名探偵コナン 瞳の中の暗殺者

名探偵コナン 瞳の中の暗殺者のレビュー・評価・感想

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名探偵コナン 瞳の中の暗殺者
9

記憶喪失の愛する者を全力で守り、本心の言葉を伝え続ける

コナンは、新一の声で蘭と電話していた時に電話ボックスの横を通った、少年探偵団が気になりました。コナンが声をかけると、少年探偵団は彼にクイズを出します。
少年探偵団が緑から赤に点滅している横断歩道を渡ろうとすると、男性に止められました。信号が緑に変わるのを待っていた少年探偵団に、コナンが「あの人の職業は何だ」とクイズを出しました。悩んだ末降参した少年探偵団に、コナンが刑事であることを教えました。
コナンたちが横断歩道を渡った直後、刑事が撃たれてしまいました。コナンは刑事に駆け寄りましたが、胸を押さえたまま亡くなりました。その後、次々と刑事が亡くなる連続事件が起こりました。

そんなときコナンたちは警察官の妹が主役のパーティーに呼ばれます。そこには多くの警察関係者がおり、事件の影響でピリピリしていました。
蘭はトイレで佐藤美和子刑事に会います。楽しく会話をしていたら停電になり、佐藤刑事が何者かに撃たれました。佐藤刑事が撃たれたショックで気を失い、記憶喪失になってしまった蘭の記憶を取り戻すため、コナンは事件の謎を解くことにしました。

記憶を失った蘭と、コナン(新一)の関係性が見所です。
記憶を失い、大切な家族や友人も全て忘れてしまった蘭の状態にコナンはショックを受け、犯人に狙われているとわかった蘭を命を懸けて守りました。
記憶を取り戻してもらうため、2人の思い出の地であるトロピカルランドで、コナン(新一)が蘭に本心を伝えるシーンが良いです。

普段コナンとして過ごしている新一が蘭のために苦しみ、悲しみながら、必死に事件を解く姿が何とも言えません。この映画は、蘭とコナン(新一)がお互いにどれだけ強く思っているのかがとてもよくわかる作品です。記憶がない真っ白な状態で、蘭がコナン(新一)の行動や言葉を受け止めるため、ストレートな愛の強さが見られます。

名探偵コナン 瞳の中の暗殺者
10

蘭がまさかの記憶喪失!?蘭を守りながら犯人を捕まえられるのか!?

ある雨の日、少年探偵団達は奈良沢治警部補が拳銃で撃たれたのを目撃する。現場の状況から、犯人が左利きであり警察関係者だと考えられた。同日夜、マンションの地下駐車場では芝陽一郎巡査部長が射殺される。
そんな中、白鳥警部の妹の結婚を祝う会が開かれ、コナン、蘭、小五郎、蘭の母で小五郎の妻である妃英理とともに出席する。パーティー会場には、小五郎の刑事時代の上司である小田切敏郎警視長や、敏郎の息子でミュージシャンの小田切敏也、白鳥の主治医の心療科医師である風戸京介も参加していた。
蘭と佐藤刑事がトイレに居たときに突然停電する。化粧台の物入れ内に点灯した状態の懐中電灯を発見した蘭はそれを取り出すが、その光が原因で佐藤が銃撃され、蘭も気絶する。蘭と佐藤は病院に運ばれ、佐藤は重傷。蘭は外傷は無かったが記憶喪失になってしまう。蘭は自分のせいで佐藤刑事が打たれてしまったショックで記憶を失ってしまったのだ。
また蘭は犯人を目撃していたため、命を狙われてしまう。その後、自宅で保護されながら暮らしていた蘭は、かつて新一とともに行ったトロピカルランドに見覚えがあると言い出し、一行はトロピカルランドへ向かうことに。しかし、犯人もトロピカルランドに向かい、蘭は狙われてしまう。
果たしてコナンは蘭を守ることが出来るのか?犯人を捕まえることが出来るのか?そして、蘭は家族やコナン、そして新一を思い出すことが出来るのか?
全てのカギは蘭の瞳の中に。