めぐりあう時間たち

めぐりあう時間たちのレビュー・評価・感想

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めぐりあう時間たち
6

見ていて疲れる。

3人の女性の話がつながっていくというお話でした。情緒不安定な女性たちが主役でどの話も暗かったです。どこがどうつながるのか、最初はちょっと複雑なところがあるかもしれません。また見ていて疲れるところがあります。精神を病むとほんと大変だと思うし、一見いい夫がいるじゃんとか子どもがいるじゃんってなっても、幸せになれないのは理解できます。でも、ヴァージニアの夫がすごく不憫だったし、周りにも共感しちゃってあまり主人公たちに感情移入できませんでした。私はこの話の背景を全然知らなかったので、最初に入水シーンが出てきて、でも助かるんだろうなと思ってたから、びっくりしました。すごく悲しいことですが、耐えられないこともあるんですね。女優陣はすばらしく、ニコール・キッドマンは、彼女とは思えない感じだったし、すごい役作りができていたし、ジュリアン・ムーアも暗い感じがして、いかにも生活に疲れた奥さんって感じでした。メリル・ストリープもやはり美しいし、一見世話焼きのなんの問題もないように見えて沸沸としたものがある感があってよかったです。自分がしんどい時に見るときついけど、よくできた話だったと思います。賞を取ったのも伊達じゃないなって思いました。