はるまきごはん

はるまきごはんは、日本のミュージシャン・イラストレーター・アニメーターである。自身を中心としたアニメーション制作スタジオ・「スタジオごはん」のメインクリエイターでもある。作風は繊細かつどこか寂しげで、エモーショナルである。
2014年2月7日、「WhiteNoise」でボカロPデビュー。
2017年5月10日より1st同人フルアルバム「BLUE ENDING NOVA」が全国発売開始。「銀河録」「フォトンブルー」など、ギターサウンドが光る楽曲の詰まった作品となった。
2018年2月16日、「メルティランドナイトメア」を投稿。同曲は2022年3月現在、ニコニコ動画で200万回再生、YouTubeで960万回再生を記録し、自身最大のヒットとなっている。
2019年3月2日、初ワンマンライブ「ドリームシネマ」を開催。
2020年11月15日、「はるまきごはん2020ワンマンライブ『ふたりの結論』」を開催。特殊スクリーンを使用し、描き下ろしのアニメーションとともに「再会」などの「ふたりの」シリーズ楽曲が中心に披露された。
2021年、12人のボカロPによるコラボコンピレーションアルバム「キメラ」に参加。煮ル果実と合同で「運命」「フランケンX」を制作。「ダンスロボットダンスアレンジメドレー(キメラver)」にも参加した。

はるまきごはんのレビュー・評価・感想

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はるまきごはん
9

音楽も絵も動画も一人でこなす!?天才ボカロP、はるまきごはんの魅力

はるまきごはんさんは、主にYoutubeやニコニコ動画といった動画配信サイトで活躍している人気ボカロPです。
動画の投稿だけでなく、2016年には初のフルアルバム『BLUE ENDING NOVA』をリリース、さらに2019年には初ワンマンライブ「ドリームシネマ」を開催するなど、その活動は多岐にわたります。

そんなはるまきごはんさんの「凄さ」は、なんといっても動画制作にあります。
普通、ボーカロイド楽曲の動画配信サイトへの投稿は、楽曲制作までをボカロPが担当し、動画化するにあたってそのPV制作(絵、アニメーション、テロップなどの制作)をそれぞれを得意とする別の人に依頼するという形で進めます。
しかし、はるまきごはんさんは、作詞、作曲、絵、アニメーションというすべての動画制作工程を一人でこなしてしまうのです。
(2019年の「再会」以降の楽曲ではスタジオごはんというチームでアニメーション制作を分担しているそうですが、それまでは完全に一人での制作でした)
さらに自分で歌唱したカバー楽曲も投稿しており、「あとは踊るだけ」といわれたり、(活動名になぞらえて)「自炊している」と称されることも…。

そうして動画制作を一人で行っていることで、はるまきごはんさんの作品には、独特な「世界観」が生まれます。この世界観につい引き込まれてしまうのが、はるまきごはんさんの最大の魅力です。
さらに、この世界観は1楽曲にとどまりません。2020年にリリースされたフルアルバム「ふたりの」は、二人の少女を主人公とした壮大な物語が、およそ10曲にわたって語られるという設定になっており、こちらも大きな人気を集めました。

このレビューだけでは楽曲の良さは語り切れません。
これを読んだ方には、ぜひはるまきごはんさんの魅力をその目と耳で感じていただくべく、実際に動画を視聴してみることをお勧めします。
文字通り「天才」ボカロPはるまきごはんの、今後の活躍にも期待です!