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6vyumyのレビュー・評価・感想

ONE PIECE / ワンピース
10

絶対に読むべき作品

「○〇編まで読んだ」「長すぎて脱落した」「絵が散らかっていて見づらい」など、20年以上連載しているためにこうした声も少なくありません。
「今更読み始めたら、ミーハーだと思われてしまうかもしれない」
そう思われるのが嫌で読まない方もいらっしゃることでしょう。
そんな皆さんにこそ、ぜひONE PIECEを呼んでいただきたいと思います。
週刊少年ジャンプで連載するONE PIECEを読んでみると週に一度1話ずつしか話が進まないため遅く感じるのも無理はありません。
しかもONE PIECEは月に一度休載があります。
さらに週刊少年ジャンプの合併号が重なればそれだけ話が進むのは遅くなってしまいますよね。
そのせいで過去脱落してきた方も多いです。
でも今、単行本で読み直して見てください。
当時話が進まずイライラしたかもしれませんが、単行本で読めばサクサク進み、ストレスなく読めます。
絵が散らかっていて読みづらいと感じる方はカラー版で読んでみてください。
カラーになるとめちゃくちゃ見やすく、ストレスもなくなります。
頂上戦争編ではエースの死亡がネタバレしてしまい、単行本派、アニメ派の方がネタバレの餌食になってしまいました。
ワンピースの正体やラフテルの場所などもきっとネタバレのせいで犠牲になる方が続出します。
だからこそネタバレされる前に脱落した方も再びONE PIECEを読み始めてほしいと思います。

2重螺旋の恋人
8

サイコスリラーと哲学と…溶け合う二重螺旋

この作品はフランソワ・オゾンの第8作目の監督作品です。ジョイス・キャロル・オーツの短編小説を組み込んだこの映画は、小説的な現実と幻想の溶け合う空間を見事に映像化した作品である。
(彼なら筒井康隆の『パプリカ』を実写映画化出来るのでは?!と思わされる程の完成度でした。)
ジャンルはエロティック・スリラー・ドラマ映画とジャンル分けされている。しかし、エロさ以上にこの映画はうちなる自己否定的感情から抜け出そうともがく女性の葛藤が描かれた作品であると私は感じた。
あらすじやストーリーを調べても、同じ職業で同じ顔で同じ声だが正反対の性格を持つ双子の男性の間で揺れる女性の話のようなことが書いてあることが多い。
しかし映画を見てみると、2人の間で揺れるというのは主題では無いと私は感じる。
どちらかと言えば、主人公の女性が自らの幸せな日常を自分の手で壊してしまうという事がメインだと感じた。
エロと言うよりも、その先の生命の誕生という神秘にフォーカスが当たっている。子供という存在を「愛の結晶」という例えがあるが、この映画の主人公は「愛の結晶」でなかったのだ。愛とは優しさだと言う人もいる。しかし時にそれは暴力になりうる。そんな危うさと曖昧さの中でもがく女性の葛藤が描かれた作品だと私は思う。

赤んぼってみんなカワイイの?
8

あっけらかんとしていて、いい。

赤んぼって、実は天使じゃない系育児漫画です。
この家はインコをたくさん飼っているのでときどき載るインコ話もおもしろいです。
この作者はインコの漫画も描いてます。
赤んぼがインコの餌のうち、ナッツとフルーツを取ってしまったり、インコ災難、、、って感じでした。
ここの親は、結構あっけらかんと子育てしている感じで、とてもいい家庭だなと思いました。
あんまり深刻にならないってのも子育てには大事っていうか、子ども相手にキレたりとかせずに済むコツかなと思ったりします。
トーコちゃんものびのび暮らしてるし、私もこどもがすごいイタズラしても、うわ、すごいことするなとある意味客観的に見て笑いたいなと思いました。
トーコちゃんは結構頭いいなと思います。
昼寝の時、ぬいぐるみをセッティングしたり、食い意地に特化していて、結構大胆なことをするし、生き抜く力のある子ではと思うし、そういうところを作者はかってるのかなと思います。
こどもができてから読むとそれはまたおもしろいけど、いないときから読んでて面白かったし、誰でも笑えるいい漫画だなと思います。
育児書がわりになるとかそんな感じではないけど、疲れた時読むと、ププッと笑えるコメディ漫画でした。