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1ihyper-highspeedのレビュー・評価・感想

HELLDIVERS 2 / ヘルダイバー2
7

わちゃわちゃ楽しい

まず初めに、このゲームは命がかなり軽く、すぐにやられます。類似ゲームとしては「地球防衛軍」が挙がると思います。ゴキブリの様に敵が湧く中、広いマップ内をミッションをこなしながら自由に進みます。決まったミッション、任意のミッション等好きにプレイすることが可能。
何度も書いてますが、かなり敵が多いです。現代〜近未来の武器(爆撃やレーザーなど)多くの装備を利用して進みます。ただ単に銃を撃つだけでなく、コマンド入力などの要素があるものも。何よりわちゃわちゃ出来るため、友人とプレイすると楽しくてオススメ。同士討ちもある為、かなりハラハラします。 最大4人までのマルチプレイが可能で、クロスプレイ対応な為サクサクとゲームが進められます。わちゃわちゃ楽しみたい、という人にオススメです。値段も4000円台と他のゲームの半額程度。友達と、家族と、恋人と、ぜひプレイしてみてください。
気になる点は、難易度がかなり高い点です。序盤はいいですが、後半や高難易度の敵は硬くて倒すのすら一苦労。強武器と呼ばれるものが存在してしまうため、似たりよったりの装備になりがちな所は気になりました。発売してそれほど経っていないため、今後のアップデートに期待しましょう。

仮面ライダー1号 / Kamen Rider 1
8

仮面ライダーのすばらしさ

今回紹介するのは、仮面ライダー1号の漫画版です。タイトルは、ずばり「仮面ライダー」!
1971年に「ぼくらマガジン」という少年マガジンの兄弟誌で連載が始まりました。作者は、言うまでもないことですが、サイボーグ009などでおなじみの石ノ森章太郎先生です。その話が原作との印象が持たれがちですけれど、この漫画版、実はテレビの放送に合わせて作られた、いわばノベライズ作品とのことです。
だからなのか、第一話と第二話は、テレビ版の第一話とほとんど同じストーリーでした。とはいえ当然違いもありまして、変身の見せ方などは大きく違います。テレビ版ではバイク運転中に変身が完了するけど、漫画版では、仮面をかぶってからバイクの運転を始めています。
その他、細かい違いがあるけれど、特徴的なのは、漫画版ではショッカーの面々にたいして「仮面ライダー」と名乗りをあげていることですね。テレビ版をご覧になればわかることですが、実は誰も仮面ライダーと呼んでいません。本人の名乗りもないし、ショッカーの誰も仮面ライダーなどとは呼んでいないのです。正義のヒーローが、巨大な悪に対して、堂々と名乗りを上げているシーン、昭和の時代ならよくお目にかかれるシーンでした。そんなシーンを垣間見ることのできる仮面ライダー、単なるノベライズにとどまらない石ノ森テイスト満載の作品です。ぜひ手に取って読んでみることをお勧めいたします。

Another
8

死者はだれ?

主人公の榊原亘一(さかきばらこういち)は、病気療養の為に夜見山北中学校に転校してくるところから物語は始まります。
亘一は3年3組に入り、自己紹介の時にクラスメイトから何かに怯えたような雰囲気を感じ取っていました。
最初はなぜ怯えた雰囲気があるのかわからなかった亘一ですが、クラスメイトと話すうちに3年3組にはあるルールが存在する事を教えられます。
それは1人のクラスメイトを「いないもの」として扱うというルールでした。
そのルールが出来てしまった原因は数十年前の3年3組の話まで遡ります。
過去の3年3組では体の弱い生徒がおり、その子は卒業を待たずに病気で亡くなってしまいます。
その事を悲しんだクラスメイトはクラス全員で亡くなってしまった友人がまだ生きているという形をとり、死んだ事を無かった事にして学校生活を送る事にしました。
ですが、その行動がこれから数十年と続く3年3組の悲劇を生み出すことになってしまいます。
翌年の3年3組の生徒は、原因不明の事故や病気で多くの死者を出すことになりました。
それから何年も同じ現象が続き、その現象は「災厄」と呼ばれる事になります。
災厄から逃れた生徒達が、経験測からある規則性がある事を見つけだす事になります。
1、3年3組には死亡者が出る年、出ない年があり、始まるまでどちらか分からない。
2、3年3組には1人だけ過去に災厄で死んだ生徒が紛れ込んでおり、災厄を止めるには死者を見つけだし、再度殺すしかない。
3、死者に関する記憶、記録は書き換えられており、違和感無くクラスに溶けこんでいる。死者も自分が死んでいる事には気づいていない。
4、災厄が発生する前の年のように、クラスメイトの1人をいないものとして扱えば、災厄が止まる年もある。
サスペンスホラー系のアニメとなっております。
シリアス要素がかなり強く、グロテスクな表現も多い事から視聴の際は注意が必要です。
最終話は予想を良い意味で裏切った展開となりますが、視聴しながら予想を立てて見るのも面白いかもしれません。

フォスター・ザ・ピープル / Foster the People
10

未来感と温かみのあるインディー・ポップ

インディー・ポップのサウンドがいい味を出しているアメリカ、ロサンゼルスのバンドです。

エレクトロニックな音とロックバンドのサウンドのブレンドが絶妙。
ボーカルのマーク・フォスターのソウルを基盤にしているグルーヴィーな歌声が心地良く響きます。

2011年のファーストアルバム『Torches』は文句なしの楽しさ。
弾けるリズムがダンサブルな雰囲気にしています。
そして、どことなく朗らかな空気と未来感のあるサウンドが、新しい才能の到来を感じさせました。
どの曲をとっても楽しめるので、アルバム一枚通して聴くのがオススメ。
シングルカットされた『Pumped Up Kicks』がヒットチューンとなりました。

セカンドアルバムの『Supermodel』は2014年にリリース。
前作の陽気さが抑えられ、少し硬派になったイメージです。
引き締まったサウンドを聴かせ、ゆとりと攻めの抑揚が効いています。
技巧的な演奏もあり、実験的な試みがされた作品なのかもしれません。

さらに2017年に発売された『Scared Hearts Club』では美しくメランコリックな世界が展開。
温かみのあるバンドサウンドはそのままに、エレクトロニックな音の進化が見られます。
また、フォスターのボーカルもラップ調になったり、歌い上げたり、バリエーション豊かです。
楽しいだけじゃない、感動的なメロディーが心に響く傑作となりました。

満月をさがして
8

ただの変身アイドル物ではありません。

喉の病気で余命少ない12歳の少女、神山満月が、死神の力を借りて16歳に変身してアイドルになるというファンタジー漫画です。
全7巻という決して長くはない巻数なのですが、ストーリー展開や世界観のせいか20巻くらい読んだような気になってしまいます。
死神たちは可愛らしい見た目とは裏腹に様々な過去を抱えているし、生々しい大人の恋愛事情も出てくるし、これ本当に少女向け雑誌『りぼん』で連載していたの?と疑ってしまう程でした。
ただの変身アイドル物ではありません。満月も、ただ初恋の男の子との約束でアイドルを目指しているのかと思いきや、実は大きな秘密を抱えていて驚かされました。彼女の本心を知った時、その芯の強さに心を打たれます。何度も読み返しては、各所に散りばめられた伏線に唸りました。
人間と死神、本来では交わらないはずの者たちが交流を深めていくことで、世界が少しずつ変わっていきます。
根本には生と死というテーマがあり、キャラに感情移入して胸が苦しくなることもあります。
ですが最後はハッピーエンドで、少しだけ切なさが胸に宿り、そして心が温かくなる物語です。
アニメも放送されていましたが、終盤からの展開が大きく異なります。
子どもの頃にアニメだけ見ていた、という大人たちにも、是非読んでいただきたく思います。