り越えた喜びを感じてほしい、としている。
ストーリーはかつて栄華を極めた古都ヤーナムに風土病「獣の病」はびこっていた。
ヤーナムへ来た病人の一人である主人公は謎の老人にヤーナムの血を輸血され「獣の病」の罹患者になってしまった主人公がヤーナムを探索するのがメインのストーリーである。
2015年12月に「Bloodborne The Old Hunters」が発売し、新たなエリアとボス、武器、防具、アイテムなど全般的に新要素が追加されているが、難易度はその時点としては極めて高く設定されている。

The Last of Us / ラスト・オブ・アス / ラスアス / TLoU
8

ほどよいアクション、重厚なストーリー、かつてないゾンビゲーム。

ゾンビゲームではありますが、戦闘やホラー要素よりも人間模様で魅せるゲームです。
冷徹で自分本位なジョエルと少女エリーが、旅を通じて段々と心を通わせていく様子は、一時これがゲームだと忘れてしまうほど心を揺さぶられました。
一見誰もが生き抜くために甘さや情を捨てた世界ではありますが、危機が迫るとやはり顔を出すのが優しさや愛情なのだと心が温かくなる場面がいくつもありました。
エンディングを迎えてしばらくは、まともに口をきけなくなってしまうかもしれません。
ゲーム性もかなりしっかりしており、少ない物資を上手く使いこなして進む要素は、感染が拡大した世界を生き抜く主人公たちと同じ感覚を味わうことができます。
派手にドンパチするよりも、ステルスで進む方が圧倒的に効率的なので格闘戦や撃ち合いが苦手な方でも落ち着いて楽しめます。
三人称視点で操作しやすく、廃墟や森林のグラフィックも綺麗で楽しめるものとなっています。
マップはないのですが、基本的に一本道で迷うことはありませんし、息詰まったらヒントが表示されますので、迷子になるということはありませんでした。
即死攻撃をしかけてくるゾンビはいますが、ステルス戦に持ち込めば問題ありません。
もし攻撃を受けてゲームオーバーになっても直前から再開されるので、煩わしさは感じませんでした。
攻略的な意味でも、ストーリー的な意味でも、人間が一番厄介な相手です。
ホラー要素は薄いので、怖いゲームは苦手という方も問題はないと思います。

映画刀剣乱舞-継承- / TOUKEN RANBU THE MOVIE
7

舞台とはまた違う本丸

漫画、アニメ、舞台、ミュージカルと様々なコンテンツに展開されている『刀剣乱舞』。
流行語大賞にノミネートされ、「刀剣女子」という言葉もできた程の人気DMM配信ゲームの待望の映画化ということで、発表時よりかなり話題にもなりました。
舞台版のキャストと映画版のキャストは被っている人がほとんどではありますが、全くの別世界観というオタクの頭がこんがらがってしまうようなまさかのキャスティング。
しかし、見てみればちゃんと演じ分けをされており割とすんなりと受け入れることができました。
が!個人的な感想にはなってしまうのですが何点か気になったポイントが…。
まずもってメイクやウィッグの作りが甘々すぎてただのコスプレ映像にしか見えなくて仕方がなかったです。
メインビジュアルとして事前に出されていた庭に刀剣男士達が集まって戦闘の構えをしている様子が、もはやこれ複数回Twitterでコスプレイヤーの方々がしていたロケの写真ですよね?というような構図だったことも要因の1つかと思います。
カラコンがとにかく地の瞳と合っていない人がちらほら。
特に主演でもあった三日月宗近役の鈴木拡樹さんはその最たるものでした。
あまりにも浮いた鮮やかな青。同じ青の瞳でも山姥切国広役の荒牧慶彦さんはまだましだったので、もう少し拘りようがあったのでは?と思わずにはいられませんでした。
また、鈴木さんと鶯丸役の廣瀬智紀さんが囲い目メイクを施されており、アップになると粘膜にまでアイラインががっつり引かれていることがちょっと…。
公式から目が小さいと言われているようなものではないか…と残念に感じました。
もう少し日本号役の岩永洋昭さんや歴史上の人物の皆さんのような自然なメイクが良かったです。
そして、シーンによってメイクが割と変わってしまうところも残念でした。
メイクさんの技術レベルにもですし、なによりこれでオッケーを出した公式にも解釈違いしか感じませんでした。
原作にはない回復アイテムが出てきたのはちょっと笑ってしまいましたが、三日月が一気に回復していくシーンはとても綺麗で良かったです。
ただ、序盤からとにかく土足に厳しい三日月だったのに後半で定本楓馬さん演じる骨喰藤四郎がめちゃくちゃ土足で城の中にやってきても何も言わなかったのは何故なのか…。
そこの謎を誰かに解明してほしいです。
倶利伽羅江役の土屋神葉さんは普段声優さんとして活動されているようですが、見事なまでの棒読みにはもはや感動すら覚えました。
「よくもおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」というまるで小学生の学芸会のようなザ☆棒読みの台詞は、もはや多くの人に聞いてほしいです。
こんな人でも俳優として活動ができるのだということを知れば勇気が出てくると思います。
ラストの幼い審神者役の田中乃愛さんがあまりにも可愛らしすぎるので、そのシーンだけで全てが許せます。

ターミネーター:新起動/ジェニシス / Terminator Genisys
5

SFアクション映画感想

2015年に公開されたアメリカのSFアクション映画の金字塔・ターミネーターシリーズの5作目で、前作「4」以来6年ぶりの新作となり、4ではデジタル出演のみだったアーノルド・シュワルツェネッガーの再主演ということで話題を集めました。
未来でスカイネットと戦う抵抗軍のカイル・リースは、抵抗軍のリーダーであるジョン・コナーの母サラを守るため過去に飛ぶが、そこでは何故かターミネーターの襲来を知っていたサラと、彼女を守るように寄り添うT-800型の姿があり…といった流れで、過去作とは異なる時間軸という世界観でストーリーが展開されていきました。
改変された世界観では、T-800はサラの育ての親という事になっているストーリーが衝撃的で、1作目公開から既に31年が経過し、ターミネーターはロボットなのに何故外見が老化してるんだというツッコミどころに関しても、表面をおおう金属は生きた細胞を使ってるという一応「2」でも説明されていた要素だったので、なんとかシュワちゃん主演をやり遂げようとした作り手の執念を感じました(笑)。
とはいえ、改変された世界はファンにとっては過去のターミネーターシリーズで積み重ねてきた事をすべて否定された印象になったのも否めず、とりわけシリーズ通して最後の希望という立ち位置だったジョン・コナーがスカイネットによって金属生命体に改造されラスボスとなる展開は流石にどうかと思いましたね。
本作も3部作の構想がありつつ、結果お蔵入りとなってしまい、今回もターミネーターの続編の難しさを痛感させられる結果となりました。賛否両論ありますが今回はシュワちゃんが他作と異なり犠牲になるラストではなかったので、たまにはこういう終わり方もありではないかとも思えました。