翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~

翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~のレビュー・評価・感想

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翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~
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『翔んで埼玉~琵琶湖より愛を込めて~』で演技が光っていたのははこの人だった!

11/23に公開させた同映画は、12/3までの週末動員数と興収ランキングで2週続けてトップに立ちました。
同作品は1作目は東京都民に迫害を受けていた埼玉県民が、自由を勝ち取るために立ち上がる作品でした。
今回の作品は関西へと進出してバトルが勃発するストーリーとなっています。

その魅力を探ってみましょう。
その①【キャストの郷土愛が異常すぎる!】
キャストには実際の郷土出身の人が選ばれており、この人たちの郷土愛が恐ろしいほど忠実に描かれています。
特に大阪知事・嘉祥寺役の片岡愛之助は、たこ焼きに使われる「白い粉」を使って全国を大阪府民化させようとします。バカバカしい脚本に笑みさえこぼれます。

その②【この人の演技が映画を引き立てている!】
1作目のヒットの功労者は壇ノ浦役の二階堂ふみでしょう。異常なまでの麻美役のGACKT愛は恐ろしいほどでした。
今回2作目で演技が光ったのは、滋賀開放戦線の桔梗役の杏です。
作品の中で「桔梗は麻美の妹」と判明します。杏はジャンヌ・ダルクを彷彿とさせるような、「指導者」としての演技が秀逸です。「女性の男役を演じさせれば右に出る人は中々いないのでは?」と思わせるほどに素晴らしかったです。「さすが世界の渡辺謙の娘」と称賛されることでしょう。

福岡出身の有名俳優からは3作目の出演の要望もあるようなので、まだまだ『翔んで埼玉』熱が冷めることはないかと思われます。