ハンブレッダーズ / Humbreaders

ハンブレッダーズ / Humbreadersのレビュー・評価・感想

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ハンブレッダーズ / Humbreaders
10

ハンブレッダーズは最高

青春を歌うアーティスト。
甘酸っぱい恋を歌った歌詞の曲が多く、たくさんの方に共感していただけると思う。片思いをしていた時に、とても深く心に刺さりました。
カッコいい、楽しいロックな曲も多数あるので、失恋して憂鬱な時にいい気分で盛り上がりたいときやゆっくり落ち着きたいときなど、いつ聞いてもいいなと感じます。

庶民的な表現が多く距離感が近く感じるので、そこもこのアーティストの曲の共感しやすいところだと思います。
カラオケなどで歌うと盛り上がりそうではありますが、全体的にハンブレッダーズの曲はキーが高いので少し歌い辛いです。それでも頑張って歌いたいくらいにカッコいいアーティストです。

個人的に好きなフレーズは「人づてに聞いた言葉じゃものたりないのさ」。まさに童心を忘れないといった感じです。
ほかの曲も明るくキラキラした曲ばかりで、自分はドライブ時にいつも聞いています。
寝坊した朝に目を覚まさせてくれますし、気分のいい昼下がりにリラックスできます。あがりたいことに夜のドライブの盛り上げ役もしてくれます。

ファンクラブ会員は「帰宅部」と称されます。だらっと、時にシャキッとしたハンブレッダーズのメンバー、歌詞、そしてファンの人々にまさにぴったりですね!

ハンブレッダーズ / Humbreaders
10

ハンブレッダーズというのは

栃木から生まれたバンド、ハンブレッダーズは約50強曲出しており、人気のバンドです。4人組のバンドでギター兼ボーカル、ギター、ベース、ドラムの構成で活動しています。ハンブレッダーズが出す曲は、青春ポップよりの曲調で、曲を聞けば学生時代の青春を思い出せるような曲になっております。私にその青春をより深く思い出させてくれた曲が、「DAY DREAM BEAT」という曲になっています。この曲は、学生時代にイヤホンから流れる曲が体や口に出てしまったり、下校中の夕日が聞いている曲によりエモく感じられたりと一日中曲を聴き音楽を愛している主人公を描いた曲です。この曲の歌詞の中で特に良いと感じれられるところが、「人目につかない程度のヘッドパンキング、ドラムも叩けないくせに刻むビート…」学生時代によくやったなと思わせられるシチュエーションがこの歌詞にあり、共感できる部分がたくさんあります。他にも「一緒に帰る友達がいなくてよかったな…」という歌詞があり、一見友達のことが嫌いなのかということになりますが、この曲を終始聞くとその内容が変わってきます。もし友達がいた場合、話すのがメインになり音楽が聞けなくなりますが、友達がいないと帰り道もイヤフォンをつけて音楽を聴けるからという歌詞の表現があり、とても共感ができました。もちろん楽器隊のリズム感が良く気持ちが上がる曲になっています。心が沈んで落ち込んでいる時に「DAY DREAM BEAT」を聞くと元気になり、頑張ろうという気持ちになると思います。おすすめです。

ハンブレッダーズ / Humbreaders
9

ロックもポップも打破していく新時代の“音楽”

彼らの曲の一番の良さは「耳馴染みの良さ」です。
近年は「心に響く歌詞」に注目が集まっていて、特に共感できる歌詞の曲が爆発的にヒットする傾向が強いです。
しかし、『ハンブレッダーズ』の曲はなんと言ってもまず、メロディラインやBGMも含めて「曲自体」が素晴らしいです。
懐かしくもあり親しみやすくもあるメロディが聴く人の興味を一気に惹きつけ、それでいて歌詞も楽器の一つとして扱っていて、
“音”と真剣に向き合って音楽を作ったり届けたりしているのが伝わってきます。
気持ちの良い韻を踏んだなと思いきや、いきなり現代的なメッセージを取り入れてきたりと歌詞で遊ぶこともしたりします。
このように『ハンブレッダーズ』の曲には“懐かしさ”と“新しさ”が共存していて、
両者の良い部分のみが約3分間に凝縮されたかのような曲が数多くあるのが魅力です。
まだ若手バンドということで、演奏や歌詞に若干の荒々しさや青さがあるのもまた彼らの魅力となっていると思います。
ライブバンドと称されメディア露出のほとんどない彼らですが、若々しい勢いと魂のある音楽をもっとたくさんの人たちに聴いてもらい、
「耳が気持ちがいい」感覚を味わってほしいなと思っています。

ハンブレッダーズ / Humbreaders
8

高校生に聞いてほしい青春ロックバンド

ハンブレッダーズは大阪発の3人組ロックバンドで、ムツムロ アキラ(Vo, G)、でらし(B, Cho)、木島(Dr)のメンバーで構成されている。
『ネバーエンディング青春』という言葉を掲げ、青春について熱くエモく歌い上げているが、彼ら自身によると学生時代はスクールカーストの底辺にいるような目立たない青春時代を過ごしたという。
だからこそなのか、青春というあまりにも大きな概念を歌っているにもかかわらず、聞き手の体験とリンクしたり、あの時のあの感情はこういうことだったのかと今更になって答えがわかったりする。
2018年1月に発売された【純異性交遊】に収録されている【スクールマジシャンガール(純mix)】は高校生に是非聞いてほしい。
学生時代に素直になれない恋愛について、恥ずかしいくらいにストレートに歌われる。
でもメロディーはかっこよく、疾走感があり、聞き終わった後に残るのは羞恥ではなく高揚感。
是非この曲を聞いて後悔のない青春時代を過ごしてほしい。
2020年2月に発売された【ユースレスマシン】に収録されている【大掃除の後】という曲もおすすめだ。
『修学旅行の夜中みたいな でたらめな心で出かけよう』という歌詞が出てくるのだが、このなんとも言えないエモさを高校生男子なら誰しも経験しているはずだ。
こういった歌詞を青春時代に聞けたらどれだけ、どれだけ青春時代というものが尊いものか当時、気づけたかもしれない。
親、先生や友達など周りの人の意見も素直に聞きたくない年頃真っ盛りの高校生の皆さんもぜひハンブレッダーズの言葉は聞いてほしい。