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999o_o7のレビュー・評価・感想

ONE PIECE / ワンピース
10

老若男女楽しめる最高の作品

1997年から連載がスタートした海賊漫画の金字塔。
主人公の少年「ルフィ」が自分の住んでいた村からスタートし、様々な「冒険」「人」「敵」に出会いながら、成長していく物語です。

単純にバトル漫画として楽しむことができるうえ、数多くのキャラクターが登場するので、読者を飽きさせない要素が強いのが魅力の1つです。

そのため、大人に比べて集中力の少ない子どもたちにもとても読みやすいと思います。

また、仲間の絆にフォーカスを当てている話が多く、読者を感動させる演出で、涙なしでは語れません。

1つ紹介すると、ルフィの仲間で「ニコ・ロビン」というキャラクターがいるのですが、ある事件で、敵に捕まります。

その敵は世界規模の敵なのですが、それらを敵に回してでも、「ニコ・ロビン」を助けに行くシーンはとても感動的です。

子どもでも読みやすい反面、大人もどっぷりはまりやすい作品です。

バトル漫画としても秀逸なのですが、様々な伏線が仕掛けらており、ミステリアスな側面があります。

そのため、その伏線がどのように解消されるのか、推理小説を読んでいる感覚にも陥りやすく、良い意味で大人の頭を悩ませてくれる作品です。

Dの意思とは何か、古代兵器の「プルトン」「ポセイドン」「ウラヌス」は古代にどれだけの影響力があったのか、冒険上「最後の島」といわれる「ラフテル」はどこにあるのか?

そんな想像を膨らませるだけで、頭にいい刺激を与えてくれます。

多くの読者がいますので、きっとあなたの周りにも作品ファンがいるはずです。
まだ読んだことがなければ、ぜひ手に取って見てみてください。

ハイスクール・ミュージカル / High School Musical
10

青春映画と言ったらこれ!!!!!

この映画を見ると必ず恋をしたくなります!
舞台はイースト高校という高校で、バスケ部のエース、トロイと転校生のガブリエラが出会った場所です。
ストーリーが進むにつれて、この2人を見るたびににやけてしまうほど彼らはラブラブです!
高校で、運命の相手に出会った2人ですが、進路のことについて悩み始める時期でもあります。
進路か恋人か、究極の選択をしなくてはならない瞬間がいくつか訪れます。
この悩みは私自身も抱えたことがあるので、心から共感することができました。
また、劇中に出てくる歌も、心の葛藤を歌ったものが多いです。全てが名曲なので、お気に入りの曲がたくさんあります。
主演はザックエフロン、ヴァネッサハジェンズです。
歌がうまくて演技もダンスもできるザックエフロン演じるトロイをみたら世の女性はみんな彼に恋するでしょう。
アメリカの高校が舞台ということもあって、昼ごはんが給食ではなく、学食、制服ももちろんないというカルチャーの違いも楽しめる作品です。
さらに、この映画はシリーズが3あるので、連続して見るのも楽しいです。
1から3にかけて、2人を中心とした周りの成長も感じることができます。
まるで自分が彼らの保護者になったように。青春をもう一度感じたい人、もっと楽しみたい人におすすめの映画です!

ウィッシュルーム 天使の記憶
8

ウィッシュルーム、面白い

「DSで、ミステリー」というキャッチコピーで売り出されている『ウィッシュルーム 天使の記憶』はそのキャッチコピー通り、ニンテンドーDSの機能をフル扱ったアドベンチャーゲームです。
物語は1979年のアメリカにあるホテルを舞台に元刑事のセールスマンを務めている主人公が3年前に失踪した親友の行方を追いつつ、ホテルの宿泊客や従業員の秘密を探っていくというものです。
主人公は「願いが叶う部屋」と言われる部屋に泊まり、そこで一夜を明かす事になるのですが、雇い主からの依頼やお節介なところが原因で様々なキャラクターの胸の内を聞いていく事になります。
主人公を務めるのは33歳のおじさんですが、とても人間味のあるキャラクターでクールのように見えて一つの事に夢中になる子供っぽさがあったり、ちょっと失敗すると引きこもる繊細さがあったりと見ていて嫌にならないキャラクターでとても好感を持てました。
ちなみに彼が引きこもるような事になったらゲームオーバーですので、ご注意を。
また主人公に負けないぐらいに個性豊かなキャラクターが脇を固めています。頑固なホテルのマスター、前科持ちの従業員、親友の妹と同名の話せない少女などのキャラクターが主人公と対面します。
彼らの抱えている秘密は中々重たいものがあり、それを受け止める頃には各々の魅力に心を惹かれました。
ストーリーの不満点としてはホテルで起きた出来事は全て1日の中で行われている為、現実的に考えると非常に駆け足で進行する事になりますが、そこはゲームとして割り切った方が良いでしょう。
操作システムはDS本体を縦に持ち、2画面形式で主にタッチスクリーンの方で操作して、ゲームを進行させます。ただ主人公の移動速度が遅いので、せっかちな人イライラすると思います。
謎解き要素はタッチスクリーンで解くだけではなくマイクに息を吹き込んだり、DS本体を開閉したりして解いていく為、キャッチコピーに恥じないシステムとなっていて面白いと思いました。
またゲームの進行の要である会話画面は2画面故に1画面ずつキャラクターがいて、対話していきます。
会話パートでは時々選択肢が出てきますが、選択肢を誤るとホテルを追い出されたり、追及に失敗し引きこもってしまったりしてゲームオーバーになるので注意が必要です。
ただ突っ込むだけ突っ込んでいけば、意外と解決する事が多い為、自然な会話に近いとは言い難いと思います。
それでも会話パートにおけるキャラクターの動きは非常に細やかな故に動きだけでもとても楽しめる為、気にはならないでしょう。
音楽面ではサウンドトラックが発売されていない事が悔やまれるぐらい非常に高い水準の曲ばかりです。少しルーズな気分を表した曲、神秘的なピアノ曲、緊迫を表現した曲など場面ごとやキャラクターごとに曲が上手い具合にマッチしていて作品独特の雰囲気を醸し出していて、とても好きです。
ビジュアルの方ですが、会話パートのところで触れた通り、キャラクターの表現が非常に細やかで見ていて飽きがありません。
また各イベントごとに登場するお酒や食べ物、絵画などのディティールも非常に凝っていて、今すぐにでもそのホテルに泊まりに行きたいと思わせるには十分でした。
全体的な感想としては買ってプレイして損はないと思うぐらい物語やビジュアル、音楽のクオリティが高いと思います。
ただ操作面ではタッチスクリーンで操作するにあたっての誤操作や手間があるので、その点はどうしても不満があります。
またこのゲームには真エンディングや2週目要素があるのですが、1週目で真エンディングを達する条件が初見プレイだと厳しいです。
それでも2週目の条件は緩い方ですので、真エンディングを目指す方は2週目までプレイしてみてください。

三度目の殺人
7

裁判の裏側

普通の法廷劇とはちょっと違った作品。
なぜなら結局真実は分からないから。
つまり結局事件の真相が分からないまま終わる。
何も考えず見れば不完全燃焼な気持ちで終わってしまうだろう。
しかし是枝さんが伝えたかったのは、真相が分からなくても公判は続き、そして決着が着く。
そうでもしないと次々に舞い込んでくる事件の処理に支障をきたす。
そして評価にも影響してしまう。
(裁判官、検察官、弁護士などなど…)

つまり結局真実なんて誰も興味はないのだ。
実際世間の人達も、メディアの流す情報を真実と信じている人が大多数だろう。
「本当なの?」…そう思って行動した人はいるだろうか。
結局自分の周りに起こったこと以外は、他人事のように思ってしまうのだ。
そんな他人事のように思ってる人が人を裁けるのか…。
そんなテーマを掲げて作った作品。

内容は割と難解な部類で、一回見ただけでは理解できないかもしれない。
二回目、三回目と見て、ようやく理解できる作品。
結局真実が分からないという、不完全燃焼ゆえに賛否両論がある作品となっていて、好みは分かれると思う。
しかし是枝さんは必ずテーマを提示して作品を手掛けるので、そのテーマに気づいた上で見ると、より楽しく観れる作品なんじゃないかなと思う。