ジャンゴ 繋がれざる者

『ジャンゴ 繋がれざる者』は、クエンティン・タランティーノが監督・脚本を手掛けた、2012年に公開されたアメリカ映画である。南北戦争時代のアメリカを舞台に、元奴隷のジャンゴが自由を手に入れた後、ドイツ系賞金稼ぎのキング・シュルツと共にジャンゴの妻ブルーム・ヒルズ・ブリトルズを捜す旅を繰り広げる物語。
主人公ジャンゴを演じたのはジェイミー・フォックス、キング・シュルツ役はクリストフ・ヴァルツが務めた。また、ブルーム・ヒルズ・ブリトルズの一員として、レオナルド・ディカプリオが悪役カルヴィン・キャンディを演じ、キャンディの家族の一員で副官のスティーブンをサミュエル・L・ジャクソンが演じている。
本作はタランティーノ監督の代表作の一つであり、アメリカ南北戦争時代における奴隷制度や人種差別、そして復讐や愛を描いた作品として高い評価を受けている。また、暴力的なシーンやタランティーノ監督が得意とする映画音楽の使い方も話題になった。
第85回アカデミー賞では、脚色賞、助演男優賞(クリストフ・ヴァルツ)を受賞し、主演男優賞(ジェイミー・フォックス)や作品賞、監督賞などにもノミネートされた。

ジャンゴ 繋がれざる者のレビュー・評価・感想

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ジャンゴ 繋がれざる者
9

王道なストーリーだが、設定が新鮮

2012年公開の米映画 クエンティン・タランティーノ監督の作品です。
(有名な監督作品としては、「キル・ビル」「パルプフィクション」「ワンスアポンアタイムインハリウッド」などがあります。)

<あらすじ>
南北戦争前のアメリカ、ドイツ人の賞金稼ぎのシュルツは、追っている賞金首の顔を知る黒人奴隷のジャンゴを手に入れた。
黒人奴隷制を嫌うシュルツは、賞金首を無事に始末して、ジャンゴを解放すると、賞金首稼ぎの相棒として迎え入れた。
ジャンゴには生き別れの妻がいて、冬の間に賞金首稼ぎの仕事を手伝えば、妻探しを手伝うとシュルツは約束する。
ジャンゴは無事に妻を見つけ出すことができるのか。
<個人の感想>
王道なストーリーが好きな人は間違く気に入ると思います。
また、本作の個人的な見どころとしては、4点あります。
1屋敷内でのガンアクションシーンがあるのですが、今までの西部劇にない臨場感やスピード感のあるシーンになっていて、とても見ごたえがある。
2ジャンゴは元々、白人に反抗できないただの黒人奴隷だったのですが、シュルツの元で教養や銃の腕前を身に着けて、最後の方は誰にも縛られない本当の自由を手に入れる所に深く感動しました。
3キャストにレオナルドディカプリオとサミュエルLジャクソンが出ているのですが、完全なる悪役で登場しており、何とも新鮮で、なおかつすごい嫌な役なので必見です。
4タランティーノ監督は大概、自分の作品にちょっとだけ出演します。今作もしっかり監督が作中に登場するので、是非探してみてください。