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dolphinのレビュー・評価・感想

恋人までの距離 / Before Sunrise
10

こんな恋がしてみたい

1995年に上映されたアメリカのラブロマンス映画。ヨーロッパを走る列車。列車内で偶然出会ったアメリカ人男性とフランス人女性。二人はふとしたことから会話をはじめ、運命を感じたのかウィーンで途中下車。それから翌朝まで時間の許す限りウィーンの街を歩きます。二人はとても知性的で哲学的な話を繰り返していくうちに互いを知り、人生や互いの価値観を確かめあいます。「列車で感じたあの運命は本当の恋だった」と互いに感じた二人はこの一夜を街中で楽しみます。
若いがゆえに二人は大人の関係でありたいと思い、連絡先は交換せず今晩だけの恋人という選択をするのですが、別れが近づくにつれ二人の気持ちは変わっていきます。翌朝、別れる際に二人は連絡先は交換しないものの、半年後にウィーンで会おうと約束します。果たして二人は半年後に再会できたのでしょうか。その答えは9年後に上映される続編で知ることができます。この作品の主な特徴は主人公の二人だけで世界を作っているということ。もちろんその他キャストもたくさんいますが、これといって目立つことはありません。意中の異性が身近にいるならば、この映画の二人ような会話やジョークを繰り広げてみたいと思える映画です。

Mr.Children / ミスター・チルドレン / ミスチル
10

どこまでも成長を続けるモンスターバンド

1992年5月10日、日本という小さな島国で、ミニ・アルバム『EVERYTHING』を引っさげメジャーデビュー。
それから常に日本のTOPOFTHETOPミュージシャンとして君臨し続けているまさにモンスターバンドという名にふさわしい存在です。
ちなみに、
・桜井和寿(ボーカル・ギター)
・田原健一(ギター)
・中川敬輔(ベース)
・鈴木英哉(ドラム)
といった4人のメンバーで構成されております。

彼らの奏でる音楽は、誰の耳にもスッと入ってくるほどにポップであり、それでいて歌詞カードを読みながら聴けばさらにその深い歌詞の世界に、あなたも驚きを隠せないほどはまっていっていくことでしょう。
2022年までのミリオンセラー作品も
・シングル:10作品
・アルバム:14作品
といったように、ぶっちゃけこれだけ見てお分かりのとおり、他にほとんど肩を並べられる存在はほぼいないくらいの結果を音楽業界にたたき出しております。
他にもボーカル&ギターでもあります桜井和寿氏は、「apbankfes」という音楽フェスにも毎回参加しており、音楽活動を通じて環境問題を呼びかけるなどの慈善活動にも積極的に参加しております。

最後に、聴く人の誰の心にも寄り添ってくれるこのMr.Childrenという大きいようでそっと寄り添ってくれる彼らの音楽を、ぜひ一度聞いてみる事をおススメします。

DARK SOULS / ダークソウル
10

アクションRPGゲームの最高傑作

「挑戦して、達成する事」というのがゲーム本来の楽しさであると思う。決して、長ったらしいムービーを見せられたり、ストーリーを読むために、だらだらとお使いクエストをやらされたりするのが楽しいわけではないはずだ。

「DARK SOULS」というゲームはとてもシンプル。探索と戦闘、やるべき事はそれだけ。しかし一筋縄ではいかない。
薄暗いダンジョンを探索する際には即死級のトラップや、物陰で不意打ちを狙っている敵に注意しなければならないし、エリアごとに配置されているボスたちはどれも、初見では近づく事すら難しい強敵ばかり。プレイヤーは何度も死ぬ事になる。

しかし死んでもゲームオーバーにはならず(多少のペナルティはあるが)、チェックポイントで復活してサクサクとリトライする事が出来る。何度も死んで攻略法を探り、何度も挑戦して突破する。これが「死にゲー」と呼ばれている所以だ。

このゲームが素晴らしいのは、ゲーム内のキャラクター以上に、プレイヤーそのものが成長出来る仕組みになっているところである。ゲーム内のキャラクターにもレベルがあり、多少は強くなっていくのだが、プレイをしている自分自身が上手くならないと、決してクリア出来るゲームではない。頭を使って考え、悩み、挫折しそうになり、それでも歯を食いしばって立ち向かい、目標を達成する…とまで書くと大げさかもしれないが、まるで人生におけるタスクの小規模版をゲームの中で行っているような感覚だ。

このゲームをクリアするという事は、「難題に立ち向かい、対策を考え、突破した」という成功体験を積み重ねる事だ。
自分自身と向き合う時間を提供してくれるこのゲームこそ、アクションRPGの最高傑作と呼べると思う。

やがて君になる / やが君 / Bloom Into You
9

急成長ジャンル百合の有名代表作「やがて君になる」

百合作品、すなわち、程度に差はあれどGL要素の含まれた作品が受け入れられ、評価されるようになりました。
ジャンルもとい市場の拡大に大きく貢献することとなったのが「やがて君になる」です。

マンガの売り上げは100万部突破。アニメも放送され評価は上々と、同性愛コンテンツにしてもかなりの反響を呼んだ作品です。

この「やがて君になる」は、高校生になった主人公の小糸侑と、成績優秀で品行方正な完璧人間の七海燈子が中心となって物語が展開されていきます。
この二人の共通点は「人を好きにならないこと」。つまり恋愛感情を抱いたことがないのです。
そんな燈子の前に、同じ考えをしている後輩の侑が現れ、燈子は“私を好きにならない侑が好き”ということを告げます。
そうして二人をはじめ様々な恋愛観や人生観に触れ、深い人間ドラマが展開されていく作品になります。

この漫画の評価の中で特に多いのが、心理描写が素晴らしい、絵柄がマッチした繊細な世界観です。これはおそらく女性同士の恋愛というテーマが生んだ特性だと思います。

読み進めれば読み進めるほど複雑に絡んでいく人間関係に、おそらく物語の虜になってしまうことと思います。
読み終われば満足と共に自身の思考も深く考えさせられる、そんな作品だと思います。

グラップラー刃牙 / Baki the Grappler / Grappler Baki
10

格闘漫画における最高傑作

グラップラー刃牙という漫画が私は大好きです。
シリーズ化され何作品もありますが、今回オススメするのは刃牙の始まりといえるこのグラップラー刃牙!(幼年編)
この物語の主人公は、刃牙である範馬刃牙。若干13歳のあどけない姿であるその少年は、1人で暮らしている家に地元の不良からばか、アホ、などの暴言を家の外にところせましと落書きをされています。
なんだ、最初はいじめられっ子だったんだとお思いでしょうがその逆です。笑。
地元ではあまりに強すぎて、直接文句が言えず落書きでしか反論ができないくらい、刃牙は無敵無敗の絶対王者のような存在です。

しかし、その刃牙にも恐ろしいと感じる人間がいたのです。
それは、刃牙の実の親父、範馬勇次郎でした。
刃牙の強さもさることながら、この勇次郎とてつもなく強いんです。笑っちゃうくらい!
その強さを表すとなんとあのアメリカ合衆国と対等な関係なんだとか。笑。
これは数々ある勇次郎伝説のごく一部!
作品をみてもらえれば勇次郎の強さがわかります。
とにかく馬鹿強い勇次郎は息子、刃牙よりも強いんです。
のちにこの刃牙と勇次郎は親子喧嘩で戦う時が来るんですが、それは先の話。
刃牙はまだ、勇次郎の足元にも及ばないんです。
そう、「グラップラー刃牙」はこの最強と謳われる勇次郎を倒すべく、数々の試練に立ち向かい強くなっていくという物語なんです。

ただ、刃牙の面白さはそれだけではないんですよね。
刃牙に出てくる登場人物もこれまた、曲者で濃ーい人間ばかり。
そう、クセが強いんじゃーと、叫んでしまうほどです。笑。
若干15歳で極道の世界に身を置く喧嘩師、花山薫。
最強の空手家、愚地独歩。
中国拳法の達人、烈海王などなど強者揃いの中、この刃牙は戦っていく事になります。

そしてグラップラー刃牙といえば!
そう、皆さんは東京ドームの地下になにがあると思いますか?
その答えは地下闘技場です。
まあ漫画のお話なんですがね。笑。
その地下闘技場で、最強を決める戦いを繰り広げていくんです。
金的・目潰し有り、武器の使用以外全てを認めたいわば総合格闘といえるこの戦いは圧巻の迫力。
それに絵のタッチや言葉の描写など全てにおいて男心をくすぐる最高の作品だと思います。

のだめカンタービレ / Nodame Cantabile
9

魅力的なキャラクター達

作中に出てくるキャラクター達全員に対して愛着がわいてしまうような魅力がある。舞台は音楽大学で、そこの生徒たちがメインである。音楽に向ける情熱の違いや、個々の悩みや葛藤、自分の才能に対しての向き合い方など、三者三様な壁に対して、一人一人が苦しみながらも模索して前に進んで行く様子が、読んでいて元気づけられる。もちろんその過程では、仲間の助けがあってこそで、今まで周りを下に見ていた千秋が、その下に見ていた仲間から助けられ、成長していく様子や、素直に周りを受け入れて変わっていく様は応援したくなる。キャラクターといえば主人公の師匠として高齢のキャラが出てくるのだが、これがまたとても魅力的である。自分勝手でわがままで、しかし音楽は誰もが認めるプロであり、周りをひっかきまわしていく。酒と女好きな一見ダメな大人だが、なんでも見通しているかのような一面もあり、主人公達の成長に大きく絡んでくる。彼らはプロを目指して留学することになるのだが、留学先でのレベルの高さや、なかなか結果が出せない中、少しずつ努力が実を結んでいく様は感動する。そんな音楽と必死に向き合いながら、同時進行で、恋の方も大忙しで、距離が縮んだと思ったら、遠のいて、そんなもどかしさにきゅんとしてしまう。

薬屋のひとりごと
8

毒が好きな主人公を巻き込んだ王道ラブコメ

「次にくるマンガ大賞2019」でコミックス部門の大賞に選ばれた「薬屋のひとりごと」。同名の小説もありますが、月刊ビッグガンガンで連載されている漫画をオススメします。
物語は、主人公の猫猫(マオマオ)が、ひょんなことから毒味役として後宮で働くことになるところから始まります。
そして、宮中で起こる様々な事件や、妃に盛られた毒の謎などを解き明かすため、猫猫はこっそりと原因を探し、最終的に犯人を見つけ出すこともしばしばあります。これらのミステリ部分も十分楽しいし面白いです。しかし、この漫画の一番の魅力はラブコメ部分にあると思います。
女性のように美しい宦官(去勢している)、壬氏(ジンシ)は、自分の色目が全く通用しない猫猫に興味を持ち、度々ちょっかいを出します。その回数が増すごとに、壬氏は猫猫に惹かれていき、次第にぞっこんになっていきます。「わかりやすくヤキモチを妬く」「自分のかんざしを猫猫にプレゼントする」「不意に笑顔を見たことで真っ赤になって動揺する」「猫猫が出て行ったことで激しく落ち込む」などなど、、、とてもわかりやすいラブ表現が出てきます。それでも猫猫は壬氏の気持ちには気づきませんし、うざいくらいに感じています。
このもどかしさが、とても楽しくて「頑張れ!」と思う部分です。すこーーーしずつ、二人の距離が近づいている気がするので、いつ二人がくっつくのか、とても楽しみにしています。
実は壬氏は宦官ではなく、正真正銘の男で、、、という今後の展開にも期待です。

真・爆走デコトラ伝説 ~天下統一頂上決戦~
9

本格的なトラックのレースゲーム

最初は真っ白いシンプルな何の装飾もされていないトラックから始まります。色々なレースに勝っていてお金を貯めると後ろの箱にペイントをしたり日除けのバイザーをつけたり色々な装飾品をつけることが出来ます。レースでは毎回ルールがあってそのルールを守らないとそこで終わってしまいます。積んでいる荷物によっては壊れやすいものがある場合は何処かにぶつかったりすると破損という扱いになりマイナスになっていきます。他にもスピードを低速で最後まで走らせて勝たないとならないレースもあります。レース中は色々なハプニングがあります。別のトラックが邪魔をしてきたりパトカーや一般車なども混ざって走っています。レースの最中に上手にぶつかりながら前に進んだりしないとなかなか勝つことは出来ません。でも荷物の中身にもよるので難しいです。配送した時のマネーは運んだ品物によって変わってきます。沢山走って稼いでトラックを装飾していきます。このゲームは画面も凄く綺麗です。運転するときの画面に関しても道路から見た視線のやつと運転席に乗っている高い位置からの目線のバージョンと切り替えが出来ます。運転席目線だと、かなりリアルに感じます。トラックの内装のタッセルがユラユラと揺れていたりします。まるで本当に乗っているんじゃないかとゆう感覚を味わえてなかなか凝っているゲームだと思います。

ドラゴンクエストIII そして伝説へ… / DQ3 / ドラクエ3 / Dragon Quest III: The Seeds of Salvation / Dragon Warrior III
10

そして伝説は始まった!

ドラゴンクエストシリーズの中でも絶対にやっておいてほしい作品です。
ドラゴンクエストはロトシリーズ、天空シリーズ、とそのほかに分けることができますが、Ⅲはそのロトシリーズに入る作品です。本来シリーズとして作品が進んでいく場合は1→2→3と前回の作品の続きが描かれていきますが、ドラゴンクエストⅢはⅠより前の時代の出来事になります。そして最初からその話が始まるのではなく、ⅠⅡの世界とはかけ離れたように見せかけて、ゲームの中盤で実はⅠⅡの世界と関係していたということがわかり、ⅠⅡをプレイしていた人は驚きと喜びの2つを味わうことになります。
Ⅲではラスボス登場の仕方が変わることになります。Ⅰでは人型のボスを倒したら変身して巨大な竜となり、迫力ある音楽でプレイヤーのドキドキ感を表現しました。Ⅱでも人型のラスボスを倒したすぐに竜型の大きなボスが登場し、Ⅰと同じくここで迫力ある音楽を演出しました。Ⅲでも同じと思いきや、ゲーム中盤までラスボスと思われていたボスを倒した後に他の世界と真のラスボスの存在を知らされることになり、今までのドラゴンクエストの流れをⅢでつぶされることになりますが、これをきっかけにⅣ以降もどんなドラゴンクエストになるのだろうという期待感をプレイヤーに植え付けるきっかけになりました。それ以外にも職業という概念が加わるなど他のロールプレイングに大きな影響を与えた点は高評価だと言えると思います。

ファイナルファンタジーXIV / FINAL FANTASY XIV / FFXIV / FF14
10

進化し続けるゲーム

パソコンはもちろんですが、プレイステーション4からもプレイ出来るので、パソコンがない方でもオンラインゲームを楽しめます。定期的にアップデートがあります。ずっと同じ内容で遊ぶのではなく、新しいコンテンツも増え続けていくので新しい発見や楽しみがあり、飽きずに遊べます。たまに大型アップデートが実施されるのですが、名前の通りアップデートの内容が充実しているので、その日は多くのプレイヤーがアップデート終了を待ちわびる日です。

初めて遊ぶ方にも操作方法や画面の見方などを教えてくれるチュートリアルがあるので、安心して始められます。カスタマイズ機能も充実しているので、操作しやすく見やすいように好みに合わせて変更出来ます。キャラクターカスタマイズでも、種族や性別、髪型や肌の色、身長や体格などのカスタマイズで自分だけのキャラクターを作れます。

充実しているものは他にもたくさんあるのですが、中でもストーリーがおすすめです。メインストーリーとサブストーリーがあり、じっくりと展開が楽しめます。エンディングの長さでギネス認定を受けています。長いムービーなどがある場合には、選択時に確認メッセージが出るので、突然長時間拘束されることはないので安心です。

君の名は。 / Your Name.
6

根底にあるのは現代人への警鐘

この映画の根底にあるのは、モノや情報に溢れ古いものを置き去りにしてきた現代人への警鐘ではないかと思います。それを新海監督は、都会に住む男の子と、田舎の神社の跡取り娘の入れ替わり、という分かりやすい形で表現しています。そしてそれは時々出てくるおばあさんのが口にする結びという言葉や、カタワレドキ、そして山頂のご神体。全て現代人が忘れかけているものが、物語の重要な場面でキーとなってくることで更に明確なものになります。
人間は生まれて死ぬまでに色々なことを忘れて生きてきます。そして世代間でも受け継がれずに忘れ去られていくものも多いでしょう。しかしその中にも大事な物があるのではないかという事を、三葉と瀧が入れ替わって時間の経過とともに忘れていくという設定で代弁しています。
三葉は見えないチカラで危機に気付かされ町民の命を救うために奔走します。これは誰かが気づいて動くことで人間が自然の脅威から逃げられるとゆうことの表現。そして最も重要なのが運命です。日本には古くから、将来結ばれる人とは小指で赤い糸で繋がっているという言い伝えがあります。
この映画の中では組み紐とゆうアイテムを使ってこれを想起させます。運命は見えるものではないし証明も出来ません。でも運命などないと抗って生きてみたところでそれも運命だったのかもしれません。つまりは、人の力では到底及ばない物もあるとゆことがラスト数分で一気に叩きつけられます。人の生死も運命。私達はそれを受け入れ命ある限りは精一杯生きるしかない。最後の青空からはそんなメッセージを受取ました。

バチカン奇跡調査官
7

知的でチャーミングで奥が深い!

藤木稟さん原作のミステリー小説を元にしたアニメですが、原作のキャラクターの魅力を損なう事なく完成されています!正直、アニメ化される漫画や小説は、「イメージと違う!」という事もよくありますが、このアニメは当たりです!声優さんも、それぞれのキャラクターによくマッチしていて、とっても魅力的。
ストーリーはさすがの藤木さん。バチカン市国という全世界のキリスト教徒にとっての聖地であるその国で神父でありながら、世界中から寄せられてくる奇跡の申告に対して、奇跡として認めるに値するかどうかを調査する厳正なる調査官が主人公。事実はどうなのか、思わず頭の中でぐるぐると想像してしまうほどのキリスト教内の派閥争いや怪しい組織との噂。ミステリーでありドキドキしながら展開を見つつ、主人公二人の友情が見ていてとっても心温まります。
社交的で人当たりの良いイケメン、暗号解読のエキスパートのロベルト神父と、天才的頭脳を持ちながらも人付き合いが下手、研究以外に関する事はダメダメの変わり者・平賀神父。この2人の掛け合いがとっても面白いです。ロベルトが平賀のお兄さんよろしく面倒を見て上げる様子は思わずにまにましてしまうほど。
事件の展開も奥深く、キリスト教に関する知識だけでなく科学知識もふんだんに盛り込まれ、まさかの宗教と科学の融合小説ですね。原作のイメージを壊す事無くここまで完成させてくれた事に感謝です。また、事件は一つ一つ解決していくので見やすく、それでいて根本にはびこる大きな事件。全ての事件に根本に存在する大きな事件が実は絡み合っているという周到なストーリー。ミステリー大好き、イケメンの掛け合いが大好きな方は楽しめるのではないでしょうか。

黒執事 / Black Butler
7

完璧すぎる執事の見せる華麗なる技の連続!ドロドロした貴族社会の実態などなど見所たくさんです!

漫画から、アニメ化、さらには映画化、実写映画化と爆発的に知名度を上げている作品です。アニメ版の素晴らしい所は漫画では見られない優雅なアクションシーン!しかもアクションをこなすのは燕尾服を来た執事というありえないシチュエーション!シルバーのナイフやフォークで戦うなんて普通にありえないですが、華麗なアクションシーンとふてぶてしい態度に思わずリピートして見てしまうほどです。
舞台は執事といえばイギリス。という事で、英国王室を裏から支える女王の番犬と呼ばれる幼い伯爵が仕事をこなしつつ復讐に向けて動いていく、というお話。その伯爵を支えるのが執事、セバスチャンなんですが、実はこの執事、人間ではなく正真正銘の悪魔というまさかの正体。悪魔だから何でもできます。一瞬で料理を作ったり、ぼろぼろになったお屋敷を瞬時に元に戻したり。銃弾受けても死にません、悪魔なので。もはや無敵すぎる執事ですが、意外と苦戦するシーンもあったり、とただただ無双状態なわけでもなく。脇を固めるキャラクターも個性的で、それぞれに実は深い過去があり…と毎回毎回見る度に新しい展開にドキドキします。悪魔が出てくるだけあり、天使も出てきて、死神も出てきて…とファンタジー要素も満載。しかも、ただの天使や死神というわけではありません。どのキャラクターもえ?そんな仕事なの!??というびっくりするような設定です。美しいアクションシーン、面白い伯爵と執事の軽快なやり取り、次々に登場する魅力的なキャラクター。スチーリーは勿論ですが、是非とも優雅なアクションシーンを見て欲しいです!

スパイダーマン:スパイダーバース / Spider-Man: Into the Spider-Verse
8

新たなアニメーションの進化、確立

個人的に、実写版の『スパイダーマン』シリーズを見てきましたが、アニメーションとしては初めてでした。今作品のすごいところはproductionI.G,岩波美和監督、吹き替えには小野賢章、宮野真守と日本のアニメーション、声優業界を第一路線で活躍している人たちが今作品を彩っています。
色んな次元から、色んなスパイダーマンが出てきます。この時点で意味がわからないと思いますが、この意味のわからなさが成立するのが凄い。また、色彩の鮮やかさというのは実写ではなく、アニメーションだからできたことだとも思います。
私個人、映画好きではありますが、アニメに対してあまり好きではありませんでした。実写だからこそのドラマティックさがアニメで表現できるのか?と思っていましたが、これが……ぜひ、見て頂きたいです。主題歌にはTKfrom凛として時雨の音楽もかっこよかったです。あのハイトーンボイスの中にある殺伐とした感情が、彼らの無常に起きる事件や誰かを失った悲しみ、それでもスパイダーマンとして戦っていくという決意を感じさせる力強さを感じました。また、次があるのであればどんな映像美が見れるのか、期待しています作品でもあります。

BUMP OF CHICKEN / バンプ・オブ・チキン
10

前向きになれる

私はバンプ・オブ・チキンのrayという曲が大好きです。アップテンポな曲なこの歌最初聴いた時は、男女のお別れの曲なんだろうなぐらいだったんですが、繰返し聴いていくととっても深い意味がある事に気がつきました。歌詞の中に「寂しくなかったよ ちゃんと寂しくなれたから」ってあるのですが、お別れしたのは淋しいけれど、ちゃんと悲しいって感情があるから僕は前にいくことができるんだってなるほどってね思いました。痛みをわすれないからまた誰かを思う事ができるこれって凄いことだなって思います。バンプ・オブ・チキンの藤原さんの歌詞はとっても深くて優しい、そして春の雨のように枯れた心に振動してくるのです。まだバンプ・オブ・チキンの曲聴いた事がない人にもぜひお勧めです。歌詞のネタバレですが悲しい光は封じ込めて踵すり減らしたんだってあります。きっと別れて悲しさを封じ込めてつよがってたけどその悲しみを受け止めて最終的には君と出会って良かったて曲の物語が構成してあります。どんな出会いも別れもきっと意味があるんだなってバンプ・オブ・チキンのこの曲を聴いてると思います。バンプ・オブ・チキンの優しい光に包まれて前向きになれること間違いありませんから。

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー / Solo: A Star Wars Story
7

映画のラストシーン

スターウォーズシリーズのスピンオフ作品になります。ハンソロがミレニアム・ファルコンを手に入れるまでを描いています。かなり偏ったストーリーで運び屋としての仕事は元のミレニアム・ファルコンの持ち主から教わった事が多くカジノでハッタリをかますシーンはとても笑えました。レースのシーンではスピード感溢れる迫力がありました。映画館の大画面で観ないと迫力が半減してしまうかもしれません。一か八かのシーンも多く特にミレニアム・ファルコンの飛行戦闘シーンはハラハラします。ギリギリの所を抜けたり、急降下したり、まるで自分が操縦しているかの錯覚に落ちいってしまいます。スターウォーズと言えばラブロマンスもつきものですね。ハンソロのラブロマンスがキュッとしますね。あの性格なのに何故モテるのかが不思議でたまりません。いい所まで進展するのですがギリギリのところで実らないのがパターン化されていますね。当日の映画館は久し振りのスターウォーズシリーズともあって満席でした。スターウォーズの世界はなんだか広がり過ぎる感じもしますね。今後、始まる新シリーズの三部作も期待しているのですが主人公が新しくなり全く別のストーリーになるのではとの噂が広がっていて楽しみにしています。