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Sota210のレビュー・評価・感想

星野源 / Gen Hoshino
8

五感を刺激する音と映像の世界

シンガーソングライター、俳優、ラジオパーソナリティーとして、多面的な才能を持つ星野源は、日本の音楽界に独特の色彩をもたらしています。その音楽は深遠な歌詞と心地よいメロディによって、聴く人々の心に直接語りかけます。

星野源の音楽は、アップテンポでダンサブルな曲から内省的なバラードまで、多彩な表情を持ち、聴く人々をさまざまな感情の旅へと誘います。その音楽は、生き生きとした生命力を感じさせ、絶えず進化し続けています。

彼のアルバム「POP VIRUS」は、その多様な音楽性と共に、彼自身の進化と成長を感じさせる作品です。アルバム全体を通じて、彼の深い思索と洞察が反映されています。アルバムを聴くことは、新たな音楽的な旅への招待となります。

また、星野源は映像と音楽を融合させることで、楽曲の世界観をより深く表現しています。彼のミュージックビデオは、彼の音楽と同様に、視覚的な表現によって新たな感情的なレベルを開拓しています。彼の作品は視覚と聴覚の両面からアプローチし、聴き手・視聴者の五感を刺激します。

星野源の作品には人間の喜び、悲しみ、悩み、希望など、人間の心情を繊細に描き出す力があります。そしてそれは彼の作品を通して私たち自身を見つめ直すきっかけを与えてくれます。星野源の音楽は、聴く人々に深い共感を呼び、心の中に長く残ります。

これからも星野源の活動から目が離せません。彼がこれからどのような音楽を生み出し、どのように音楽界に新たな風を吹き込んでいくのか、大いに期待されます。星野源は日本の音楽界における重要な存在であり、その作品はこれからも多くの人々に影響を与え続けるでしょう。

星野源の音楽は、彼自身の深い感情や視点を通じて、聴く者に人間の本質を問う鏡となることでしょう。その音楽は、聴く者それぞれの心に異なる反響を生むものであり、その響きが共感を呼び、人々をつなげていくのです。

また、彼が音楽以外の領域でもその才能を発揮している点も注目に値します。彼のラジオ番組は、音楽を通じて人々の日常に彩りを添えるだけでなく、彼自身の思考や視点を深く掘り下げ、リスナーに新たな視点を提供します。

これら全てが、星野源が音楽界で注目され続ける理由であり、彼の音楽がいつも新鮮で感動的である理由です。それは彼が常に自己を更新し、自分自身と聴く者との間に深い対話を生み出すからこそ可能なことです。

ロックマンエグゼ5 / チーム オブ ブルース / チーム オブ カーネル / ツインリーダーズ
7

一番やりこんだシリーズ

このゲームで一番の魅力は、ロックマン以外のナビで戦えること。だが、ためが遅いナビもいて、そこは使い慣れていないと少々厄介かも。バトルチップやプログラムアドバンスのバランスは微妙ではある。
今作ではソード系でで要素の入ったものは全て無いため(フレイム、アクアなど)、物足りなさは正直ある。ヒートショット系も無いため、それじゃどうやって炎系で攻撃すればいいのかとなってくるが、ヒートボディというバトルチップがある為、その性能を使いこなせば何とかなる。
プログラムアドバンスのサボテンダンス(名前他になかったのか...)は使えなさそうにみえるが電気系にはうまく使えば大ダメージにさせることができる。ナビカス機能も前作から引き継いでいる。お馴染みのユーモアセンスやダンディズムもあり、要所で熱斗とロックマンの掛け声も違うのでそこは楽しめる。
セーブが遅くなったとの感想がたまにあるが、これは個人的な理由だが、下画面の演出が好きでそこまで苦になってない。
フォルダの件に関しては慣れが確かに必要だった。最初めちゃめちゃ混乱した。
魅力はもうひとつあり、DS版ではアニメの声優さんのボイスが聞けること。アニメから入った人であれば、より楽しめると思う。声が聞きたいという人、ロックマン以外のナビを操ってみたい人には、5DS版をおすすめする。

そのときは彼によろしく
6

おさななじみ設定がよい。

難病ものはよくあるけど、そこにおさななじみ設定も加わってなんとも甘酸っぱい話だなと思いました。目を覚ますことない病気とか、とてもフィクションっぽい話でしたが、キャストの力も相まって、そこそこおもしろかったです。長澤まさみさんはまさにかわいらしい女性そのもので、こんな女性が突然店で働かせてくださいとか言ってきたら、そりゃあドキドキするよなって思います。
水草屋ってのもなんか変わった設定でしたね。今の方がアクアリウムとか流行っているから、流行りそうな店ですね。山田孝之さん、塚本高史さんも若くかっこよかったです。長澤まさみさんの役柄も、大好きな人に幸せになってほしいみたいなところもあって、でも、彼に思いを寄せている女性が彼のことよくいうと、私も彼のこんな一面を知っているよと言ってみたり、結局彼が大好きなんだなって感じが素敵でした。
たぶん、あまりにありえない話だから、えっ?となった人も多いと思うけど、こういう純愛の話もありだと思います。また、周囲を固める役者もよかったです。小日向さんとかすごくわかくてびっくりしたけど、やっぱりうまかったです。こういう難病、純愛ものってたくさん出ているので、その一つとして、本作も一度見てほしいです。

ソラニン / Solanin
9

た、種田…

原作の漫画は知りませんが、バンドって好きだし、見てみるととてもいい映画でした。夢を追うのは大切なことだとは思いますが、未来がわからず、ふつふつとするというのもよくわかるし、でも音楽で食べていきたいというのもいいです。ああ、私はもうあんな時代は来ないな、若いっていいなと、おばさんちっくなことを考えてしまいました。あらすじにも、種田が死んで、、と書いていたし、種田が亡くなることはわかっていたのですが、そこからの展開が泣けて泣けてしかたありませんでした。種田の恋人の芽衣子の悲しみはもちろん、ビリーの悲しみもとてもつらかったです。ビリーは芽衣子が好きなんだから、こんなときこそ、芽衣子を支えたかっただろうけど、種田のこともほんとに好きだったんだなと思いました。そこまで思える友達関係っていいなと思いました。最後のライブシーンは、たしかに芽衣子の歌はそんなにうまくないけど、そもそも歌ってうまさではないと思うし、ここであまりうまくない方がリアリテイがあっていいなと思いました。バンド音楽がすきなので、バンド練習シーンとか、ライブシーンとかがある映画があると、つい見てしまいます。この映画も何度も見たくなる映画の一つになりました。

きのう何食べた? / What Did You Eat Yesterday?
9

『きのう何食べた?』を読んだ感想

中年だけどハンサムで節約家な弁護士シロさんと、のんびりした性格で若干おねえが入っている美容師ケンジの男2人が一緒に暮らし、料理をしたりして過ごす日常系の漫画です。
普通の家族とは違うゲイ2人の生活ですが、性的な表現はほとんどなく始終穏やかな雰囲気で安心して読むことが出来ます。
仕事やプライベートの中で嫌なことがあっても、趣味の料理で発散したり何とか折り合いをつけて日常を暮らしている2人の話です。
燃え盛るような愛の話ではないですが、2人のパートナーとしての愛情を感じて、読んでいると私も「家族を大切にしよう」と改めて感じます。ゲイカップルの人だけでなく子供がいない人も、「こんな風に生活できたらいいな」と感じることが出来ると思います。
登場人物すべてが良い人ではなく、価値観が違ったりそれぞれに悩みがあったりして、かなりリアリティーがあります。
そしてレシピ本としてもかなり優秀で、すべてのレシピが大変美味しく重宝しています。
特にシロさんは節約の他にも健康や体形の維持も心がけているため、いつもバランスが良いメニューです。季節に応じた旬のものを安く購入したり、前日の残りの副菜をアレンジしたりなど、かなり具体的にメニューの考え方も書いてあります。
1つ1つのレシピとして参考にする以外にも、食事の概念を考え直すきっかけになる作品だと思います。

Ghost of Tsushima / ゴースト・オブ・ツシマ
9

PS4ソフトのレビュー

対馬にモンゴル帝国が侵略してくるという物語です。
システムは境井仁(さかいじん)という主人公がモンゴルの兵士を倒していくというものです。冥人(くろうど)となりモンゴル兵士を暗殺したりする事が出来たり、正々堂々と一騎打ちしたりする事が出来ます。物語の流れはオープンワールドで広がったマップでクエストのような依頼を受けたり、ストーリーを展開させたりすることが出来ます。
各地で協力者を集めたり、武器を強くしたり、体力などを増やしたりとやりこみ要素が満載です。
草などの風の向きで自分がどこに向かえばいいかを教えてくれるので、いちいちマップを確認する必要がないのも大きな利点の一つとなると思います。

主人公のアクションバトルはとても気持ちの良いもので、隠れながら敵を暗殺するのも楽しく感じたり、敵が強くて倒せなかったら別の所でスキルを強くしたり、ゲームとしてとても面白い作品だと思います。
境井仁の武士道としての誇りや冥人になることでその誇りを捨てなくてはいけない葛藤のシーン、また、親友が裏切ってそれを倒さなくてはいけないシーンなど、サムライとして武士道を上手く描写している所が素晴らしいと思います。
一番凄いのはロード時間の短縮という所です。

バジリスク〜甲賀忍法帖〜 / Basilisk
9

人の想いが交錯する異能忍者アニメーション

『バジリスク~甲賀忍法帖~』はGONZO制作の2005年に放送されたアニメ作品です。
原作は忍法帖シリーズで有名な小説家・山田風太郎先生の『甲賀忍法帖』を、漫画家のせがわまさき先生が漫画化したものになります。

【簡単なあらすじ】
江戸前期の時代、伊賀と甲賀は不戦の条約が交わされているものの、過去のとある出来事がきっかけで非常に憎しみあっていました。

しかしあるとき徳川家康が世継ぎを選ぶ際、特殊能力を持った甲賀・伊賀の両10名の忍者達を戦わせ、最後に残った一人が伊賀側の忍びであれば竹千代を、甲賀側の忍びであれば国千代を跡継ぎにしようと計画し、伊賀と甲賀の不戦の条約を解いてしまいます。

甲賀の次期頭領・甲賀弦之介と伊賀の次期頭領・朧の二人は恋仲で、伊賀・甲賀の和睦の架け橋となろうとしていた直前に不戦の約定が解かれ、二人は死闘に巻き込まれていきます。
死闘の果ての伊賀・甲賀の忍達、弦之介と朧の行く末は…。

【個人的な感想・評価】
■忍者達の持つ特殊能力が面白い。
この作品に登場する忍び達はそれぞれ特殊能力を持っています。例えば蜘蛛のように壁を這いまわり、舌から粘液を出したり、毛髪を自由自在に操り攻撃したりと人間離れした能力を持っています。戦う相手によって能力の相性があるので、相手によっては簡単に勝てても、また違う能力を持つ相手には負けてしまったり、「そうきたか!」と唸らせるような設定になっていてそこに面白さを感じました。当然主役の弦之介と朧にも特殊な能力が備わっていますが、他の忍者達とは別格のものです。そのあたりはぜひ本編をご覧になってみてください。

■人の心の揺れが丁寧に描かれている
この作品はバトルだけではなく、戦いの中での家族への想い、仲間・恋人への想いなど、人から人への想いが丁寧に描かれていると思います。もともと憎みあっていた為喜んで戦いに身を投じていく忍び達ですが、戦いの中で相手の心に触れて感じ入るところがあったりする忍びがいたり、弦之介と戦うことに苦しむ朧を優しく支える忍がいたりと、登場人物達に血の通った人間らしさを感じることができます。人間離れした技を持っていても彼らは「人」なんだと感じました。しっかり「人」を描くことのできるアニメ作品は本当に素晴らしいと思います。

■弦之介と朧の想い
この二人はほかの忍びと違い、伊賀と甲賀の長い憎みあいに終止符を打ち、両組織の和睦を強く願っていました。そのさなかに戦いに巻き込まれていってしまい、その中で想いあう二人の姿に心が打たれます。大きな力の前での二人がどのように運命を辿っていくかが最大の見どころだと思います。

■最後に
上記にも記した通りこのアニメ作品は人間の気持ちの機敏が細かく描かれていて、普段アニメを観ないような大人の視聴にも耐えうる作品だと思っています。2005年作品のため少し時代を感じさせはしますが、丁寧な作画でバトルシーンも迫力があって圧巻です。
後世にも残したいと思わせるような名作ですので、是非ご覧になってみてください。