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apecend6のレビュー・評価・感想

からかい上手の高木さん / Karakai Jouzu no Takagi-san
8

高木さんに悶えて現実に絶望する作品

主人公西方くんのことを大好きな高木さんがその思いを素直にではなくからかいながらイチャイチャするのを見る作品です。お話自体が大体1話完結なので分かりやすく、そして何よりも高木さんが可愛くて素晴らしいです。
大体毎回西方くんから、高木さんに勝負というミニゲームみたいなのをふっかけて、高木さんがその勝負で彼をからっていい感じになって終わります。
こうしてみると「なんだ毎回同じことの繰り返しじゃん」みたいになると思います。大体そうではあるのですが、一応話は時系列的にもちゃんと進んでいて(当初は中学一年生だったのが途中で中学二年生になる)、そういうのも含めて見ているとなおこのなんとも言えない関係も楽しめます。
こうしてまでしていて、最後はどうなるのかと心配になる読者も多いはずです。しかし、この作品なんとスピンオフでからかい上手の元高木さんという作品が出ていて、主人公の西方くんと将来結ばれることが確定しています。こういう作品では先の結ばれる展開が確定しているのは珍しいかもしれませんが、だからこそ安心してからかい上手の高木さんを楽しむことが出来るという部分があると思います。最後に強いてネガティブな点を上げるとすれば2人の関係が可愛く尊すぎて現実がとても悲しくなる点です。読んでみたら本当にこの気持ちがわかると思うので、是非1度この作品に触れてみてください。

堂島孝平
10

次々に新しいタイプの楽曲を創り出す魔術師

堂島孝平は、知る人ぞ知るといったタイプのシンガーソングライターです。自作自演だけでなく、KinKi Kidsや太田裕美などに曲を提供してヒットさせたりもしています。
その魅力はデビュー以来同じタイプの楽曲はほとんど創らず、とりわけアルバムに関しては同じ傾向のアルバムはなく、過去にやったことは二度とやらないというポリシーを貫いている点でしょう。このためアルバムを聴く人は常にフレッシュな体験ができるわけです!
少し具体的にみていきたいと思います。
デビューアルバムにおいては尾崎豊のように反抗的な若者を描いていましたが、2作目ではガラリと変えてドライヴ向けのような楽曲へとシフトさせました。
さらにその次の「トゥインクル」ではキャッチーなポップスへという感じで次々と変化させていきます。
このあとは、ホーン系のアルバムを出したり、よりジャズに傾斜したりとさまざまな傾向のアルバムを創っています。
このような特徴からわかるように彼は音楽の抽出しがとても豊富なのです。それは、KinKi Kidsに提供してヒットした「カナシミ ブルー」と、初期の名曲「迷子の天使」が全く異なる傾向の曲であることをみてもよく理解できます。
異色の曲ですが、破天荒なキャラクターの両さんで知られる漫画「こちら亀有公園前派出所」がTVアニメ化された際に、最初に主題歌に使われた曲は堂島孝平の楽曲で彼が歌っています。
このようにユニークなミュージシャン、堂島孝平に今後とも注目していきたいですね!