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妙にあっけらかんとしていた。
死んだ嫁が幽霊として出てくる話なのに、そこまで悲壮感がなくて夫婦で今までのことを振り返るって感じで、よかったです。永作博美さん演じる嫁さんが、すごくあっけらかんとしていて、ハンバーガーをほお張ったりしてるのがいいと思いました。あれは、だんなの幻覚だったのかもしれないけど、そういう幻覚を見るほど、彼女は明るくて、ポジティブでほんといい人だったんだろうなと思います。コミカルな演出だけど、ガン闘病のつらさはちゃんと描いていました。どんどん悪化する病状、つらいですよね。子どもも生まれて幸せなはずなのに、すごくつらいです。私がその立場だったらどうかとか考えてしまいます。そして、ブログってのはほんと記録になるし、自分の思いを吐き出すのにもいいし、旦那がそれをつけだしたけいいもよくわかるし、その書籍化に悩むくだりもわかりみでした。たしかに、それを本にすることに意味があるのかって気もアするし、周りが反対するのもなんとなくわかります。でも、こういう夫婦がいたんだってので勇気づけられる人もいるだろうし、すごく難しい問題だなって思いました。きっと、書籍化してもしなくてもどちらも正解だったのでしょう。主演の永作博美さんはかわいいし、佐々木蔵之介さんも年を重ねてもかっこいいしで、いいキャスティングでした。