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すごく悲しい。
すごく悲しい話だと思いました。遺伝性で若年性のアルツハイマーだなんて、本人はもちろん、家族もすごく辛いでしょう。
アリスが最初にそのことを医師から告げられた時の悲しみがすごく伝わってきて、見ていて辛かったです。
その後、病気が進行してきたときの無表情というか、ぼーとしている様子がすごく印象的でした。
それまでのキャリアウーマンの時とはまるで別人です。
この話は実話ではないですが、誰にでも起こりうることなので、色々考えさせられました。
彼女には家族がいて、それぞれ葛藤もあったし、全員が一緒にいられるってわけでもなかったけど、最終的には一緒にいてくれる人が見つかってよかったです。
私の母も高齢になってきたし、この映画を見た人ほとんどは自分の親のことを思うのではないでしょうか。
病気の話であり、家族の話であり、愛の話でした。
悲しい話だけど、そういう現実もあるんだということを胸に留めておかないとなと思います。
ジュリアン・ムーアさんは、私が彼女を知った時、彼女が若かったせいか、お母さん役ってだけでちょっと意外でした。
いつのまにか歳を重ねていたんですね。病気かもという恐怖の表情や、病が進行してきたときの表情など、演技が素晴らしく見入ってしまいました。