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3onagi-yuzukiのレビュー・評価・感想

妖精帝國 / Das Feenreich
8

美しい歌声に重なる重厚なロックソング

Vocalを務めるゆいさんの綺麗な歌声と、各楽器隊の重厚さがロック魂に響く良いバンドです。
ファンタジー的なテーマや歌詞が特徴的で、ロリっぽく甘い歌声とカッコよいクールな歌声でその様々な世界観を感じることができます。
そこに合わさる楽器隊のメタルサウンドがまた素晴らしく、一度聞くと耳に残るフレーズは何度でも聞き直してしまう程です。
CD等の音源で聞いてもとてもカッコよいのですが、ライブに行くと直接そのゴスロリ&メタルな雰囲気を感じることが出来ます。
特にギター、ベース、ドラムといったバンドの基本楽器は、その音だけでなく空気を伝わる振動まで感じられて、ライブ後もしばらくはその余韻に浸ってしまいます。
活動年数に対して楽曲数こそ多くはありませんが、その分全楽曲を覚えるのが容易なので、新しくファンになった方でもライブを楽しむことが出来ます。
楽曲以外でもメンバーがゴシックファッションやファンタジー風の衣装を着用しているのも特徴で、黒を基調としたそのファッションはとても美しく、単純に衣装を見るだけでも、その世界観に魅了されてしまう人もいるぐらいです。
ですが、是非そのヴィジュアルから来るインパクトだけではなく、歌と楽曲の素晴らしさを体験してみてください。

ワンパンマン / One-Punch Man
9

ギャグとストーリーのバランスが絶妙な作品

某アンパンのヒーローがモチーフになっている主人公サイタマが、どんな敵もワンパン(一撃)で倒すという作品。
文字通りどんな敵でもワンパンで倒してしまうため、街一つ崩壊させる敵や宇宙規模の敵でも全く相手にならないぐらい強いです。強くなり過ぎたことでサイタマは孤独感や退屈な気持ちを抱えていますが、それが原因で作風が暗くなったりすることはなく、真面目なシーンでもギャグ描写が炸裂したりするため、他のバトル漫画には無いギャップを感じられます。
この漫画ではサイタマ以外にもたくさんのヒーローキャラが登場しますが、多くのヒーローは敵である怪人に苦戦します。
基本的にサイタマは遅れて登場することが多いので、他のヒーローが苦戦して倒せなかった怪人を最後にワンパンで倒すというのがこの作品の主なパターンとなっています。
ですが、あまりに現実離れしすぎた強さのためか、当のサイタマは世間からは評価されず、手柄は他のヒーローのものになってしまうということがあり、歯がゆいなぁと感じてしまうこともあります。
また、サイタマ以外にも押しかけサイボーグの弟子、ストーカー忍者、エスパー姉妹など、個性的なキャラが多く、サイタマが遅れて登場するということもあって、他のヒーローの出番が多いため、バトルの展開も読者を飽きさせない作りになっています。
原作はweb漫画ですが、商業連載しているコミック版やアニメなどもあります。
アニメ版は2期まで放送されましたが、1期の最終回におけるバトルシーンはアニメ史にも残ると感じられるほど高いクオリティで作られており、バトル作品が好きな方には必ずおすすめしたい内容です。