amazarashi / アマザラシ

amazarashi / アマザラシ

amazarashiとは青森県で結成された日本のロックバンド。
時代をリアルに切り取る歌詞とメロディアスな楽曲、耳に心地よいミドルトーンの声。
アニメやゲーム業界とのタイアップを精力的にこなし、なおかつメンバーの顔写真が検索してもヒットしない謎に包まれたバンドである。
紗幕をステージ前面に張り、そこにタイポグラフィーと映像を投影するという独自のライブ演出が展開される。

amazarashi / アマザラシのレビュー・評価・感想 (2/2)

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amazarashi / アマザラシ
9

歌詞を見ながら聴きたいアーティスト

amazarashiは青森出身のシンガーソングライターであり、ボーカル・ギターの秋田ひろむ、ピアノの豊川真奈実によるロックバンド。この2人は地元青森駅の前で路上ライブをきっかけに様々な苦難を乗り越えて有名になりつつある。
リアル感があるのが曲の特徴である。曲のほとんどが実際に秋田ひろむが経験した体験談をもとに作られている。遅咲きであったからか、苦労した時に感じた世間、社会、周り、自分など、様々なことに対しての思いを言葉にして曲にしている。そのため歌詞には気持ちがこもっており、何かにぶち当たって前に進めない者、辛い思いをしている者、そんな人が聞くと共感する歌詞が多々出てきて、その中には救いとなる言葉があるかもしれない。そんな人たち以外も騙されたと思って数曲聞いてほしい。初めて聞く人は「暗い人だね」「曲調が悲しい」などと思うかもしれない。しかしよく聞いてみると最初は暗い人生について語るけれども、それがあってこその今がある、そんな人生にも後には明るい人生が待っているから諦めないでほしいなどの思いが込められている。人生は楽しいだけではない、悲しみ苦しみに日々追い込まれる時もあるだろう、今がその時ではないかもしれないが、もしそんな時はamazarashiの曲を聞いてほしい。オススメは「あんたへ」など。あなたの悩みを少しは助けてくれるかもしれない。

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8

脆く弱い人間の代弁者。amazarashiの魅力

SNSが普及し、人との繋がり方が多岐にわたるようになったこの社会。それと同時に人間関係も複雑化し、生きづらさを感じる人も多くなってきたのではないでしょうか。amazarashiは、そんな人々の人には言いづらいような悩みや思い、不安、不満を、まるで小説の一節のようなメッセージ性の強い歌詞で表現し、少ししゃがれていて、心に響くような特徴のある歌声で世に向けて叫んでくれます。人の弱さや苦しみを歌うため、amazarashiの曲は暗いものが多いと言われがちです。しかしamazarashiという名の由来は、「日常に降りかかる雨のような悲しみや苦しみに晒されている僕らだが、それでも生きていくということを歌いたい」という思いであり、amazarashiの曲のほとんどがこのコンセプトに基づいています。amazarashiの魅力は、ネガティブなことあるいは綺麗事だけを歌うのではなく、絶望の中に差し込む一筋の希望を歌っているという点だと思います。
amazarashiは、心の弱い私にとって、日々の苦しみを代弁しながら、一緒に生きていこうと励ましてくれる、人生の支えになってくれるような存在です。
私と同じように誰かの支え、救いが欲しいと思っている人は是非amazarashiの曲を聴いてみてください。

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10

私を救ってくれた音楽

amazarashiというロックバンドが大好きです。青森県出身の秋田ひろむさん(ボーカル&ギター)、豊川真奈美さん(キーボード)、サポートメンバーで構成されているバンドです。
私は動画サイトで偶然amazarashiの存在を知りました。いい意味での衝撃が走りました。歌詞が素晴らしい事はもちろん演出もインパクトがあります。
このバンドは姿を見せません。ライブでは彼らが演奏している舞台の前に白い幕を舞台に貼り、曲のPV映像だったり文字や写真だったり。演奏中の皆さんの様子は顔までははっきり見えませんが影として見ることができます。
もともと秋田さんが人前に出る事が苦手でこの様なスタイルになったとか。

曲作りは主に秋田さんが行っています。その歌詞も本当にストレートに心に入ってくるものばかりです。どちらかと言えば現代風な曲調ではなく、どちらかといえば少し懐かしい感じがするかもしれません。音楽なのですがどこか文学や物語を読んでいる様な言葉づかいや表現が多いです。ポエトリーリーディングもありメッセージ性が強く心に響きます。

amazarashiを知り始めた頃、私自身も自分の生き方に疑問を持ったり自分肯定することができませんでした。そんな時にamazarashiに出会いました。全ての私を認め前進することができました。これからは自分が受けた恩を返す番。amazarashiの曲を多くの人に知ってもらい前進してくれる人が増えたら嬉しいと思います。

amazarashi / アマザラシ
10

雨ざらしな日常。逆説的な希望。このバンド、唯一無二。

mazarashiは、ボーカルの秋田ひろむが中心となり活動する、日本のロックバンドである。
顔出しは一切しておらず、ライブでも逆光などを巧みに利用して顔を隠したパフォーマンスを行っている。
なんと言ってもその魅力は歌詞の世界観にある。

一度、バンドマンとして東京での挫折を経験した秋田ひろむ。そんな彼だからこそ、痛切に歌い上げる絶望、どん底、挫折、死などを彷彿とさせる歌詞は、そんな逆光から立ち上がる逆説的な希望を浮かび上がらせており、その説得感は凄まじいものである。
また、曲と一緒に歌詞を見てほしいという理由から、ライブではステージ前に薄いスクリーンを張り、そこに曲をイメージした映像や歌詞を映し出すというパフォーマンスも行っている。

amazarashiでは、秋田ひろむによる弾き語りも行っているのだが、圧倒的な歌唱力とそれに絡むギターは濃厚で、amazarashiのもつ魅力を最大限に引き出す楽曲になっている。
また、インストとしても手を抜いておらず、バックで流れるミュージックだけでも唸るような完成度を誇っており、楽曲に対する姿勢はプロそのもの。圧巻の一言である。
近年では、「東京喰種」や「僕のヒーローアカデミア」などのアニメのタイアップから、「菅田将暉」への楽曲提供など、表舞台での活動も増えてきたamazarashi。

あなたにも、このバンドの持つ絶対的な世界観を、是非一度体験してみてもらいたい。

amazarashi / アマザラシ
7

タイトルなし

私が好きな音楽は季節は次々死んでいくです。この曲は日本語と英単語が入っていて、人生の応援歌になっています。
この曲は人生の無常な感じが歌詞に書かれていますが、ほんの少し人生の希望を感じさせるフレーズがあり、聞いていて深い歌詞だと思いました。
また、この曲のPVでは詩人谷川俊太郎の詩が採用されていて、歌詞にリアリティがあるのが特徴的です。この作品は人生において、生きにくいと感じている悩みが多い
人に是非とも聞いてほしい音楽だと思いました。暗い内容が多い歌詞ですが、悩みを感じている人にとって共感できる内容となっているのでメッセージ性が込められています。
この曲を歌っているamazarashiというバンドは人生における葛藤の時を歌詞にして書く事が多いのが特徴で、爽やかな歌い方とメッセージ性のある歌詞にギャップがあります。不平等な現実の社会にメッセージを投げかけたり、ポップなサウンドを奏でるのが、amazarashiの特徴です。amazarashiは実は作家である太宰治にも影響を受けていて、歌詞全体で文学のような感じがします。バンドはギターベースドラムにキーボードのメンバーで構成されています。amazarashiは今人気が上がっているバンドです。

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8

叙情的でオリジナリティーのあるバンド、amazarashi

このバンドはとにかく歌詞がいい。曲もいいが、歌詞重視の方におすすめしたい。上辺だけの前向きでありきたりな歌詞にうんざりな方、吐き出したい暗い感情を秘めた方、そして根暗amazarashiを聴いて下さい。

まず最初に聴くのにおすすめしたい曲は「空っぽの空に潰される」です。
友人にも勧めたことがありますが、この曲については比較的ポップスばかり聴いている友人にもすんなり受け入れられた、聴きやすい曲調です。もちろん歌詞もいい。2011〜2012年頃に有線でこの曲が結構流れていたようだから、聴いたことある方もいらっしゃるはず。ちなみに友人は『必ず死ぬと書いて必死 夢の中と書いて夢中』という部分の歌詞が耳に残ったとのことでした。自分は『死にたいと言えば気持ちいいか そこから踏み出したくはないか』という部分が好きです。
これを聴いた当時、SNSで死にたい、死にたい、と毎日呟いていた自分がいました。amazarashiの曲には随分励まされました。

さらにYouTubeで公式でかっこいいMVが見れます。この曲に限らず、一部の曲はまるごと公式がMVごと配信しているので是非見て下さい。
ちなみにamazarashiというバンド名は「日常に降りかかる悲しみや苦しみを雨に例え、僕らは雨曝しだが“それでも”というところを歌いたい」から名付けられたらしいです。どの曲の歌詞にもそのイメージが強く、暗い暗い感情を吐き出しながらも、それでも、という内容のものが多い印象です。ハッピーエンドではないけれど、バッドエンドでもない。暗いだけでは終わらせない、そんなバンドです。

あなたにぴったりな曲がありますように。

amazarashi / アマザラシ
8

好みが分かれるかも

amazarashiは、2009年11月に活動を開始したバンドで、作詞・作曲・ギター・ボーカルの秋田ひろむと、キーボードの豊川真奈美の2人から構成されています。
最近聞いてとてもハマってます。バンド名は「日常に降りかかる悲しみや苦しみを雨に例え、僕らは雨曝しだが“それでも”というところを歌いたい」から名付けられたそうです。
第一印象としては残酷だったり、ダークな部分を感じるような曲が多く、好みが分かれそうなバンドだなと感じました。でもそれだけでなく、希望や励ましなどの明るい曲もあります。
バンド名の由来からも分かる通り、すごく文学的な歌詞の曲ばかりで、日常生活に悩みがあったり、ストレスを抱えている時などに聞くと、すごく心に刺さる曲が多いとも感じました。
また、数多くの芸能人やアーティストの方がamazarashiを支持しています(Mr.Childrenの桜井さんや漫画家の石田スイさんなど)。
PVなども合わせて曲を聞くと歌詞に込められた意味などが分かるのでオススメです。
顔出しをしていないミステリアスな部分もとても好きです。

amazarashi / アマザラシ
9

心に響く

amazarashiはキャッチ―なメロディや歌詞ではなく、その心に響く歌詞とボーカルである秋田さんの力強く訴えかけてくるような声が特徴的です。
自分は『つじつま合わせに生まれた僕ら』という曲からファンとなり、5年以上好きでい続けています。amazarashiのもう一つの特徴といえば、秋田さんが顔出ししていないところにあります。秋田さんは、いつもつばの大きい帽子をかぶっていて、PVなどではちょうど良く顔が影になり、顔が見えなくなっています。そこが神秘的で、秋田さんがどのような人物なのか、想像を掻き立てられます。また、PVも独特な世界観です。PVに良く出演しているタコのような生き物ですが、とても可愛いときもあれば、言葉にうまく言い表せないような独特で奇妙な雰囲気を醸し出している時もあります。それも秋田さんが作成された曲と相まっての効果だと思います。去年の年末にあった、カウントダウンジャパンに出演しているamazarashiを見に行きましたが、想像を超える迫力で、amazarashiの魅力に触れることができました。これから、多くの人にamazarashiを知ってもらいたいです。

amazarashi / アマザラシ
10

心に響きまくる歌詞

amazarashiは青森出身のバンドです。作詞作曲も手掛ける秋田さんの曲はどれも素晴らしく、友達におすすめされた瞬間にドはまりしました。その曲が「つじつま合わせ生まれた僕ら」という曲です。この曲は世界の理不尽というか、世界の流れを歌っているようで、とても心に残っています。その後たくさんの曲が大好きになりました。
僕は小さいころから好きな歌手がいなくて、いろいろな曲を聴いていました。その中で、amazarashiが初めて好きになったアーティストでした。amazarashiの存在を知ってから約6年くらいになりますが、今でもamazarashiへの熱は冷めることはなく、毎日聴いています。通勤、休憩、ランニングの時などイヤホンを付けられるときはずっと聞いています。去年の年末にあったカウントダウンジャパンではamazarashiを聞くために12月28日のチケットを買いました。行ってみるとスクリーンにamazarashiが映っており本当にいるんだと改めて実感することができました。顔が見えないのが特徴ですが、そのミステリアスな感じもとてもいいです。