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genzo-o9のレビュー・評価・感想

亜人ちゃんは語りたい / Interviews with Monster Girls / オカルトちゃんは語れない
8

脳死でもそうでなくても楽しめるアニメ!

本作品は亜人と呼ばれる、吸血鬼やデュラハンといった空想上の生物が人間社会で認知され、人として生活している現代社会を舞台とした日常系に部類されるアニメです。
アニメにおいて“萌え”は重要な要素のひとつです。こと日常系のアニメにおいて萌えがなければ成立しないとまで言えるでしょう。しかしライトなアニメ好きの方の中にはこの萌えを好ましく思えない方も多いと思います。そんなあなたでもこの作品なら大丈夫!この作品はコアなアニメ好きにもライトなアニメ好きにもおすすめできる作品です!
まず日常系アニメに必要不可欠な要素、何も考えずに見れること。女の子たちの可愛さ、やり取り、ちょっとエッチな展開どれも搭載してございます。何も考えず、ただただ楽しめること間違いなしです。
しかしながら考えながら視聴すると多くの発見があります。この作品特有の亜人というのは、リアルで置き換えることも可能です。リアルで置き換えた場合それは何なのか。人によって、環境によって、その答えは変化するでしょう。発達障害と考えてもいい、考えの分からない他人と考えてもいい、色々な見方ができます。そんな亜人ちゃんといかに関わり合うのか。自分でも考えながら登場人物たちの掛け合いを視聴するといいかもしれません。
そんな「亜人ちゃんは語りたい」はどんな人でも楽しめること間違いなしです。

ガチ恋粘着獣 ~ネット配信者の彼女になりたくて~
9

ところどころリアル

まさか配信者の漫画が登場するとは驚きました。クセのある絵で好みは大きく分かれるとは思いますが、画力は確実なので安心して読めます。この作品の特徴として、とにかくリアルなところが挙げられます。“こういう配信者いる”“こういうプラットフォームある”“こういうコメントする人いる”、そうしたあるあるネタをぎゅっと詰め込み、ネット配信の視聴経験のある方なら頷けること請け合いです。主人公が恋するスバルが属する動画配信グループ「コズミック」がこれまた三者三様でキャラが異なっていて、分かりやすいです。唯一の良心、コスモに癒されたり主人公のヒナの狂気を孕んだ恋心に共感したりと何かしら思い入れのあるキャラが見つかるのではないでしょうか。同じくスバルに恋するライバル的立ち位置の女性「りこめろ」がこれまた、絶妙にリアルなオタクだと思いました。仕事中はクールビューティーで冷静沈着なのに、終業後はゴスロリで毒を吐くヤバい奴だなんて実際に居そうで居ない上手いラインを描いています。スバルがヒナに襲われるシーンでは「逃げて」と促すコメントが動画に付くなど、配信の視聴者達が読んでいるこちらの声を代弁してくれる時もあり、とにかくあちこちが共感できて「今のネット」が凝縮されていると思います。